2019.12.23
[2019-2020]カユい自分に別れを告げたい!
生まれてこの方、いつも、どこかがずーっとカユい。アレルギー体質の自分にサヨナラしたい決意を綴ります。
- CREDIT :
文・写真/秋山 都
いつも、どこかがカユいんだ……
「頭の中がカユいんだ」は故中島らも氏の自伝的名著ですが、その伝でいくなら、私は「いつも、どこががカユいんだ」。
祖父も父も当時「湿疹」と呼ばれていたアトピー性皮膚炎体質で、私も生まれたときからカイカイな体質。ちょっとした刺激でかぶれ、カサカサし、かきこわして、時には化膿する。この繰り返しにより、いままで数十年皮膚科に通い続けているし、ステロイドを使った薬も、内服は控えているものの、軟膏は毎日塗り続けています。
それがどれほど辛いのか。この問題を抱えていない方にはなかなか共感を得難いところだと思いますが、思春期には人前で肌を露出したくなかったし、なにしろ、常に(意識のあるときはいつも!)どこかがカユいんです。お風呂に入っても身体が温まるとカユくなるから、ぬるいお湯にしか入れない。スポーツして汗をかくとかゆくなる。家族と喧嘩した、仕事が思うように進まないなどもストレスがあるともっとカユくなる。カユくて眠れない。などなど、この苦しさ、わかっていただけるでしょうか。
アレルギー、とくにアトピーの治療についてはさまざまな考え方があり、医師によって、また患者によって方法は異なると思います。私は長年付き合っていることもあり、もう完全な治癒は期待していません。ただ、この痒みを軽減したい。その思いで、旧知の医師である斎藤糧三先生の「RE CLINIC」に相談に行ってきました。
私の細胞も再生する⁉
その目的は細胞再生を目指した「根本改善・根本治療」です。
根本改善・治療のためには、生活習慣・栄養状態・代謝や体の機能・メンタルの安定など、見直さなければならないことが山積みだということで、まずは初回検査で「食物特異的IgG検査 120項目(食物過敏症検査)」がデフォルトでメニューに入っており、今回は私もその検査を受けてきました。
反応が出たのは、鶏卵(とくに白身)や乳製品、そしてナッツ類やとうもろこし、そしてオレンジ……。これらを一定期間、控えたり、摂取頻度を少なくしたところ、明らかに「カユい時間」が減りました!! ここから、糧三先生の診断により、サプリを摂取することでよりカユくない生活を実現できそうです。
この検査でわかるのは、私が食べ過ぎていたり、過敏に反応している食物。これまでは無差別に美味しいモノ、食べたいモノを摂っていましたが、私の人生も後半戦に突入し、自分と食との係わり方を見直すきっかけになればな、と。来る2020年は、カユい自分にサヨナラしたい!
◆RE CLINIC
住所/東京都港区南青山3-3-14 チェリーズガーデン2F
予約・問い合わせ/03-5770-8118
営業時間/10:00~19:00
定休/水曜