2025.08.13
粋な大人にこそ乗ってもらいたい! ジープレネゲード・ハイブリッドモデルの実力はいかに!?
コンパクトサイズのジープとして絶大な人気を誇るレネゲードにジープブランド初となるマイルドハイブリッドモデルが登場した。新開発の1.5ℓガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせた話題の新型レネゲードにジャーナリスト小川フミオが試乗。その詳細をリポートします!
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写真/ステランティスジャパン 編集/高橋 大(Web LEON)
新登場の「ジープ・レネゲードeハイブリッド」はジープ初のマイルドハイブリッドモデル!

イタリア好きのオヤジさん、この洒落たデザインのクルマが、アルファロメオやフィアットの姉妹車とご存知です?
沿革としては、ジープブランドが属するステランティスの企画で、2014年に登場。
全長4.2mという市街地のドライブにもぴったりのコンパクトサイズ。スタイルは適度なオフロード感のあるクロスオーバーであります。

ジープのトレードマークである「7スロットグリル」と円形ヘッドランプを組み合わせたフロントマスクは、キュートで印象的。
大きめのキャビン(人間のいる空間)とともに、ボクシーな車体を活かしたパッケージングは秀逸です。
ジープの担当デザイナーは、ラインを加えたり、少しずつ手を入れて、機能一辺倒にならないよう、巧みな仕事ぶりをみせています。
ミラノとかローマに行くと、よく見かけるクルマです。
パリッと洒落たジャケットを着て、髪をオールバックに撫でつけたあちらのオヤジさんが、たのしそうにレネゲードに乗ってますな。

新開発の1.5ℓガソリンエンジンと電気モーターの組み合わせ。
時速20kmぐらいまではバッテリーで駆動されるモーターで走行。そこからエンジンが始動します。いわゆるパラレルハイブリッドですな。
追加、としましたが、いま日本で売られるレネゲードはこのeハイブリッド、1本にしぼられています。
外観はこれまでのモデルと大きく変わりません。
主張は控えめですね。
ただし、ちょいシブめの「スレートブルー」とか、ライブリーな「ソーラーイエロー」とか、車体色の選択肢はいい感じ。
その走りをひと言でいうなら「やさしい」

走り出しは、バッテリー走行なので、スムーズで静か。ストップ&ゴーの多い都会では、ストレスが軽減されます。
総じての印象は、やさしい、というもの。
頭がのけぞるような加速とか、スポーツカーのようなハンドリングではありません。
じゃあ、つまらないか。というと、”もっと速く走れー”などとドライバーをあおるような感覚とは無縁なのが長所で、なごんで飽きません。

オヤジさんにとって、街中の移動では燃費のよさが味方です。ちょい遠出してのゴルフやデイキャンプもよさそう。
キュートなルックスなので、パートナーって呼びたくなる存在感も、レネゲートの大きな魅力であります
■ Jeep Renegade Altitude e-Hybrid
全長×全幅×全高/4255×1805×1695mm
ホイールベース/2570mm
車重/1470kg
1468cc 4気筒マイルドハイブリッド 前輪駆動
7段デュアルクラッチ変速機
最高出力/96kW(+モーター15kW)
最大トルク/240Nm(+モーター55Nm)
燃費/17.7km@l(WLTC)
乗車定員/5名
価格/544万円
■ ステランティスジャパン
HP/https://www.jeep-japan.com
