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2021.06.27

どっちが彼女の好み? 女心のツボを知る京都のNEWホテル2軒

これぞ大人の京都。「ふふ京都」で庭園美と和の贅を

もはやコロナ後の観光再興を見据えて、いま京都には続々と話題のホテルがオープンしています。なかでも特に女性が喜びそうな2軒のホテルをご紹介。2軒目は京都らしさを随所に取り入れた「ふふ 京都」です。

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文/古関千恵子

昨年来、話題のホテルが続々とオープンしている京都。まさにホテルの百花繚乱状態!  どこにしようか迷ってしまうところだけれど、ココは“女性を喜ばせる”ことを念頭に2軒のホテルをクローズアップ。

前回の「フォションホテル京都」からガラリと変わって、今回は京都らしさを随所に取り入れた「ふふ 京都」。
かつての料亭から引き継いだ、美しい庭園美と離れ。町屋を思わせる意匠や妖艶なべんがら色が京都らしさを醸し出しています。“ふふ”ブランドに共通する、温泉と美食も抜かりなし!  ふたり浴衣でキメたい、はんなりとした旅におすすめのホテルです。
▲ 明治初期、琵琶湖疎水によって培われた庭園美が愛でられます。

【02】ふふ 京都

琵琶湖疎水によって育まれた庭園美と、佳麗幽雅な京文化に触れる

「ふふ 京都」が位置する南禅寺エリアは明治時代初期、京都の人々が待ち望んだ琵琶湖から引水する水路“琵琶湖疎水”によって庭園文化が花開いた場所。お隣には東山を借景するお手本のような日本庭園「名勝無鄰菴(むりんあん)」があり、周辺にも数々の名庭園があります。
▲ 平安京から伝わる「四神相応」の考えに則った、北側の玄関。
かつての料亭時代から引き継いだ「ふふ 京都」の日本庭園も、引き入れた琵琶湖疎水によって沢飛びの石や、桜やもみじなど四季折々の植栽が目を楽しませてくれます。

そして京都は方角を司る神々(玄武、青龍、朱雀、白虎)の「四神相応」の地。「ふふ 京都」の庭園はそれぞれの方角に適した地勢や地相、色彩を配しています。
▲ チェックイン&アウトも庭を楽しみながら。レセプションではコンシェルジュがおすすめスポットなどを案内してくれます。
たとえば北(四神:玄武、色:黒、地相:丘陵)に面したエントランスには、南禅寺の管長による表札を掲げた、葛石の古材の門が構えています。そのまま真黒石を敷き詰めたアプローチを進むと、玄関前に黒石や樹木がせり出し、山系を表現しています。

このように東西南北、それぞれの方角で繁栄につながる、最適な環境が作られています。そのせいか、館内にはゆったりと心落ち着く、良い“気”が流れているようです。
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光の妙技と妖艶なべんがら色。雅な京都を感じる客室

コンセプトは「こぼれる光 文化のかほり 佳麗幽雅な京のリゾート」。

すべての客室は、格子から差し込む日差しや天井に揺らぐ明かりなど、光が効果的に取り入れられています。そして町屋でよく目にする妖艶な“べんがら色”の小物や茶道具などが、大人向けのアクセントに。“整っていて美しく、上品で深い趣のあるさま”を意味する造語、“佳麗幽雅”な風情が醸し出されています。
▲ 「ふふラグジュアリーコーナースイート」。壁は漆和紙。窓からは日本庭園が。
40室のうち、最も部屋数が多いのは、「コンフォートツイン」。ハイエンドは「ふふ ラグジュアリー プレミアム スイート」。各部屋は百人一首から想起される漢字2文字がそれぞれ名付けられています。自慢の庭園が愛でられるのは東向きの客室なので、そのあたり、要チェックです。
▲ 「コンフォートツイン」広さ42平方メートル以上。最もポピュラーなクラス。
“ふふ”ファンはご存知のとおり、どの部屋タイプもその土地の文化を昇華した意匠が随所にちりばめられています。たとえばオリジナルのカーペットは琵琶湖疎水をイメージした観世水の文様と四季の花をデザイン。客室の入口近くのアロマやオーガニックなバスアメニティは、桜とビャクダンをブレンドした雅な香りです。華道家の指導による生花も、室内に彩を添えています。
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湯沸かしはバーミキュラの電気ポットに加え、坂井直樹さん作の鉄瓶も用意。茶葉は小山園のオリジナルの若芽を摘んだ“芽茶”。鉄瓶で沸かしたお湯は鉄分が流れ出て、日本人好みな味わいになるのだとか。ひと手間かけると、お茶の時間も、ぐっと贅沢な気分になります。
▲ 作家による鉄瓶、小山園の「芽茶」、お茶に適した「伏水」を用意。丁寧に味わいたいお茶です。
照明やシェイドのスイッチは、月の満ち欠けのマークでシーンをコントロール。ベッド脇の照明スイッチもわかりやすく、混乱することもありません。また、「ふふ 京都」からタブレット端末を各部屋に用意。お土産もブティックへ行かずして、オーダーができ、各部屋のユーティリティボックスに届けてもらえます。

また、“ふふ”のお楽しみといえば、温泉。ひのきの香りが立ちのぼる湯舟に浸かり、天井を見上げると、光がゆらゆら。f分の1のゆらぎのように、リラックスできます。ちなみに、温泉は大阪府内からの運び湯でありながら、かけ流しの贅沢さです。
最上位の「ふふ ラグジュアリープレミアムスイート」はしつらえも特別。市松模様を描いた、名栗加工の桜材の床は、足裏から木のぬくもりが伝わってきます。「ふふ ラグジュアリー コーナースイート」も加えた上位6室は、部屋の一角に手水鉢が置かれ、水音や水のきらめきなど、風情豊か。そしてお茶類を収納する“京つづら”は、名工の渡邉良和さんによるもの。しかも、べんがら色の特注品です。
▲ 一人のみの葛籠職人による“京つづら”に茶道具が収まっています。
部屋によって、壁に漆和紙を使用したり、水回りが左官仕上げだったり、ベッド脇の窓が雪見障子だったり。古き良き伝統の技術が、現代のテイストに合わせて取り入れられているのも、見どころです。
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日本庭園に面したカウンターで、炭火焼とたっぷりの京野菜を

“ふふ”ブランドの大きな魅力が“食”。

レストランの「京野菜と炭火料理 庵都(いほと)」では“炭火焼”をフィーチャーし、京野菜もふんだんに使った、京都ならではの繊細かつ力強い料理を表現しています。
▲ 日本庭園を並んで眺めつつ、食事が楽しめるシート。他に個室やカウンターもあり、プライベート性が高い造りになっています。
ディナーは、前菜・お椀・お造り、八寸、炭、鍋、食事、留め椀、水菓子のコース。

例えば前菜は、新緑の季節ならば、鹿ケ谷かぼちゃ、フォアグラ鋳込み、アワビ、車エビ、たらの芽、二色のアスパラ、ゆり根など20種前後の食材が一皿に。京都の春がお皿の上に満開していました。

そして特徴的な炭。お造りであっても新鮮な魚介をそのままでも、手元に置かれた炭で軽く炙っても、いただくことができます。特に、京丹後の吟醸鯖へしこは火が入ると香りも濃厚になります。
さらにメインの「青竹筒焼き」では、竹の皮で包みをのせた青竹が、煙を立てながら炭と一緒に供されます。竹の皮の包みを開くと、黒毛和牛の味噌漬けや紅はるかの酒盗チーズ、季節の野菜など、目に楽しく香ばしいかおりが鼻をくすぐります。

朝食もインパクト大! 福を重ねるという縁起のいいお重、福重膳(ふくえぜん)による四段重ねの盛り付けです。さらに、白みその風味を生かした庵都汁(あんとじる)も、「ふふ 京都」の看板メニュー。京都丹波産こしひかりの釜炊きごはんの湯気の香りも、ごちそうです。朝から幸せな満腹感で一日が始められます。
レストランは個室や間仕切りなどを使い、プライベート性を高めた間取りになっています。料理を客室に運んでもらうこともOKです。

おすすめは日本庭園に面したふたり掛けのカウンター。ふたり並んで池や四季折々の植栽を眺めつつ会話を楽しみ、手の込んだお料理に驚きの歓声を上げながら舌鼓。まさにカップルのためのシートと言えそう。
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風雅な離れで華道や香道、お座敷遊び。夜にはバーとしても

庭園の中に溶け込むように佇む木造平屋の離れ「八重一重」。着物の柄として使われていた“矢鱈縞(やたらじま)”を取り入れた障子や、昔ながらの柿葺きの屋根など、伝統的な手法の日本家屋です。それはまるで一幅の日本画のよう。

昼間の「八重一重」では京都の文化に触れるプログラムが体験できます。
▲ 「八重一重」と名付けられた伝統的な日本家屋の離れ。
たとえば、「プライベートなお座敷遊び」(10万円/90分)なら、花柳界の粋な気分が味わえます。一見さんにとっては敷居が高い、雅な世界を知る機会。華道や茶道(いずれも8000円~/60分)、聞香を体験する香道(2500円~/60分)など、日本人として一度はたしなんでみたい伝統文化のプログラムも面白そう。

夜の「八重一重」は一転して、和情緒なバーとして営業。池の水面に揺らめく明かりや宵闇に揺れる木々といった、日本庭園の幽玄な美をアテに一杯いきたいところです。
▲ 17時以降はバーに変身。カウンターと庭園を望むテーブル席があります。

■FUFU KYOTO JAPAN ふふ 京都

住所/京都府京都市左京区南禅寺草川町41
HP/https://www.fufukyoto.jp/
予約・お問い合わせ/TEL0570-0117-22

●コンフォートツイン4万4000円~、プレミアムスイートツイン7万7000円~、ふふラグジュアリーコーナースイート11万円~、ふふラグジュアリープレミアムスイート13万7500円~など(1室2食付、2名利用時1名料金。税・サ込/入湯税・宿泊税別)

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