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2018.01.05

Volkswagen e-Golf

話題のEV、e-ゴルフをプロがオススメするいくつかの理由とは?

フォルクスワーゲンのピュアEV(電気自動車)、e-ゴルフが日本発売された。スタイルは万人ウケするオーソドックスなものだけれど、中身は最新技術のかたまり。運転してもなかなかの実力者なのだ。

CREDIT :

文/小川フミオ

安全装備および運転支援システムは、渋滞時追従支援システム、レーンキープアシスト、アダプティブクルーズコントロールなど豊富
安全装備および運転支援システムは、渋滞時追従支援システム、レーンキープアシスト、アダプティブクルーズコントロールなど豊富

ウルトラスペシャルにスムーズな加速感

自動車メーカーが続々と電気化を進める昨今、EVは話題性が十分。さらにメリットは、静かでスムーズ、かつオーナーの主張を感じさせてくれるなど、彼女への訴求ポイントが満載というところ。

旬のクルマで彼女へのアピールを、という人にオススメが「e-ゴルフ」。2017年11月に日本発売されたフォルクスワーゲンのピュアEV。ベストセラー、ゴルフの頭に電気を意味する「e」の文字がついたスペシャルなのだ。
車体色はホワイトのみで空力的なデザインのホイールも特徴
車体色はホワイトのみで空力的なデザインのホイールも特徴
このクルマのよさは、第一にすごくナチュラルに走れるところ。加速は電気モーターのよさを活かしてウルトラスペシャルなスムーズさ。

もうひとつはステアリングホイールのしっかり感だ。ゴルフでは払拭できない(というかしない?!)ゴムっぽい感触がない。しゃっきりとして手ごたえがあって、気持ちよい。
握りのよい革巻きステアリングホイールや出来のいいシートなど質感は高い
握りのよい革巻きステアリングホイールや出来のいいシートなど質感は高い
同じことはブレーキペダルの感触にもいえる。足回りは硬すぎず、いっぽうで高速巡航のときふわふわとしすぎて不快ということはいっさいない。要するにクルマとしての完成度が高い。

彼女にウケようというのが購入動機だしても、クルマとしてよく出来ているので、たっぷりと満足感が味わえるだろう。
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回生ブレーキのレベルは3段階、さらに強く効くBモードも設けられている
回生ブレーキのレベルは3段階、さらに強く効くBモードも設けられている

オシャレの達人にも通じる控えめという美学

このクルマにはもうひとつ魅力がある。これみよがしでないところだ。言わなければ電気自動車だとは気づかない。こういうのを英国男は「アンダーステートメント」(控えめ)という美学で語ってきた。
12.3インチのデジタルメータークラスター装備
12.3インチのデジタルメータークラスターを装備
控えめというのは、じつはオシャレの達人のワザでもある。なにかを際立たせるために、あえてほかを少し抑える。ジャケットのときもあれば、ネクタイやアクセサリー、場合によっては腕時計というときも。

LEONの読者もそういうオシャレが好きではないだろうか。この場合、きらっと輝かせたいのはブルー(環境にいいということ)の「e」の文字なのだ。
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ボディサイドにはCHAdeMO対応の急速充電用ソケットが、フロントには普通充電用ソケットが備わる
ボディサイドにはCHAdeMO対応の急速充電用ソケットが、フロントには普通充電用ソケットが備わる

フル充電後の航続距離は301キロを誇る

高性能のリチウムイオンバッテリーを備えたe-ゴルフのフル充電後の航続距離は、メーカー発表で301キロと長い。もちろんエアコンや加速のしかたなどで変わってくるが。

それをサポートするのが「ノーマル」「エコ」「エコ+」という3つのモードが設定されたドライビングプロファイル機能だ。ちなみに「エコ+」は加速が抑えられるうえエアコンの作動も停止する究極の燃費モード。
大人2人に十分なスペースが全方位的に確保されているリアシート
大人2人に十分なスペースが全方位的に確保されているリアシート
ドライバビリティといって快適な操縦性の面からは「ノーマル」がオススメ。でもエコにもエコの楽しさが。高速で彼女と一緒に“エコだとどのぐらい走るか試してみようよ!”と楽しむのもいいかもしれない。

充電はCHAdeMOによる急速充電だと約35分で80パーセント。普通充電では約12時間でフル充電できる。実際毎日のように使う人にとって12時間もかかるのはちょっと……という場合も考えられているのだ。

現在の充電規格は3kWだけれど、将来は6kWによる倍速充電(充電時間は半分)が導入されるといわれていて、e-ゴルフはちゃんとそこにも対応している。
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リチウムイオンバッテリーは床下にフラットに配置されるので荷室も341リッター確保されている
リチウムイオンバッテリーは床下にフラットに配置されるので荷室も341リッター確保されている

購入は専用のウェブサイトから

このようにフォルクスワーゲン(とベントレーやポルシェやアウディなどを含むグループ企業)はこれからEVにしっかり取り組んでいくことを表明している。

2020年には専用のシャシーを使った本格的なEVの発表を予定しているフォルクスワーゲン。そのために丁寧な下地ならしという目的もあるのか、今回のe-ゴルフは販売やサポートサービスなどかなりていねいなのもおもしろい。
全長4265ミリ、全幅1800ミリ、全高1480ミリと扱いやすいサイズ
全長4265ミリ、全幅1800ミリ、全高1480ミリと扱いやすいサイズ
購入にあたって、専用ウェブサイトからの申し込み制。アフターサービスを含めてユーザーのトラッキングをしっかりやってくれるという姿勢もうれしい。

そもそも499万円と(意外と)リーズナブルな価格に加えて、エコカー減税とCEV補助金による減額プログラムが受けられる。

さらにフォルクスワーゲングループジャパンでは「EV 生活準備資金」として20万円(税込)をサポートするキャンペーンも行っている(2017年12月現在)。
●小川フミオ

ライフスタイルジャーナリスト。慶應義塾大学文学部出身。自動車誌やグルメ誌の編集長を経て、フリーランスとして活躍中。活動範囲はウェブと雑誌。手がけるのはクルマ、グルメ、デザイン、インタビューなど。いわゆる文化的なことが得意でメカには弱く電球交換がせいぜい。

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