2017.07.12
10年後も絶対飽きない「復刻」腕時計の選び方
「生涯に渡ってその魅力が色褪せないモデルが欲しい」なら、アンティークの風貌と、最新鋭のポテンシャルを兼備したヘリテイジモデル(復刻時計)を選択するのもひとつの手。タグホイヤーの「オクタヴィア」やセイコーの「ダイバースキューバ」など、現代によみがえった傑作をご紹介。
ヴィンテージ顔は長く使える
クラシックな気分が支持される今のファッション目線と、そのヴィンテージな風貌が馴染みがいいということもありましょうが、それ以上に時計市場が成熟した結果、「長く使える時計って結局はこういうデザインなんじゃないの?」との真理に達した人が増えたからではないでしょうか。
そもそも腕時計のデザインバリエーションの大方は、機械式時計の黄金期である1960年代頃までに出尽くしたというのが世の時計好きの共通認識とされています。ならば、妙にトレンドを意識してアレやコレやとデザインやディテールに手を加えるより、往年の傑作をストレートに再現してくれたほうが潔くてよいと考える人が出るのは無理からぬハナシ。
さらにブランド側にしてもまったく新しいデザインを手がけるよりリスクが少ない上、何より自らの輝かしい歴史をアピールすることもできるというメリットがあり、それも最近の復刻流行の状況に拍車をかけたんじゃないかと。
すべからく機能とパワーは格段にアップグレード
ヴィンテージなデザインがオトナの風格アップに効くのは言わずもがなですし、10年後も飽きない時計選びで迷ったら、間違いなく復刻系は最高の選択肢です。