2021.01.07
コロナ禍で静かに味わった浅草のふぐ
明日から2度目の緊急事態宣言が発効される1都3県。外食もさらにしづらくなりますが、その直前、昨年末に浅草のふぐ料理「三浦屋」さんに行ってきました。
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文/森本 泉(LEON.JP)

今回の感染急拡大は昨年4月並みに8割の行動制限がないと収まらないとも言われています。再びの蟄居生活はやむを得ないのか、とも思いますが、一方で皆が家に籠っていたら経済が回らない。飲食業界の知り合いは、これ以上の営業時間短縮は本当に死ねと言われているようなもの、と悲しそうにつぶやいておりました。
絶対の正解は誰も教えてくれません。それぞれがこの1年で分かってきた知見も踏まえて、うつす・うつされるリスクを減らす努力をしながら、できることをしていくしかないのでしょう。
というわけで、緊急事態宣言が発令されると外食もさらにしづらいと思いますが、その直前、昨年末に訪れた店のお話を。

大衆価格が売りとはいうものの、やはり場所柄、高齢者が多かったので、皆さん来店を控えていらっしゃるのでしょうか。1階から3階まである大店ですが、通されたのは1階のフロア。掘りごたつ式のカウンターで、席と席の間にはアクリル板の仕切りが立てられ、しかも席の利用は2時間までと、感染対策にも余念がありません。こちらも客はまばらですが、その分、密にもならず、安心と言えば安心です。
ということで、さっそく出てきたふぐさしを頂きます。もぐもぐ。う~ん、ほのかな甘みが感じられ、コリっとした歯ごたえもあって、やっぱり美味いです。


席は並びゆえ、面と向かって飛沫を飛ばし合うこともなく、黙々といただきます。

