• TOP
  • STAY&TRAVEL
  • 公園と一体化した渋谷の新スタイルホテル「シークエンス ミヤシタパーク」

2021.03.21

【比較分析!】 最旬東京ライフスタイルホテル10 [その1]

公園と一体化した渋谷の新スタイルホテル「シークエンス ミヤシタパーク」

東京を中心に近年次々と開業している「ライフスタイルホテル」と呼ばれるホテル。デザイン性が高くしっかりしたコンセプトをもった個性的なホテルが多く、その魅力は様々。本特集では注目の10軒をご紹介します。今回は渋谷に誕生した「シークエンス ミヤシタパーク」をピックアップ。

CATEGORIES :
CREDIT :

写真・文/古関千恵子

▲ 別角度から、知らなかった東京のシーンを見る機会にも。(シークエンス ミヤシタパーク)
最近、よく耳にする「ライフスタイルホテル」。これまでのホテルと何が違うのか? なんとなくわかっているようで、実際のところ曖昧だったりしませんか? そこで東京のライフスタイルホテルの最新10軒を5回に分けてチェック。それぞれコンセプトも、ロケーションも、サービスも様々。正直、どこに泊まるかで“東京”の印象もがらりと変わります。これを読めば、自分にぴったりのライフスタイルホテルが見つかるはず。

ライフスタイルホテルって、なんだ?

“ライフスタイルホテル”の特徴は、デザイン性が高く、しっかりとしたコンセプトを持ち、地元とのつながりを大切にしているという点でしょうか。そしてゲスト同士のコミュニケーションの場(新型コロナ禍では難しいですが)であることが、ポイントでしょう。

なかでも象徴的といえるのが、 “ソーシャライジング”という体験。ロビーなどパブリックな場で、ホテルに滞在しているゲストやホテルスタッフがコミュニケートし、同じ場所、同じ時間を共有する、偶然から生まれた“親密さ”を分かちあうもの。
▲ ゲストやスタッフ、近隣の住民との交流できるパブリックスペース。(The Lively 東京麻布十番)
この概念が生まれたのは、1980年代。昨年開業した「東京エディション虎ノ門」の仕掛け人のホテリア、イアン・シュレーガーが1984年開業の「モーガンズニューヨーク」で“ロビーソーシャライジング”という言葉とスタイルを提唱しました。

それに先立つ1981年に「キンプトンホテルズ&レストランツ」の創業者ビル・キンプトンが手掛けたホテルのコンセプトも、“五感を刺激するアーティスティックな空間と、マニュアルのないパーソナルな体験の提供”。まさに、ライフスタイルホテルの根源とするもの。キンプトンの各プロパティで開催されている“イブニングソーシャルアワー”も、人と人とのつながりを取り持つ場になっています。
ここ数年の東京に誕生したメイドイン日本のライフスタイルホテルは、さらなる進化を遂げているようです。

たとえば、アーティストや生産者とコラボをした唯一無二の体験を提案。レストランやバーはホテル宿泊者のみならず一般にもオープン。そして客室数が少ないプロパティが多く、ホテル業界ではない、不動産業など異業種からの参入が多いのも特徴でしょう。

そして東京に開業したライフスタイルホテルは、実にはバラエティ豊か。ロケーションも違えば、コンセプトも異なり、選んだホテルによって東京自体の印象さえ、違ったものになるでしょう。たとえば渋谷と蔵前では、求めることや体験する内容が変わってきます。これは多面的魅力をもつ東京ならでは。
では、「どこに泊まったらいいのやら……」。

そこで、新たに東京にオープンした日本発のライルスタイルホテル10軒をチェック。「ライフスタイルホテルとは?」という質問も、各ホテルにぶつけてみました。これを読めば、自分が求める一軒が、見つかるはずです。
PAGE 2

■シークエンス ミヤシタパーク(seaquence MIYASHITA PARK)

見たことのない渋谷が広がる、公園と一体化した新スタイル

渋谷区立宮下公園跡地に誕生した、公園+商業施設と合体した次世代型ライフスタイルホテル。施設全体において原宿寄りに位置し、渋谷駅から続く公演は約330メートル。この距離のおかげで、駅周辺はビルが林立しているけれど、ホテルからは遮るもののない、開放感のある眺望が実現。山手線が眼下を走り、代々木公園と明治神宮の杜の向こうに、新宿の高層ビル群。今後、建物が建設できない公園や寺社なので、これは永久眺望だ。そんな高層階から見る街と緑の風景は、東京駅周辺でも銀座でもなく、まるでNYのセントラルパークのよう。
▲ 渋谷区立宮下公園の跡地に誕生。ホテルは最も原宿寄りに位置。
三井不動産グループがトップクリエイターと手を組んだ、新たな次世代型ライフスタイルホテル「シークエンス」。こちらシークエンス ミヤシタパークは、 “誰でも公園にいるような心地いい時間、空間”を目指す“PARK MIND”をコンセプトに掲げている。

注目したいのは、これまでにない取り組みやシステム。

チェックイン&アウトの時間を、一般的なホテルよりも遅めに設定。チェックインは17:00、チェックアウトは14:00。加えて朝食は12:00まで利用可能。つまり、渋谷で街遊びをして、夕食前にチェックイン。服を着替えて夕食に出かけられる。翌日はゆっくり朝食を取り、公園や周辺を散歩した後にチェックアウトができる。渋谷でのやりたいコトに叶ったスケジュールが組めそうだ。
▲ 非対面でチェックイン&アウト。渋谷のライフスタイルに合わせた時間ずらしもポイント。
事前にWEBまたはアプリから個人情報を登録することで、チェックインは顔認証システムまたはQRコードでセルフチェックインが可能。キャッシュレスにも対応し、客室に置いてあるタブレットでフロントへ行かずとも、チェックアウトを済ませることもできる。接触や密を避けたい、今のご時勢にはぴったり。待ち時間も節約できそう。
PAGE 3
▲ ギャラリー替わりのロビーエリアに置かれたアート作品。
また、渋谷ゆかりの若手クリエイターやアーティストの作品と出会えるのも、このホテルの面白さ。ギャラリーの役割を担うロビーをはじめ、各客室にもアートを展示。立体アートや絵画のみならず、スイートルームでは渋谷で採取した“音”までも加工し、無形のアートとして表現されている。ホテルで偶然目にした作品が、近い将来、大化けする可能性も大だ!
▲ スイートルームのリビングからの眺め。億ション級の眺めを堪能。
PAGE 4

東京の覇者気分に浸れるスイートルームからグループ向け二段ベッドまで

▲ スイートルームのベッドルーム。山手線や公園のおかげで、今後も高層ビルで視界が遮られることのない永久眺望。
6~17階にわたり全240の客室は、「感性にあふれた、東京の部屋」がコンセプト。家具や備品など触れられるものに上質なラグジュアリーを求め、シンプルな仕上がりになっている。

建材にはウッドや無機質なモルタルなど、公園で目にするものを使用。ほぼすべての客室の窓の近くにロングベンチを設置し、足を投げ出して街を眺めることができる。さらに公園といえば風通しがいいところ。客室には大きな窓を置き、換気口から“外気”と共に外の音も入ってくる仕掛けに。ここにも“PARK MIND”のコンセプトが取り入れられている。
▲ ベッドルームに接したバスルーム。アメニティはゴミを減らすために厳選。
客室タイプは、最大6名まで利用できる2段ベッドタイプから、ダブルやツイン、そしてスイートまで、あらゆるゲストのスタイルに対応。広さは13.7平方メートル以上。ビューバスタイプの部屋では渋谷の夜景をバスタブに浸かりながら見晴らせる。
▲ 渋谷の夜景を眺めながら眠りにつけるキングルーム。
おすすめは、最上階(17階)にある1室のみのスイートルーム。横長の広々としたリビングとベッドルームとバスルームからなる、94.7平方メートル。なんといっても部屋の2面を大きな窓が占め、新国立競技場や代々木競技場、明治神宮の杜、富士山がパノラミックに広がる! 億ション級の圧巻の眺めを、数日単位で手にできるのだから、なんてお手頃! 

スイートルームのみ設置された真空管のアンプは、この部屋のためだけに制作されたもの。アンプが奏でる音がソファ下のスピーカーから溢れ、部屋全体を包み込む。QRコードを読み込めば、渋谷の音のアートも楽しめる。
▲ 窓ガラスに書かれた「Hi! TOKYO」の文字がSNSに載せたい欲望を刺激。
PAGE 5

宿泊していなくても利用したい、オープンなレストラン&バー

宿泊ゲストオンリーではなく、公園のようにオープンな場であることも、このホテルが大切にしているファクター。4階のカフェ&バー「ヴァリー・パーク・スタンド」は、渋谷区立宮下公園からシームレスにつながる開放的な造り。

4階のバーには「バカルディ レガシーカクテルコンペティション」ニューヨーク大会代表の経歴を持つバーテンダーが就任。バーだけでも利用したくなる。
▲ 4階のロビーフロアにあるカフェ&バー。渋谷区立宮下公園からそのままつながっている。
5階のレストラン&バー「ドンシー レストラン & サカバ」はシルクロード圏のことばで「東西」を意味し、アジアの各国料理をサーブする。産地にこだわったボリュームサラダなどが楽しめる。12:00までOKの朝食も、こちらで。

また、最上階の18階にはエンターテイメント&バー「SOAK」(営業はホームページを参照)が。先鋭のシェフとバーテンダーを揃え、ルーフトップでお湯遊びができる「OYU」も併設している。

進化が加速する渋谷の象徴的存在といえるホテルだ。
▲ 5階の「ドンシー レストラン & サカバ」はアジアの国々からインスパイアされたクリエイティブなメニューを供する。

POINT

・過ごす人のライフスタイルに合わせたチェックイン&アウトの時間ずらし
・非接触のチェックイン
・IOT技術を使い、渋谷のカルチャーを発信

ホテルに聞いた「ライフスタイルホテルとは?」
「それぞれのライフスタイルに寄り添った、心地よく過ごせる空間と空気感のあるホテル」

■シークエンス ミヤシタパーク(seaquence MIYASHITA PARK)

住所/東京都渋谷区神宮前6-20-10 MIYASHITA PARK North
HP/https://www.sequencehotels.com/miyashita-park/
予約・お問い合わせ/03-5468-6131

●スイートルーム10万2700円~、ツイン1万8200円~、ミディアムダブル1 万2900円~(税込)

★他にもこんなホテルを取り上げています
・歴史と文化の継承を目指したライフスタイルホテル「ホテル K5」と「ザ ノット 東京新宿」(近日公開)
・地域と密接に繋がった新文化拠点ホテル「The Lively 東京麻布十番」と「ノーガホテル 秋葉原 東京」(近日公開)

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

LEON.JPの最新ニュースをお届けします。

RECOMMEND FOR YOUおすすめの記事

    RELATED ARTICLES関連記事

    SERIES:連載

    READ MORE

    買えるLEON

      SPECIAL

        公園と一体化した渋谷の新スタイルホテル「シークエンス ミヤシタパーク」 | 旅行 | LEON レオン オフィシャルWebサイト