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2021.08.20

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■ バング&オルフセン「Beoplay EQ」

“音”にはもっとお金をかけていい──トップ実業家が選ぶ高機能イヤホンとは?

バング&オルフセン「Beoplay EQ」を著名ビジネスパーソンが実機レビュー! A.T.カーニー日本法人会長・梅澤高明さん、青山学院大学教授/ビジネスコンサルタント・松永 エリック・匡史さん、LEON.JP副編集長・高橋 大による「音好き」な大人3名のクロストーク&選曲リストを一挙大公開いたします!

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写真/田中駿伍(maettico) 取材・文/平井敦貴 撮影協力/東京エディション虎ノ門

“音好き”な大人は何を聴く?

かつてはミュージシャンを志し、現在はA.T.カーニー日本法人会長を務める梅澤高明さん。15歳でプロミュージシャンとなり、現在は青山学院大学の教授を務める傍らビジネスコンサルタントとして活躍する松永 エリック・匡史さん。そして、編集部で最も音にこだわりをもつ副編集長・高橋 大の3名によるクロストーク。

今回はバング&オルフセンの新作イヤホン「Beoplay EQ」を試聴し、その音質に合うプレイリストをそれぞれ作成いただきました。

果たして「音好き」な大人たちはどんな音楽を選ぶのか、ぜひ注目を──。

梅澤高明(写真中)
1962年生まれ。東京大学在学中にゴシック・ロックバンド「G-Schumitt」を結成し、ベーシストとして活動。通算9枚のLP・EP・CD制作に参加。現在はA.T.カーニー日本法人会長を務める傍ら、一般社団法人ナイトタイムエコノミー推進協議会の理事など様々なプロジェクトに携わる。2年前よりDJ活動も行っている。

松永 エリック・匡史(写真右)
1967年生まれ。幼少期を南米(ドミニカ共和国)で過ごし、15歳からプロミュージシャン・ギタリストとして活動。バークリー音楽院でジャズを学ぶ。現在は青山学院大学地球社会共生学部で教鞭を執る傍ら、ビジネスコンサルタントとして大手企業を中心にデジタル変革を行なう。実業家・音楽家など様々な顔をもつマルチプレイヤー。

高橋 大(写真左)
1970年生まれ。学生時代より六本木のディスコを中心にDJ活動を行う。様々なメディアの編集職を経て、現在はLEON.JP副編集長に。

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布袋、レベッカ、パーソンズ、1年後にはみんな武道館に行っていた

▲ 梅澤高明さん。
高橋 大(以下、高橋)「梅澤さん、エリックさんは、それぞれ過去にミュージシャンとして活動されていたとお聞きしました。僕は学生時代にちょこっとDJをやっていた程度で大変お恥ずかしいのですが、まずはそのキャリアをお聞かせください」

梅澤高明(以下、梅澤)「僕は学生時代にバンド(G-Schmitt)を組んでベースを弾き、作曲・編曲を担当していました。同じインディーズレーベルで活動し、イベントやツアーでも良くご一緒したのがAUTO-MOD(オートモッド)というバンドです。ギターが布袋寅泰さん、ドラムが高橋まことさん(BOØWY)、そしてベースが渡邉貢さん(パーソンズ)という後のビッグスターが集結したバンドでした。それからレベッカも対バンで何度かご一緒しました。一緒に出演していて『いい音楽を作るな』って思っていたのですが、1年後に彼らは武道館に行っていた(笑)。

特に布袋さんやレベッカのNOKKOさんは、ステージに立つと本当にカッコ良くてオーラが半端なかった。そんな彼らを見て、僕はバンドをすっぱり辞めて就職をするんですが、ある意味、こうして普通の社会人になれたのは彼らのおかげだったのかもしれません(笑)」
▲ 松永 エリック・匡史さん。
松永 エリック・匡史(以下、エリック)「僕はメジャーデビューを目指すような表舞台に立つのではなく裏方の人間で、有名な歌手のバックで演奏する職人のようなギタリストでした。ジャズが大好きで渡辺香津美さんの御指南を受けたのですが、ジャズではなかなか食えないので大物演歌歌手やアイドルのバックで弾いたりしていました」

梅澤「渡辺さんのもとで! その流れでバークリー(音楽院)に?」

エリック「そうですね、国立音大からバークリー音楽院に留学しました。バークリーでは、ジョン・スコフィールドやマイク・スターンなどのレジェンドたちと、直にコミュニケーションできたのが夢のようでした。エディ・ヴァン・ヘイレンがふらっと来て目の前で生音の演奏を聴けたこともありました。

また、夏の期間には西海岸のMI(Musicians Institute)で学びました。当時(1988年頃)のアメリカ西海岸はハードロックが全盛で、スイープピッキングの元祖フランク・ギャンバレや、スコット・ヘンダーソン、後にMR.BIGのギタリストになるポール・ギルバートと出会ったり、その影響もすごく受けましたね」

高橋「序盤から錚々たるお名前が(笑)。ちなみに今はおふたりとも音楽から離れているのでしょうか?」

梅澤「僕は今、DJとしても地味に活動しています。きっかけは、2019年春にナイトタイムエコノミー推進協議会という社団法人を立ち上げたこと。地方に夜のコンテンツを増やすことで観光を盛り上げたり、都市の音楽ベニューやイベントなどナイトカルチャーを支援したりすることが目的です。その活動で色々な現場に入っているうちに、自分ももう一回プレイヤーになりたくなったというか。それからプロのDJを家庭教師につけて特訓し、銀座や渋谷のクラブでデビュー。昨年からは毎回ゲストDJと一緒に、新宿で小さなイベントを続けています」
▲ LEON.JP副編集長・高橋 大。
高橋「そうなんですね。僕も学生時代にDJをしていたんですけど、当時六本木にあった『ドゥルッピードゥルワーズ』というディスコのペーペーで(笑)。dj Hondaさんのターンテーブルのセッティングなんかをしてました。なので、自分の音楽の原体験は今もそこにあります」

エリック「ふたりともDJだったんですね。僕はDJの世界はあまり詳しくないんですが、もし今僕がDJになったら『DJ松永』になれますね(笑)」

高橋「それ、間違ってむちゃくちゃ人が来ますよ(笑)」
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クラシックを聴いてもストレスがないイヤホン

▲「Beoplay EQ」3万9900円/バング&オルフセン
高橋「さて、そんな音楽に詳しいおふたりにお聞きしたいのですが、ズバリ今回の『Beoplay EQ』を視聴した感想や、そもそもイヤホンに求めるものとは何なのでしょうか?」

エリック「今のイヤホンって高音が『シャカシャカ』しているのがすごく気になるんです。音が良くないのを何か誤魔化しているような気がして……。それに比べると今回試聴した『Beoplay EQ』は全然シャカシャカしないんですよ。ワイヤレスイヤホンはそれこそたくさん持っているんですけど、これは本当に珍しい」

梅澤「確かにそうですね。実は僕、クラシック音楽もすごく好きなんです。でも、やっぱりクラシックを聴くに堪えないイヤホンが本当に多い。ロックでそれなりに迫力がある音っていうのは多分簡単に出せると思うんですけど、クラシックやジャズでいい音を出すイヤホンはなかなかないですよね」

エリック「クラシックやジャズって高音域から低音域まで幅広い音が出るじゃないですか。サクソフォン一つとっても上の音は出ても、低音の『ブオオオ』って音が出るかというと、ほとんどのイヤホンではやっぱり出ないんですよ。そういうのって肩透かしになっちゃうんですよね」

高橋「そのあたりのチューニングはバング&オルフセンが一番こだわっているところだって聞きました。以前、本国デンマークの音響マイスターの方にお話を伺ったんですけど、アーティストへのリスペクトがすごく高くて、原音に忠実な音が再現されるようしっかりチューニングされているんですね」

梅澤「確かに。僕は色々なイヤホンを経由しましたけど、結局、バング&オルフセンのものに落ち着きましたね」

高橋「今回の『EQ』を試す前から既にユーザーだったんですか?」

梅澤「そうですね、今は『Beoplay E8 Sport』モデルを使っています。この色もいいなって思っていて」
▲「Beoplay EQ」(写真手前)と「Beoplay E8 Sport」(写真奥)。
エリック「ティファニーブルーみたいですごくいいですね(笑)」

梅澤「明るい色が好きでして(笑)。でも今回、新しい『EQ」を使ってみて音質がさらにワンランク骨太になったなって感じました。『E8 Sport』もクリアでフラットな音が出るんですけど、それに少し迫力が増した感じで」

エリック「中低音がリッチになったのは僕も感じました。それも、ただ音量が大きくなったのではなく、音の先端が柔らかいんですよね。イコライジングで無理に音を立たせるとトゲトゲした音になるんですが、『EQ』の中低音は柔らかくてすごく聞きやすい」

高橋「なるほど。ちなみに、今回の『EQ』は初めてアクティブノイズキャンセリング(ANC)が搭載されましたが、そのあたりはいかがでしょうか?」
エリック「僕はノイキャンに割と否定的なんです。何か無重力状態にいるような気持ち悪さがあって。でも、この『EQ』ではあまりそれを感じさせないですね。あくまで自然に雑音をカットしているような」

梅澤「僕も同感です。本当にノイキャンが欲しいのは飛行機に乗る時くらいで。今使ってるのもノイキャンはないけど僕は全然OKですし、『EQ』はフィット感が高いのでノイキャンはそこまで必要じゃなく、いい音を自然に聴かせてくれる。この仕上がりはすごくバランスがいいですよね」
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ストレートに色気のあるボーカルが楽しめる

高橋「そんなおふたりのオススメプレイリストを公開していただきたいのですが、どんなところが注目点でしょうか?」

エリック「僕はジャコ・パストリアスに始まり、マーカス・ミラーやポリスを挟んでキース・ジャレットに終わるリストです。僕の中では、ジャコのフレットレスのベースは、新しいイヤホンを買った時に最初に聴く基準曲なんです。このベースが『EQ』では原音に忠実でしっかり再現されていたので1曲目に入れました」
▲ 「EQ」で聴くのにオススメな松永 エリック・匡史さんのプレイリスト。
エリック「それと、マーカス・ミラーの『PANTHER』のスラップベースと、キース・ジャレットの曲の中に出てくるアコースティックのベースソロがすごくいい音だったのでプレイリストに入れています。特にゲイリー・ピーコック(キース・ジャレットのベーシスト)のベースって、普通のイヤホンだと結構埋もれちゃうんですが、今回それを聴いてみたらすごくよく出ていて。この3曲は何回も繰り返し聴きましたね」

梅澤「基準になる曲があるとわかりやすいですよね。確かにベースの音がきれいかどうかでイヤホンの差は出ると思います」

高橋「では、梅澤さんのプレイリストは、どんなところがポイントですか?」
▲ 「EQ」で聴くのにオススメな梅澤高明さんのプレイリスト。
梅澤「1曲目に入れたのがパット・メセニー&アンナ・マリア・ヨペックの『Are You Going With Me?』。パットはとてもスペイシーで気持ちの良いギターを弾きますし、ヨペックは僕が一番好きなシンガーですが、妖艶で素敵な歌声を持っています。普通のイヤホンで聴くと(原音が再現できずに)ストレスを感じちゃうくらい素敵な曲なんですけど、この『EQ』で聴くとすごくクリアなのに立体的で、そのまんま素直に聴けるっていうのがいいですね」

エリック「さすがの選曲ですね。僕も彼女の歌声はすごく好きなんです」

梅澤「あとは3曲目にピンク・フロイドの『Dogs』っていう70年代の曲を入れてるんですけど、ギターがすごくシャープでかっこいい。下手をするとシャカシャカしかねない曲なんですけど、そうはなっていない。いい音で聴けるんです。あとは、デヴィッド・ボウイの『The Secret Life of Arabia』。これも過度に装飾されずに、ストレートに彼の色気のあるボーカルが楽しめて、リズムもカチッと気持ちよく聴けます。

70年代の曲って、録音状況が古いので再生するのが難しいんですが、最新の曲に織り交ぜても違和感がなく聴けるのは結構すごいですよね」
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“いい音”に敏感な人とそうでない人は、世界観に大きな差がつく

▲ 「EQ」で聴くのにオススメな高橋大のプレイリスト。
高橋「おふたりの音楽へのこだわり、聞いていてすごく勉強になりました。僕のプレイリストは自分の原体験でもあるダンスミュージックが中心なのですが、やっぱり音楽は体感してナンボだと思っているので、興味がある方はぜひ聴いていただければと(笑)。

それでは、最後になりますがこの『EQ』はどんな人にオススメなのか教えてもらえますでしょうか?」
梅澤「ちょっと話は広がりますが、これからの仕事の変化を考えると、合理性や効率化にかかわる部分はAIが担っていく。ヒトが価値を発揮するのは感性価値にかかわる部分が中心になります。それから、寿命が長くなって可処分時間が増えた人類にとっての生活の豊かさは、文化の創造や鑑賞、旅行、スポーツなどが支えることになります。結局、これからの時代は人の美意識や感性の鋭さが今まで以上に重要になるということです。

映像表現や食の発展によって『視覚』や『味覚』は拡張されてきましたが、デジタル化によって『聴覚』は逆に衰退している気が僕はしていて。なので、せめて毎日使うイヤホンやスピーカーにはもっとこだわって欲しいなって思いますね。きっと、いい音に敏感な人とそうでない人を比べると、その人のつくる世界観に大きな差がつくと思いますから」
エリック「確かに、今の音楽体験って、食欲を満たすだけの食べ物に似てると思うんですよね。食欲を満たせばいいようなノリで、ただ聴ければいい、みたいな。でも、本当はお腹いっぱいになればいいっていうものじゃなくて、やっぱり美味しいものを食べたいと思うように、よりいい音楽を追い求めてほしい。そして、いい音楽には素直に感動してほしいなって思います。

日常的に聴く“音”って、もっとお金をかけていいと思いますし、色々な人のプレイリストを共有することで、その人が体験した音楽の感動が伝わっていって、それがいい音質で聴かれるならそれはすごくいいことですよね」

高橋「まさしくその通りですね。本日は貴重なお話、ありがとうございました!」

■ お問い合わせ

バング&オルフセン公式 楽天オンラインストア https://item.rakuten.co.jp/bang-olufsen/12400/

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