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2021.03.28

【比較分析!】 最旬東京ライフスタイルホテル10 [その2][その3]

話題&注目のライフスタイルホテル、「K5」と「ザ ノット 東京新宿」を知ってますか?

東京を中心に近年次々と開業している「ライフスタイルホテル」と呼ばれるホテル。デザイン性が高くしっかりしたコンセプトをもった個性的なホテルが多く、その魅力は様々。本特集では注目の10軒をご紹介します。今回は「K5」と「ザ ノット 東京新宿」をピックアップ。

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写真・文/古関千恵子

最近、よく耳にする「ライフスタイルホテル」。これまでのホテルと何が違うのか? なんとなくわかっているようで、実際のところ曖昧だったりしませんか? そこで東京のライフスタイルホテルの最新10軒を5回に分けてチェック。それぞれコンセプトも、ロケーションも、サービスも様々。正直、どこに泊まるかで“東京”の印象もがらりと変わります。これを読めば、自分にぴったりのライフスタイルホテルが見つかるはず。今回ご紹介するのは「K5」(日本橋兜町)と「ザ ノット 東京新宿」です。
▲ 1923年に建造された「兜町第5平和ビル」。かつての建物名から「K5」。

■K5

兜町の歴史的建物をリノベーション。ホテルと飲食の個性がスパーク

東京証券取引所の裏手、かつて日本初の銀行だった「兜町第5平和ビル」(1923年竣工)を、できるかぎり生かしてリノベーションを行った「K5」。堅牢な石造りの建物の、地下1階と1階にレストランやバーなどの飲食、2~4階にホテルが展開している。
▲ シグネチャールームの「K5ロフト」。天井は高さ4.5メートル! 4階はこの部屋以外も、この天井高。
通常、レストランやバーはホテル内施設として捉えるけれど、ここではそれぞれがホテルの枠組みを超えて個性を発揮。NYの「Brooklyn Brewery」のフラッグシップとなるビアホールや、古書が並ぶライブラリーバー、人気の創作料理「Kabi」の系列レストランや、話題の「SWITCH COFFEE」、どれも路面店として勝負できる魅力の持ち主。なので、ホテルというより、マイクロコンプレックス(小さな複合施設)を標榜している。
▲ 植栽の巧みな配置から、同じフロアにありながらレストランとコーヒーショップが分かれている。
内装のデザインを担当したのは、スウェーデンのストックホルムを拠点に活躍しているユニット、クラーソン・コイヴィスト・ルーネ(以下CKR)。床やレストランの壁は元の建物を生かしつつ、北欧の洗練されたセンスと、和のニュアンスが絶妙にブレンドされた空間になっている。

また、「リターニング・トゥ・ネイチャー」のコンセプトから、植栽演出集団が手掛けた150鉢ものグリーンも印象的。飲食エリアのみならず、ホテルの客室内にも緑がたっぷり。都会における癒しの場になっている。
▲ ライブラリーバー「Ao」。お茶や漢方を使ったカクテルもラインナップ。
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4階は天井高4.5メートル! スイートルームはセンスのかたまり!

宿泊部門の「K5」は、2~4階に展開し、全20室。特に歴史的建物であることを感じるのは、4階。なんと天井高が4.5メートルを超える。まるでロビーラウンジや宴会場のようなスケール感だ。また、テレビはあえて置かず、全室にアナログなレコードが用意されている。

なかでも、このホテルの象徴的な存在は1室のみのスイートルーム「K5ロフト」。インパクト大なのは、ベッドの上に吊るされた巨大なペンダントライト。米粒から創意を得た、CKRがこのホテルのためにデザインしたもの(サイズ違いで全室に設置)。そして横長に広いバスルームのライティングも、赤からピンク、白へと色が移り変わるユニークな仕掛け。80平方メートルの広さがあり、ダイニングテーブルやキッチン付きだ。
さりげないこだわりも、見逃せない。たとえば、銅板で作られたドア。指紋が残るし、錆もする。けれど、それも味わい。経年変化があるので、いつか再訪する楽しみにもなる。爽やかに香る杉材をカーブさせて使用しているのも、高い技術によるものだ。そして客室をつなぐ廊下は片側が窓で、どことなく昭和の香りがする、型押しの窓ガラスが使われている。ベンチのように置かれた椅子も下町の路地のようなレトロ感を醸し出している。
レストランやバーのみの利用もいいけれど、朝の日本橋兜町の散策が楽しめるのは滞在した人の特権。近代日本を支えた金融街・日本橋兜町のなつかしい風情と、今を投影するショップ、新旧の交錯を歩く速さで味わいたい。

POINT

・100年近い年月を経た建物をリノベーション
・150鉢以上の植栽
・個性的なレストランとの複合施設

ホテルに聞いた「ライフスタイルホテルとは?」
「宿泊する人、地元の人の感性を揺さぶる空間」

■K5

住所/東京都中央区日本橋兜町3-5
HP/https://k5-tokyo.com/
予約・お問い合わせ/TEL 03-5962-3485

●室料/K5ルームロフトフロア4万9200円~、K5ロフト13万1100円~など(税サ込み)

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■ザ ノット 東京新宿

新宿の多様性と公園の開放感、そして遊び心効いたキュレーションが魅力

歴史を引き継ぎ、文化を継承していく、そんな“結び目”でありたいという思いが込められた“ザ ノット(THE KNOT)”。横浜を第1号として、東京、札幌、広島へ展開しているライフスタイルホテルのリーディングブランドだ。ここ「ザ ノット 東京新宿」は2018年11月に、西新宿の高層ビル群を抜けた新宿中央公園の目の前に開業した。
▲ 目の前に新宿中央公園、ホテル周囲にも木々が。
新宿は、ゴールデン街や新宿2丁目もあれば、緑豊かな新宿中央公園もある多様性の街。様々な人々が行き交う新宿という街の懐の深さと、子供から大人までが集う新宿中央公園の開放感。このホテルは、その両方の特徴を表現しているといえそう。たとえば、インテリアはヴィンテージの名品からデザイナーによるオリジナル家具まで、個性豊かなラインナップ。そして宿泊ゲストや近隣の住民、たまたま新宿へやってきた人、あらゆる人が心地よく過ごせる空気感。思えば、THE KNOTはこのロケーションを、そのままに体現している。
▲ 1階のエントランスを抜ける、ベーカリーやタパス ラウンジを越え、奥まったところにロビー
ディレクションを担当したのは、IDEEの創立者で、FARMERS MARKET@UNUなどを仕掛けた黒崎輝男さん、そしてアートキュレーションはMIDORI.so GALLERY を手掛けた大矢知史さん。この二人のタッグは、2020年に開業した「ノーガホテル」でも実現している。
また、このホテルのもうひとつの大きな特徴は、ユニークなアクティビティだろう。トーキョーバイクのレンタルが可能なここは、自転車を活用しながら、テーマに則してその道を究めたガイドがホテル近隣を案内するイベントなども開催。そのテーマが心惹かれるものばかり。たとえば「おつかいパンナイト」では、パンラボ池田浩明さん & PAINLOT 山田慎さんのナビゲートで美味しいパン屋さんをめぐり、食べくらべ。他にもお花見ライドやカルチャーライドなど、どれも面白そう(参加費3000円~)。THE KNOTのキュレーションによって、この街の知らなかった楽しみ方を発見できそうだ。
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ホテル以上のレストラン、「MORETHAN」

ホテルのレストラン「MORETHAN」は、吹き抜けになった1~2階に展開。吉祥寺の「MOTHERS」の系列店で、ひとつのテーマ性を保ちながら、タパス ラウンジ、ダイニング、グリル、ベーカリー、バンケットの4つの機能を持っている。
1階には食パンが大人気の「ベーカリー」、オールデイダイニングの「タパス ラウンジ」。2階にはスペインから取り寄せた、炭火を使うジョスパーオーブンが自慢の「グリル」、会議や小さなパーティーにちょうどいい「バンケット」。テイクアウトもイートインも、その日その時の気分に合わせて利用できる。
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シェフやインストラクターを招くこともOKのテラススイート

13階建てのホテル棟に408室。公園とつながったように感じられる、ナチュラルな色使いが心落ち着く。部屋タイプは広さやベッドのスタイル、階数によって8種類に分かれ、広さは14平方メートル以上。

必要最低限のアメニティながら、長めの丈のガウンや、KINTOとコラボしたマグカップなど、オリジナルも用意。ミネラルウォーターにプリントされた「HELLO」の文字に、ちょっとした遊び心もちらりと見える。
▲ 「テラス スイート」はベッドルーム、リビング、ダイニング&キッチンがひとつながりに。
そして最上階の新宿中央公園と都庁を見下ろす部屋には、家具好きなら「おっ!」と目を引く、デザインチェアが用意されている。イスに身を沈めて、朝・昼・晩の新宿の移ろいをひたすら眺めるのも、贅沢な過ごし方だ。

おすすめは、3階にあるコンセプトルームの「テラススイート」。室内109平方メートル+テラス137平方メートルの広さがあり、収容人数は6名。本格的なキッチンやアート作品が飾られたリビングなど、ホテルというより、どこかの邸宅に訪れたような雰囲気。
しかも「テラススイート」では、宿泊コアタイム(20時~翌8時)以外なら、外来ゲストを招くことができ、ケータリングやインストラクターなどの外部のサービスも受けられる。シェフを招いてのパーティーや、広々としたテラスでヨガインストラクターのリトリートなど、使い方はアイデア次第。生け花作家によるワークショップや、寿司職人のケータリングなど、THE KNOTのキュレーションによるテラススイートゲスト限定のワークショップやケータリングもオーダーできる。

POINT

・新宿中央公園とシームレスにつながるデザイン
・自転車を使った、ユニークなツアーアクティビティ
・シェフやインストラクターを呼べるコンセプトルーム

ホテルに聞いた「ライフスタイルホテルとは?」
「日常と非日常の合間」

■ザ ノット 東京新宿

住所/東京都新宿区西新宿4-31-1
TEL/03-3375-6511
HP/THE KNOT TOKYO Shinjuku | 旅するホテル (hotel-the-knot.jp)

★他にもこんなホテルを取り上げています
公園と一体化した渋谷の新スタイルホテル「シークエンス宮下パーク」
・地域と密接に繋がった新文化拠点ホテル「The Lively 東京麻布十番」と「ノーガホテル 秋葉原 東京」
(近日公開)

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