明・清朝時代の伝統家屋を移築再建したヴィラは、周囲をクスノキの巨木に取り囲まれ、古代から息づく自然と静謐な歴史が融合した極上のリゾートです。

ここでは、もう30年近くアマンが人を惹きつけるワケを、4つのホテルを例にご紹介。これからやってくるゴールデンウィークと夏休みに向けて、ぜひとも参考にしてくださいませ!
アマンが凄いワケ、その① 歴史ある建築を蘇らせるリノベーション力
AMANGALLA(アマンガラ)/スリランカ・ゴール
“白亜の貴婦人”とも謳われたクラシカルな外観にまず心が踊り、そしてロビーに足を踏み入れると、タイムスリップの錯覚にも陥るような、ヒストリカルな空気が流れています。基本的にはリノベーションされているのですが、ところどころに、前ホテルの面影を残しているのがにくいところ。
ここに連れていく男性=趣のある人、と自動的に思われる可能性も大ですね。
また、アーユルベーダで彼女をいたわることもできますし、ゴールの街はスターサファイアが有名なので、旅の記念にひとつ贈るもよし。
サファイアのジュエリーを身につけた彼女の姿と「アマンガラ」の情緒が合いまり、忘れられない旅になること間違いありません!
アマンが凄いワケ、その② 楽園のようなビーチをもつ
AMANPULO(アマンプロ)/フィリピン・パマリカン島
もとは何も開拓されていなかったワイルドな自然溢れる孤島を、計53室の見事なワンアイランドリゾートへと変貌させました。
マニラ国際空港から車で10分の距離にあるアマンプロラウンジに行き、そこから専用機で約1時間。東京からマニラまでは約4時間半なので、実は「アマンプロ」は日本からとっても近い!
そして島につくと、ゲストを待ち受けるのは白砂のビーチとただひたすらに青い海と空。この島には「アマンプロ」のゲストしかいないため、優越感と安心感も満点です。
シュノーケリングで熱帯魚と戯れるのも楽しいし、サンセットクルーズもロマンチックでアクティビティも充実。と言いつつ、やっぱり最高なのは、まばゆいブルーの海を前に、ふたりで何もせずぼーっとカクテルでも飲むことですかね。
©Aman
アマンが凄いワケ、その③ 世界遺産と調和することもできる
AMANJIWO(アマンジウォ)/インドネシア・ジョグジャカルタ
これまでいくつものアマンを手がけている建築家、エド・タートル氏は、「アマンジウォ」に寺院建築様式をとりいれ、ボロブドゥール遺跡とホテルを見事に調和させました。
リゾート内のいくつかの場所からボルブドゥール遺跡を眺めることができるのですが、印象的なのは、屋外エントランスから見える遺跡群。
額縁におさめられたかのごとくボロブドゥールが佇み、その光景はまさに幻想的!
ホテルから遺跡群への早朝ツアーもハイライトのひとつですが、それ以外の朝はぜひ早起きをしてホテル内から朝霞の中に浮かぶ遺跡群を眺めてくださいませ。
そうそう、こちらはベッドの作りもちょい古代遺跡のようなデザインなんですよ。この場所でしか味わえない寝心地もお楽しみあれ。
アマンが凄いワケ、その④ ダイナミックな自然に囲まれたロケーションもある
AMANGIRI(アマンギリ)/アメリカ・ユタ州
なにせ、“地の果て”とも感じさせるダイナミックな自然に囲まれていますからね。薄いピンクを基調とした外観は、スタイリッシュでありながらも周囲の絶景に溶け込み、やはりアマンはその地に順応させるのが極めてお上手と感じざるをえません。
グランドキャニオン、プライスキャニオン、モニュメントバレーなど自然保護区へも簡単に行くことができ、古生物学者の解説付きツアーもあり。恐竜の足跡を目の当たりにし、数億年前の世界に想いを巡らせます。
そんな暑い地での大冒険のあとは、ホテルのプールにダイブ。砂漠の中のオアシスのごとく、ふたりの火照った身体をクールダウンし、これがまた気持ちいい!
そして夜は満点の星空の下で、まったり……。“地球を遊ぶ”とは、ここのことですね。
アマン
お問い合わせ/アマン共通 日本語対応フリーダイヤル 0120-951-125(平日11時〜19時)
URL/www.aman.com
文/大石智子