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2018.08.08

一生に一度は行きたい! 専門家が選んだ本当の「日本のベストビーチ」 

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文/古関千恵子

先日、世界最大の旅行口コミサイト、「トリップアドバイザー」が発表する「トラベラーズチョイス」の人気ビーチが発表されました。「そうだ、そうだ!」と大きくうなずく結果もあれば、「あら? あそこが入っていない」と首をかしげることも。“日本のダイビング業界の生き字引”と称される『マリンダイビング』後藤ゆかり編集長に、ランキングの傾向を分析していただきつつ、日本の知られざるベスト“美ビーチ”を教えてもらいました。

日本のベストビーチはほとんどが沖縄⁉

トリップアドバイザーが毎年発表する「トラベラーズチョイス2018」のランキング。ビーチ好きとしては、「人気ビーチ」は毎年気になるもの。今回、日本のビーチは世界部門、アジア部門でランクインを果たせなかったので、日本部門をチェックしていきましょう。

1位 古座間味/座間味島(沖縄県)
2位 与那覇前浜/宮古島(沖縄県)
3位 ニシ浜/波照間島(沖縄県)
4位 砂山ビーチ/宮古島(沖縄県)
5位 阿嘉ビーチ/阿嘉島(沖縄県)
6位 イダの浜/西表島(沖縄県)
7位 白浜海岸/下田(静岡県)
8位 白良浜海水浴場/白浜(和歌山県)
9位 古宇利ビーチ/沖縄本島(沖縄県)
10位 永田いなか浜/屋久島(鹿児島県)
トリップアドバイザー「トラベラーズチョイス2018」人気のビーチトップ10-日本より
――このランキングを見て、どう思われますか?

「沖縄が多いですね。みんなが行きそうなところだなという印象ですかね。とはいっても、5位の阿嘉ビーチや6位イダの浜、9位古宇利ビーチがベスト10に入るところを見ると、吟味して、いいところに行っていますね」後藤編集長(以下同)
ケラマ諸島の阿嘉島ならば、ニシハマへ行くべし!(写真/齋藤靖行)
――1位は沖縄本島に近いケラマ諸島座間味島。同じくケラマ諸島は5位に阿嘉島が入っています。

「阿嘉島といったら、ダイバーにとってはスノーケリングが楽しい前浜、美しさではニシハマだと思うのですけど、ね。ちょっと意外。渡嘉敷島も入っていないけれど、トカシクビーチは混雑知らずで、ビーチがとにかくきれいですよ。しかも海ガメが根付いているんです。私としては、ケラマ諸島でしたら、ボートで行く嘉比島安慶名敷島ハナリといった無人島がおすすめです。人がとにかくいなくて、透明度が高くて、スノーケリングが楽しい!」
ケラマ諸島の無人島、嘉比島。沖縄本島からスノーケリングツアーで訪れることができます(撮影/原田雅章)
――ケラマ諸島は沖縄本島から日帰りもできる近さですよね?

「沖縄本島から一歩足を延ばしただけなのに、海外に負けないくらいきれいな海。できれば日帰りではなくて、島に泊まってのんびりした方がいいですよね。ヨーロッパの旅行者はケラマ諸島が好きは人が多いですよ。フランス人の友人から“座間味島にホテルを造りたいけど、どうすればいい?”って、真剣に相談されています。あれは本当に造るんじゃないかな(笑)」
こちらもケラマ諸島の無人島、安慶名敷島。見てください、この透明度!(撮影/原田雅章)

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宮古島から橋を渡って伊良部島へ

宮古島の穴場ビーチは島の南側にある……

――宮古島も2カ所入っていますね。

「4位の砂山ビーチはフォトジェニックですよね。アーチやトンネルがあって、風景に変化があるから、グラビア撮影によく使われている。インスタ映えはしますけど、ビーチ自体が小さいですからね、実際行くと、驚いてしまうかも」
2位の与那覇前浜は、宮古島東急ホテル&リゾーツ前にあります。ホテルに滞在すれば、それこそ思う存分!(撮影/原田雅章)
――宮古島のおすすめの穴場ビーチは?

「地元の人に連れていってもらったんですが、島の南側にあるイムギャー・マリンガーデンという海水浴場。ここは透明度が高く、砂浜がきれいで、スノーケリングが面白い。海遊びという点で条件が整っています。
岩礁が波をブロックし、ファミリーで遊べる、宮古島南部のイムギャー・マリンガーデン(撮影/原田雅章)
あと、宮古島から離島へ渡るのもおすすめです。その一歩があれば、海のきれいさがグッと変わります。2015年に伊良部大橋が開通し、行きやすくなった伊良部島。いいビーチがたくさんあるんですよ!」

――伊良部島には今年11月、イラフ SUI(スイ) ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古がオープンするので、世界から注目を集めますね。
伊良部島には絶品ビーチがあちこちに。白砂のキメの細かさ、空気をはらんだ感触などが心地いい渡口の浜(撮影/原田雅章)
「日本の渚100選」に選ばれたこともある伊良部島の佐和田の浜(撮影/原田雅章)
「そうですね。あと、下地島にあるパイロットが離発着を訓練するための専用空港に、近い将来、民間機も乗り入れが再スタートするようです。旅客ターミナルの建設着工が始まったようです」

――伊良部島はかつてマグロ漁で栄えたけれども、これからは海外に向けてラグジュアリーリゾートとして発信されていくかもしれませんね。
――あれ、どうして入ってないの?といちばん驚いたのはどこですか?

小笠原! 世界自然遺産なのに……。小笠原の中では南島がいちばんキレイ。レンジャーが同行でないと今は上陸できませんが、ぜひ行きたいところですね」

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後藤編集長が選ぶ日本の美ビーチベスト3とは?

いいビーチの条件は3つ

――ところで。後藤さんにとって、いいビーチの条件とは?

「1、ごちゃごちゃしていない。2、海がきれい。3、人がいない。自分の足跡がつけられるような浜が好きです」

――まさに人のいない穴場ビーチがお好みなのですね。では、それを踏まえた後藤さん的ベスト3ビーチをあげるとして、3番目は?

久米島はての浜。3つ白砂でできた島があって、前の浜、中の浜、いちばん奥にあるのがはての浜。誰もいないし、ここなら自分の足跡がつけたい放題」
浅瀬にサンドバンクが浮かぶ以外、何もない久米島沖のはての浜(撮影/石川肇)
――では2位は?

「ランキングの2位に波照間ニシ浜が入っていますが、たしかにきれいなのですけれども、地元の人に連れていってもらったペー浜が素晴らしい! 少し離れただけなのに、誰もいなくて、超きれい!」
――続いて1位は?

「沖縄に水納島はふたつあるのですが、多良間島沖の方。本当に手付かずの自然が残っています」
多良間島沖の水納島は一世帯のみが暮らす秘島。サンセットをひとり占めに(撮影/原田雅章)
水納島の海。海水のあまりのクリアさに、ひょっとして無味かもと思ってなめるたら、やっぱりしょっぱい(撮影/原田雅章)
――ひと家族しか住んでいないという島ですよね。行けるのですか!?

「私は宮古島発着のダイビングツアーでいったのですが、かつて島の人が住んでいた一軒家を借りて、島に滞在することもできます。宮古島で食材を買い込み、向こうで自炊しましたよ。多良間島まで行けば、水納島へ渡るツアーもあるはず。すごい自然が待っています!」
沖縄本島中部の本部半島の運天港からフェリーで渡る伊平屋島。ハードルが高い分、海の美しさも比例します(写真/水中造形センター
マリンフォトライブラリー)

●後藤ゆかり

月刊『マリンダイビング』編集長。大学時代にウインドサーフィンを通じて海と出会い、㈱水中造形センター入社を機にダイビングを始める。『マリンダイビング』や姉妹誌の旅行雑誌の編集スタッフとして、海外、国内のダイビングエリアやリゾートを取材。東京都出身。
月刊『マリンダイビング』
https://www.marinediving.com/index.php

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