2026.03.21
【LVMH Watch Week 新作リポート】ウブロ、ルイ・ヴィトン、ゼニス…… 個性が際立つモデルが揃いました!
季節に、コーディネートに、シーンに合った時計を、モテる目線で、女性目線で、時にオタク目線でピックアップ! 今回は、2026年のLVMH Watch Weekで発表された新作をご紹介します。
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文/篠田哲生 編集/鈴木賢二、津坂泰輔(ともにLEON)
2026年の新作時計シーズン開幕です!
LVMH Watch Week新作リポート
今回で7回目を迎える「LVMH ウォッチウィーク」は世界最大級のラグジュアリーグループ「LVMH」に属する9つの時計ブランドが参加。
名門マニュファクチュールからラグジュアリーメゾンまで、それぞれがブランドの個性を生かしながら華やかな新作モデルを発表しました。時計はここまで自由になれるのだと改めて感服する時計たちが揃いましたよ。
◆ ウブロ
衝撃のデビューから20周年! 改めて"黒"を表現する2026年
2006年に登場した“オールブラック”は、視認性を極限までそぎ落とすことで、“自己表現”という時計がもっているもうひとつの本質を引き出した異色作でした。
そしてその強烈な個性が多くのゼンマイオヤジを刺激し、ウブロの名を世に広げたのです。今年はその20周年であり、“オールブラック”とともに「ビッグ・バン」のさらなる進化の年と位置付けます。
そんな注目作は、デザイナー、サミュエル・ロスとのコラボレーション。自社開発・製造「ウニコ」ムーブメント搭載モデルを“オールブラック”で表現し、個性をより強烈に際立たせてくれます。
注目のコラボがオールブラックに!

▲ 「ビッグ・バン ウニコ SR_A サミュエル・ロス オールブラック」自動巻き、ブラックセラミックケース(42mm)、ブラックのストラクチャードハニカムラバーストラップ。10気圧防水。世界限定200本。402万6000円/ウブロ
話題のイギリス人デザイナー、サミュエル・ロスとのコラボモデルの第4弾。自社製クロノグラフムーブメント「ウニコ」の個性を引き出すように、ベゼルやケースに個性的なシェイプが与えられ、“オールブラック”という洗練されたカラーリングで新しい時代の幕開けを飾ります。
2カウンター式の新たなる定番

▲ 「ビッグ・バン オリジナル ウニコ ブラックマジック」自動巻き、ブラックセラミックケース(43㎜)、ブラックのストラクチャードラバーストラップ。10気圧防水。293万7000円/ウブロ
昨年、20周年のアニバーサリーを飾った2カウンタータイプの「ビッグ・バン」が、ディテールを刷新してレギュラーモデル化。インダイヤルのサイズに大小をつけることで、新しい躍動感を加えます。
◆ ルイ・ヴィトン
旅の楽しみを華麗に表現したふたつの新作です
すべてのプロダクトに“旅”の世界観を投影するルイ・ヴィトン。時計においても同様で、新作は旅と時間の関係を再構築。
世界を旅するオヤジさんにとって、時差は大きな悩み事ですが、こんな機能的で美しい旅の時計があれば、むしろ悩まされたい!なんて思うんじゃないでしょうか。
今回紹介するふたつのモデルは、どちらも「エスカル」コレクション。端正なラウンドケースや華やかなデザインに目を奪われますが、時差調整機能もかなり実用的なので、旅先でも安心して使えます。
もちろんリビングのソファに腰かけ、時計を眺めたり操作したりしながら、あのコとの楽しい旅に思いを馳せる……、なんて使い方も素敵ですよ。
色とりどりの世界を巡る

▲ 「エスカル ワールドタイム」自動巻き、Ptケース(40mm)、ブルーのカーフストラップ。5気圧防水。1441万円/ルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトン クライアントサービス)
24時間リングと分針で世界中の時刻を表現するワールドタイマー。機構的には定番ですが、都市表示リングに美しい彩色を施すことで、華やかな旅のイメージを膨らませます。この彩色部分はすべてエナメル装飾で製作されており、繊細な職人技術の結晶でもあります。さまざまな魅力をもつ旅時計なのです。
高度な機能性を美しく表現する

▲ 「エスカル ツインゾーン」自動巻き、18KRGケース(40mm)、ベージュのカーフストラップ。5気圧防水。881万1000円/ルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトン クライアントサービス)
例えばインドがGMT+5:30であるように、世界の時差は1時間刻みではありません。そういった場所でも使えるようにしたのがこのモデル。
独立して動かせる分針によって、任意の場所の現在時刻に対応。スケルトン針がホームタイム表示で、両方の針を重ねればシンプルウォッチとして使えます。
◆ タグ・ホイヤー
“名門”の名に恥じぬ百花繚乱のクロノグラフたち
ブランドの強みを生かすというのは大切なことです。人気ジャンルであるスポーツウォッチには多くのライバルがいますが、「タグ・ホイヤー」は、“クロノグラフの名門”という原点に立ち返ることで、より個性を際立たせます。
F1の公式計時でおなじみのモータースポーツだけでなく、セイリングの世界を投影したマリンなクロノグラフや、さらに高度なスプリットセコンド式クロノグラフをリリース。
スポーツウォッチの世界を広げることで、デザインや機能面の可能性も引き出します。誰もが知る人気ブランドだからこそ、その奥底にある歴史や技術の真髄に触れたい。そんなオヤジさんの気持ちに応えてくれます。
潮の香る腕元に高性能クロノグラフ

▲ 「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ シーファーラー」自動巻き、SSケース(41mm)×ブレスレット。100m防水。3月発売予定。127万500円/タグ・ホイヤー
1949年に誕生した潮汐計測用時計「シーファーラー」の機能と、1960年代に誕生した「スキッパー」のレガッタ・カウントダウンタイマーを現代的な感性で融合しました。柔らかな色使いが特徴で、9時位置のタイドメーターはサイドボタンで修正する仕組みです。
レーシングスピリッツを濃厚に表現する

▲ 「タグ・ホイヤー カレラ スプリットセコンド クロノグラフ」自動巻き、Tiケース(42mm)、ブラックのラバーストラップ。30m防水。6月発売予定。2228万6000円/タグ・ホイヤー
話題のスプリットセコンド式クロノグラフが、ついにアイコンでもある「カレラ」に搭載しました。異なるふたつの対象を同時に計測できる高性能クロノグラフは、主にモータースポーツの世界で好まれており、タグ・ホイヤーの世界観とも深くつながります。
◆ ゼニス
歴史を見つめ直すと時計はちょい小振りになるのかもしれません
昨年、創業160周年を迎えた「ゼニス」は、天文台クロノメーターコンクールで優秀な成績を収めた名作「キャリバー135」を復活させ、高性能なシンプルウォッチの歴史に光を当てました。
今年もその流れは継続し、「リバイバル」モデルの新作をリリース。1960年代のサイズ感に合わせてケースはかなりの小振りです。さらにラグスポモデルの新定番である「デファイ スカイライン」には36mmモデルが登場。
傑作ムーブメント「エル・プリメロ」のおかげで、ゼニス=クロノグラフという印象が強いのですが、今年はその先入観から一度離れて、シンプルな機構のちょい小振りなモデルに注目するのも面白そうです。
小振りケースに歴史が詰まっている

▲ 「デファイ リバイバル A3643」自動巻き、SSケース(37mm)×ブレスレット。30気圧防水。2月発売予定。103万9500円/ゼニス
1969年に誕生した「デファイ」は、変革期を迎えつつあったスイス時計業界のなかで、進化を遂げようとするゼニスの躍動感を表現した八角形ケースが特徴でした。
復刻モデルにおいてもシャープなケースを美しく再現し、当時のトレンドだったラダー(梯子)型のブレスレットを装着。レトロモダンなデザインは、現代のオヤジの腕元を知的に演出してくれるでしょう。
人気モデルも小径化しました

▲ 「ゼニス デファイ スカイライン 36」自動巻き、SSケース(36mm)×ブレスレット(ブラックのラバーストラップが付属)。10気圧防水。3月発売予定。126万600円/ゼニス
過去のデファイのデザインコードを現代的にアップデイトした人気のラグスポモデルに、36mmのちょい小振りな新作が登場。ケースとブレスレットを連続させるディテールや細部の磨き込みは、小さくとも迫力満点です。
◆ ブルガリ
ラグジュアリーとウォッチメイキング、両方を極める
ローマ発祥のラグジュアリーメゾンであり、スイスのヌーシャテルに拠点を構える本格派のウォッチメゾンでもある「ブルガリ」は高級時計の世界でも独自の地位を築いています。
なぜならブルガリの時計は例外なく美しく、そこにはハイレベルな技術が投影されているから。美と技の融合とはブルガリの時計を指しているのです。
ジュエリーでもあり本格ウォッチでもある

▲ 「ミラネーゼ モネーテ」手巻き、18KPGケース(25×25mm)×ブレスレット。30m防水。価格要問い合わせ/ブルガリ(ブルガリ・ジャパン)
古代コインを用いるアクセサリー「モネーテ」が時計に。ミラノ発祥の「ミラネーゼ」と呼ばれる繊細な編み込みブレスレットとスクエア型の時計のケースにコインをはめ込んだ八角形のカバーが加わります。
時計駆動は機械式で、搭載するCal.ピコリッシモ BVP100は、直径13.5㎜という世界最小の丸型ムーブメント!
◆ ティファニー
隠れた時計の名門が鮮やかに復活しクロノグラフを発表
かつてはスイス国内に時計製造工場を所有していたほど、時計に対する強い情熱をもっている「ティファニー」。
ブランドのクロノグラフ誕生160周年を記念し、「ティファニー タイマー」を発表。今後もLVMHグループ傘下のもと、ハイレベルな時計製造に邁進。その新作は美しいクロノグラフです。
美意識が浸透した高性能クロノグラフ

▲ 「ティファニー タイマー」自動巻き、Ptケース(40mm)、トープのアリゲーターストラップ。10気圧防水。世界限定60本。発売時期要問い合わせ。885万5000円/ティファニー(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)
ティファニーブルーのダイヤルは、ラッカーで丁寧に仕上げたもの。インデックスはバゲットカットのダイヤモンドで、搭載するムーブメントはゼニスから提供された「エル・プリメロ」。すべてが最高峰の技術で作られた特別なモデルです。
◆ ジェラルド・ジェンタ
天才デザイナーの卓越した創造性はいまも生き続ける
天才時計デザイナーとして知られるジェラルド・ジェンタが立ち上げた時計工房を、「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」が2023年に再興。
彼のデザインやメカニズムへの深い敬意を継承する時計たちは、世界中のゼンマイオヤジを熱狂させています。今年の新作は柔らかなオーバル型ケースをもつ日常使いできるシンプルウォッチです。
シンプル顔だからこそバランスが大事

▲ 「ジュネーブ タイム オンリー マローネ」自動巻き、18KRGケース(38㎜)、ブラウンのカーフストラップ。価格要問い合わせ/ジェラルド・ジェンタ
あえて付加機構を搭載せず、シンプルな時分針のみで構成されたドレスウォッチ。ジェラルド・ジェンタ自身が好んだエルゴノミックで流麗なデザインが引き立っており、ゼニスが製造するシンプルなムーブメント「エリート」を搭載することで、ケース厚も8.15mmとコンパクトに設計しています。天才の作品をドレッシーに纏えます。
◆ ダニエル・ロート
天才時計師の息遣いを感じる特別な時計たち
1980年代に数々の複雑機構を復活させ、機械式時計復権の立役者のひとりとなった天才時計師のダニエル・ロート。
“ブレゲの再来”とまで称された彼の時計ブランドが「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」によって再始動。美しいケースフォルムや端正な仕上げ、そして複雑な機構は、まさに天才時計師の美学そのものです。
そぎ落とすことで淘汰した洗練の美学

▲ 「エクストラ・プラット ローズゴールド スケルトン」手巻き、18KRGケース(38.6×35.5mm)、トープのカーフストラップ。3気圧防水。価格要問い合わせ/ダニエル・ロート
ブランド復活のアイコンとなった2針のシンプルウォッチに、スケルトンモデルが新たに加わりました。ムーブメントパーツを支えるためのブリッジは極限まで細く設計し、その細部を丁寧に磨き上げています。これだけ繊細な時計でありながら、ケースの厚さは6.9mm。まさにクワイエットラグジュアリーを体現する一本です。
2026年4月号より
※掲載商品はすべて税込み価格です
■ お問い合わせ
ウブロ 03-5635-7055
ジェラルド・ジェンタ www.geraldgenta.com
ゼニス 03-3575-5861
タグ・ホイヤー 03-5635-7054
ダニエル・ロート www.danielroth.com
ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク 0120-488-712
ブルガリ・ジャパン 0120-030-142
ルイ・ヴィトン クライアントサービス 0120-00-1854
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