2017.07.18
刑務所、本屋、浮かぶ球体……ユニークすぎるホテル、オープン予定です
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文/中島 由貴
では、ホテルデートの糸口となってくれるオープン予定の注目ホテルをご紹介いたします。意中の彼女との会話を弾ませたい、誘い水をまいておきたい、というあなた、ぜひネタ帖にメモメモ!
タイホじゃなくてチェックイン! 日本初の監獄ホテル

実はこちら、明治政府により建設された5大監獄のなかで、100年以上経った今もほぼ当時のまま現存する唯一の施設。2017年には国の重要文化財にも指定されています。
そんな歴史的建造物を保存したいという地元の声を受け、保全目的と歴史・史料を伝承する史料館としてオープンする運びに。この機会に「独房に泊まってみよう!」と誰が言ったか言わないか、元の監獄棟が“文化財リノべーションホテル”になることに、という次第です。
さらに、病監は無印良品による簡易宿泊型ドミトリー「(仮称)MUJI HOSTEL」となり、長期宿泊も可能になるんだそう。とはいえ、今年17年の3月まではバリバリの現役刑務所ですからね。「そらみつ奈良(仮称)」という、奈良監獄の美しい煉瓦建築がもっともよく眺められるようにと同敷地内に増設されるホテルも建築予定ですので、こちらにという選択肢もございます。
東京ドーム約2個分もの広大な敷地内には、さらにレストラン、カフェバー、温浴施設、商業テナントエリア等の付帯施設も併設予定だとか。
元は監獄なのにちゃんと快適、というなんとも前代未聞なホテル。こっちなら、一度は入ってみたい!

◆ HISTERRACE奈良(仮称)
住所/奈良県奈良市般若寺町18
お問い合わせ先/☎️03-6858-2330(ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ株式会社広報)
◆ 移動式水上ホテル(名称、オープン日未定)
無人島までプカプカ漂流!? 浮かぶ円盤ホテル

アトラクション性抜群のホテルですが、浴室、トイレなどを備えており、4名ほど泊まれる通常のホテル程度の広さがある2階建ての客室になるとのこと。入手したイメージ画をよ〜く見てみると、2階部分のベッドルームの天井は屋根がなく透明⁉ ということは密室の中、ベッドに寝転んで夜空に瞬く星を肩よせあいながら眺め、無人島まで一晩かけてプカプカ漂流する、な~んて、これ以上ないほどロマンティック! 完成の折にはいち早く体験レポートをお届けしたいものです。
◆ 箱根本箱(2018年春オープン予定)
囲まれるは良書2万冊! まるで巨大な書斎にステイする感覚

また、併設のレストラン&カフェは箱根近辺の食材を中心に、コーヒーやジュース、ワイン、スイーツに至るまでオーガニックのものにこだわったイマドキな仕様を予定。温泉はもちろん、ワーキングスペースまでもあり、施設内のどこにいても本と一緒にいられる、まるで館内全体が「書斎」のような、なんとも不思議なホテルとなりそうなのです。

◆ 箱根本箱
住所/神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-491
お問い合わせ/☎️03-6316-2115