2018.02.19
旅先でもこたつでほっこり❤ウィンターリゾート3選
ラグジュアリーなグランピングリゾート「星のや富士」、いか型こたつがユニークな「星野リゾート 青森屋」、幻想的な夜景を楽しめる「あぶらや燈千」など、心も身体もあたたまるこたつリゾートを探しました。
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文/河合かおる
周囲の気温が低ければ低いほど、冷えた身体をすっぽりと包み込むヌクヌクのこたつはその価値を高めるのであります。
今回ご紹介するのは、あえての寒い場所で楽しむこたつ。
冷え込む真冬のアウトドアを、ラグジュアリーなグランピングリゾートへと昇華した「星のや富士」、思わず彼女も胸キュンの愛らしいスイーツをこたつで味わう「星野リゾート 青森屋」。そして、ポカポカ湯上りに一杯、を非日常なヌクヌク空間で楽しめる長野の温泉旅館「あぶらや 燈千」。
寒ければ寒いほどに、「こたつから出たくな〜い❤」と甘える彼女と、今しか味わえない愉悦のデートをほっこり楽しんでみてはいかが?
◆ 星のや富士「テラスのこたつで味わう鹿しゃぶ鍋」
湖を望むキャビンのテラスに用意されるのは、ヌックヌクのこたつと地元で獲れた鹿肉を味わう鹿しゃぶ鍋。
モクモクと立ち上る湯気の熱気とキーンと冷たい夜風を交互に感じながら、冬野菜のピクルスや鹿肉のパテをつまみにワインを傾ける……。
山梨県では、鹿や猪などの害獣が増加し、農業や林業に深刻な被害をもたらしているのだそう。そこで、同リゾートでは年間を通してそれらの肉を有効活用するためのメニュー開発に取り組んでいるのだとか。
「山麓の鹿しゃぶ鍋」は、ロース肉やモモ肉を鹿の骨からとったコクのある出汁にさっとくぐらせて、まずはそのまま何もつけずに。肉本来の旨味を存分に堪能したら、ダイダイのポン酢、春菊のペースト、木の実のゴマだれなどをたっぷりとからませていただきます。
周囲が寒いから、何時間でもこたつの中でぬくもっていられるし、気づけばお酒もグイグイすすんでしまう……。
彼女のほんのりピンク色に染まった頰と白い息を見つめながら、更けゆく冬の夜に身も心も沈めてみるのも良いカモ。
◆ 星のや富士「山麓の鹿しゃぶ鍋」
住所/山梨県南都留郡富士河口湖町大石1408
お問い合わせ/0570-073-066(星のや富士)
期間/2017年12月1日〜2018年3月15日
時間/18:00〜(予約時間にキャビンで用意)
料金/9,000円/1名(税・サービス料10%別、宿泊代別)
定員/1日6組(要予約)
◆ 星野リゾート 青森屋「イカこたつde食べるイカコロネ」
でも、それって女子的にどうなんだろう……?
地酒をグイグイ飲みたいオヤジさんと、お酒はあまり得意ではない彼女の両方が、寒さ染み入る青森の夜を楽しめる場所。
それが、「星野リゾート 青森屋」です。
こちらでは、4月1日までの間、館内の「ヨッテマレ酒場」で青森を代表する海の味覚・イカをモチーフにしたイカコロネが登場。
さらに、昭和レトロな雰囲気漂う「じゃわめぐ広場」に設置されたイカ型のこたつ「イカこたつ」で温まりながらいただくことができるというのだから、デートが盛り上がらないわけがありませんね。
◆ 星野リゾート 青森屋「イカコロネ」「イカこたつ」
住所/青森県三沢市字古間木山56
お問い合わせ/0570-073-022(星野リゾート予約センター)
期間/2017年12月1日〜2018年4月1日
時間/19:00〜24:00(L.O. 23:00)
料金/1,000円/1名(税・サービス料込)
◆ あぶらや燈千「ルーフトップジャパニーズバー 雪月花」
開湯1350年の歴史がある長野県・湯田中温泉に、2016年オープンした「あぶらや燈千」。露天風呂付き客室や、11種類のお風呂が楽しめる展望大浴場など、身体の芯から温まる温泉を満喫することができるお宿です。
店内に飾られた葛飾北斎の浮世絵、幻想的な雰囲気を醸し出す独特の照明。日本の風情漂うロマンティックな空間が、二人を非現実的な世界へと誘います。
そして、テラスには長野の美しい雪景色を望むルーフトップにしつらえられた、トランスペアレントなかまくらがズラリ。中に用意されているのは、およそマイナス5度の外気温を微塵も感じさせない、ヌクヌクのこたつ席。
さて、部屋に戻ったらそのままふかふかの布団に潜り込むもよし、部屋の露天風呂でもうひと風呂浴びるもよし。
温泉旅館ならではのほっこり長い夜をお楽しみくださいませ。
◆ あぶらや燈千 ルーフトップバー雪月花
住所/長野県下高井郡山ノ内町大字佐野2586-5
お問い合わせ/0269-33-3333(受付時間 9:00〜21:00)
時間/20:00〜23:00(L.O. 22:30)
チャージ料/宿泊者の方は無料、宿泊者以外の方は500円(税別)