細やかな細工を生み出す伝統の彫金技術
特にジュエリーの世界ではかなり需要が多く、専門教育も充実している。
とはいえ時計の場合は非常に繊細な仕上げを求められるため、格が高い。
Chopard[ショパール]
繊細な技法と素材で繊細な時計を作る

ブリリアントカットのダイヤモンドとブルーのマザーオブパールのダイヤルをもつ、可憐なレディスウォッチ。超薄型の自社製ムーブメントを搭載しているので、ケース厚も7.1㎜しかなく、繊細な美しさがある。自動巻き、18KWGケース(35㎜)、アリゲーターストラップ。世界限定25本/ショパール(ショパール ジャパン プレス)
伝統技法を生かすムーブメントの構造:ムーブメントを隠さないマイクロローター式を採用したため職人が心を込めて彫ったフルリザンヌ彫刻がよく見える。
懐中時計時代はケースや風防カバーを装飾したが、腕時計の時代になるとムーブメントに彫金を行うことが増えており、スケルトンムーブメントの細いブリッジに対して精密な彫り込みを施しているモデルもある。

■左:伝統を守るため、社内で職人を育成している。■右上:ショパール マニュファクチュールが拠点を構えるフルリエに伝わる伝統技法「フルリザンヌ彫刻」。■右下:ほとんど見えない場所にも彫金する。
Vacheron Constantin[ヴァシュロン・コンスタンタン ]
歴史と格式の高さを表現するための装飾

伝統技法は積み上げてきた歴史の証明。このアカンサスの葉の彫金は、同社が創業当時から用いてきた伝統技法である。この彫金をムーブメントの両面に施しているだけでなく、ジュネーブ・シールまで取得済みという高品質モデルだ。手巻き、Ptケース(39㎜)、アリゲーターストラップ。ブティック限定/ヴァシュロン・コンスタンタン

エングレービングによる世界で一点だけの芸術
伝統技法はきわめて稀少であり、特別な人のための贅沢であるという意見もあるが、もっと気軽に楽しめるサービスもある。それが、ジャガー・ルクルトが展開している「アトリエ・レベルソ」というパーソナライズサービスである。

しかしジャガー・ルクルト「レベルソ」だけは特別だ。反転ケースをひっくり返すと現れるソリッドバック上に、エングレービングするサービスを行っているのだ。
もともとソリッドバックに遊びを施すという手法は、インドのマハラジャが自分の肖像画を描かせたことから始まった。現在もそのようなスペシャルオーダーを行う人もいるが、「アトリエ・レベルソ」では、もっと気軽にケースバックを演出できる。

当然、熟練職人による手作業であるため、世界で一点のみという特別感は失われない。さらには工芸技法のパトロンであることにも変わりはないのだから、満足感は相当高いだろう。
Jaeger-LeCoultre[ジャガー・ルクルト]
揺るぎない価値があるので一生モノの一点モノに最適

85周年を節目にリニューアルされ、自動巻き式ムーブメントを多く搭載するようになったレベルソ。しかしアールデコ様式のケースやバトン針などの伝統は残しており、タイムレスな魅力は失われていない。自動巻き、SSケース(40.1×24.4㎜)、アリゲーターストラップ。今夏発売予定/ジャガー・ルクルト













