2020.02.24
【考察】ビズで一目置かれる腕時計の選び方
ビジネスで使うならシンプルな時計が鉄板。とはいえ、あまりに印象の薄い時計を選んでしまうと、スタイル全体が締まらないし、本人の仕事のモチベーションも上がらないはず。一目置かれる時計選びを再考してみました。
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写真/蜂谷哲実(hachiya studio) スタイリング/水野陽介 文/吉田 巌(十万馬力)
名門時計メゾンの3針なら、シンプルでもモダンな色気が漂います!
だから、テキトーな時計でお茶を濁してちゃダメ。仕事の場に相応しい品を保ちつつ、さりげなく大人の美意識や余裕が香る時計を身につけたいものです。
では、どんな選びがいいのか? まず大前提として、スーツの袖口に収まるシンプルな薄型であること。第二に、ひとヒネリを効かせたデザインであること。例えば、ちょっぴりスポーティな要素が入っていたり、艶っぽい素材を使っていたり……。単なるドレスウォッチに止まらないデザイン性が、スーツの腕元に程よいアクセントを与えるのです。
以下、取引先からも、得意先の女性たちからも一目置かれるモデルをご紹介いたします。これで、仕事中のどんな場面でも、自信を持って振る舞えるかと!
◆ ウブロ
クールに袖口を彩る、ツウ好みのウブロがコチラ
こちらはシックなグレーカラーを纏うことでシンプルな造形美が際立ち、クラシックなスーツとも好相性。それでいて、ビス留めベゼルやエッジの効いたフォルムなど、ちょいスポーティなニュアンスもあるので、今どきの軽快なセットアップにもぴったり馴染むでしょう。
また、加工の難しいチタン素材をケースやベゼルに用いつつ、サテンとポリッシュ仕上げを細やかに使い分けたのもさすが。控えめながらも、しっかり“素材の魔術師”ウブロをアピールする1本です。
◆ ヴァシュロン・コンスタンタン
ミニマルなデザインを深いブルーでミステリアスに演出
ご覧の「パトリモニー・オートマティック」は、僅かに膨らむボンベ文字盤にサンバースト仕上げのミッドナイトブルーカラーを採用。角度によって色味が微妙に変化し、袖口を格調高く、ときにミステリアスに演出してくれます。
径36㎜、厚さ8.1㎜のスリムなケースはシースールバック仕様。カレンダー付きの自社製自動巻きムーブメント、Cal.2450 Q6/2の精緻な仕上げを堪能できるのも魅力です。
◆ ショパール
“神は細部に宿る”を地でいく可憐な3針ドレス
一見控えめデザインですが、ドーフィンフュゼと呼ばれる1930年代モデルに着想を得た針形状、ファセット加工が施された矢印型インデックスなど、ディテールのひとつひとつがこだわりまくり。
文字盤のセンターではなく、12時位置にあるロゴを中心としたサンレイ仕上げも独特のエレガンスに貢献しています。
■ お問い合わせ
ヴァシュロン・コンスタンタン 0120-63-1755
ウブロ 03-5635-7055
ショパール ジャパン プレス 03-5524-8922