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2020.11.11

日本初進出のライフスタイルホテル「アロフト東京銀座」はココが使える!

10月に誕生した「アロフト東京銀座」はマリオット・インターナショナルが展開する日本初進出のライフスタイルホテル。コンセプトの軸はアート・音楽・テクノロジー。デートにも最適な面白いホテルですよ。

CREDIT :

文・写真/古関千恵子

昭和通りとみゆき通りが交わる角地に2020年10月誕生した、「アロフト東京銀座」。世界25カ国以上で展開するライフスタイルホテルの日本初進出です。

アロフトのパッションポイントは、アート・音楽・テクノロジー。館内を流れるツウな音楽、定期開催されるライブイベント、デジタル技術を駆使したアート作品……。ネクストカミングなアーティストを知る場になりそうです。そして話題のルーフトップバー、銀座のデートスポット候補にいかがでしょう?
▲ ルーフトップから銀座を眺める「Roof Dgs(ルーフドッグス)」
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続々登場のライフスタイルホテル、他との違い

今年は話題の外資系ライフスタイルホテルの進出が続いています。2020年10月1日に日本初上陸した「アロフト東京銀座」も、そのひとつ。どこが、どう違うのか、気になるところです。

「アロフト」は、2008年に誕生したイノベーティブなライフスタイルホテル。マリオット・インターナショナルのブランドとして、世界25カ国以上で展開しています。
▲ 館内はコンテンポラリーアートが満載。こちらはダイニングの「The WAREHOUSE(ザ・ウエアハウス)」
コンセプトの軸になっているのは、アート・音楽・テクノロジー。館内で出会う、最先端技術を取り入れたアートや、聴いたことのない音楽は、これからブレイクする予感ぷんぷんの若手アーティストたちの作品がほとんど。

例えば今やグラミー賞を席巻するエド・シーランも、かつて米国のアロフトのステージでライブを行っていたとか。いわば、自分を表現したい人にとって発信する場であり、一方で新しい才能に触れる青田刈り的な場がアロフトなのです。
マリオット・インターナショナルに属するホテルブランドは、次の5つにタイプ分けされます。ラグジュアリー、プレミアム、セレクト、長期滞在、コレクション。そのうち、アロフトは「セレクト」サービス。バンケットルームやエグゼクティブラウンジなども含めた、すべてを整えたサービスではなく、必要なものをチョイスし、こだわりをもったサービスを提供するのが特徴。そのセレクトの中でも、アッパーに位置しているのが、今回のアロフト東京銀座になります。

「アロフト」ブランドにはミレニアル世代向けのイメージがあるけれども、一概にそうは言いきれないようです。「アートや音楽などに興味やパッションがあれば、世代の垣根なく盛り上がれるはず。どこか尖っている人同士を共鳴させて“おっ!”と言っていただけたら嬉しいです」と、総支配人の小杉眞弘さんは言います。
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アートと音楽はココが見どころ、聴きどころ!

▲ 1階エレベーターホール。わくわく感に包まれながら、客室やルーフトップバーへ
“Different. By Design”をブランドコンセプトに掲げるアロフト。ホテル内はアートにあふれています。

昭和通りに面した16階建てのアロフト東京銀座、その外観は江戸のちょうちんにインスパイアされたデザイン。全面のライトアップは、シーズンやイベントによって、カラーが変わります。表のショーウィンドウ(?)には、現代美術作家の荒木由香里さんの「silver」を展示。シャワーヘッドやベル、おろし金など、あらゆる銀色のアイテムで作品が構成されています。作品のどこかにネコが紛れているので、探してみてください。
▲ 現代美術作家の荒木由香里さんの「silver」。昭和通りを道行く人もアートな気分に
エントランスをくぐったら、そこもポイント。壁や天井のカラフルな色使いは「アロフト・ストライプ」という名のアクセント。そして人と人が交流するロビーには、さらに大型のアート作品が並んでいます。天井を見上げれば、そこに映し出されているのは、銀座のあらゆるシーンと音のモザイク。まるでギャラリーのようです。
窓の向こうにみゆき通りを望む、1階のバー「W XYZ」は、姉妹ブランドの「W」にちなんだネーミング。イタリアの家具メーカーMOROSOのソファやインダストリアルなテーブル、奥には昔の銀座のキャバレーをイメージしたボックスシート(「銀座ギャラクシー」という名称の一画)など、異なるテイストがひとつの場でミックスされています。ここでは定期的に、「Live@Aloft」と題して、生演奏も開催。将来のスターと出会えるかも⁉

1階のエレベーターホールへ移動すると、そこもまたアート。山本勇気・オーバーオールズのプロジェクションマッピング「銀座GATE」が、めくるめく扉のように開かれ、迎えてくれます。エレベーター待ちも楽しいひと時です。
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宿泊せずとも利用したい注目のレストラン&バー

▲ オールデイダイニングの「The WAREHOUSE(ザ・ウエアハウス)」
2階にはオールデイダイニングの「The WAREHOUSE(ザ・ウエアハウス)」。かつての銀座を思わせる西洋風のレンガに、天井のダストホースなどのインダストリアル感がプラスされた雰囲気です。1970年代のヴィンテージのパーツを組み直したハーレーダビッドソン、壁一面に描かれたクールなアジア女性のコンテンポラリーアートなど、大きな作品がインパクト大!

「The WAREHOUSE」は、食のクオリティもハイレベルです。野菜のグリルは15種もの野菜を、それぞれ蒸す、揚げるなど違う調理法によって、素材の味を引き出しています。手間ひまかけた料理は、一口ごとに、じわりと感動。2022年あたりのミシュランで、ビブグルマンに選ばれるのでは⁉ 美味しくて、お値打ちです。
そしてアロフト東京銀座のハイライトは、ルーフトップの「Roof Dogs(ルーフドッグス)」。グラフィックアートのトンネルを抜けると、開放的なオープンエア。正面にはスカイツリー、眼下には歌舞伎座、左手には有楽町のビル群を望みます。ソファやテーブル、いろんなタイプの席があります。おすすめは小上がりのようなスペースでくつろぎながらの、シャンパンとホットドッグ。
▲ 世界各国のホットドッグをラインナップ。こちらはカナダのロブスタードッグ(1800円)
「Roof Dogs」の中央で目を引くのは、キッチンカー仕様のフォルクスワーゲンキャンパー“Eddie”。ピンク色のボディが愛らしい、ホテルのアイコン的存在です。実は、開業前のある日の深夜、昭和通りを通行止めにして、クレーンでルーフトップまで引き上げたのだとか!? 遊び心も、本気で取り組む姿勢のもよう。

レストランやバーは宿泊していなくても、利用OK。新たなる食のオプションが銀座に生まれました!
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おすすめの客室は迷わずアロフトスイート!

▲ アロフトスイートのリビング。ソファ&クッションはディーゼルのデザイン
アロフト東京銀座は16階建て。客室は3~16階を占め、そのうち13~16階は各フロアに1室ずつ、計4室の「アロフトスイート」があります。3タイプある客室のうち、このホテルの世界観を味わうなら、アロフトスイートを!

広さ57平方メートルの室内の中央にバスルームを配し、ぐるりと囲むように、リビングルーム、コレクターズギャラリー、ベッドルーム、オープンクローゼット、バニティエリアがレイアウトされています。
▲ 中央にバスルームを置き、リビングやベッドルームを周囲にレイアウト。シャワーはハンドとレインの2種類
リビングルームの壁には世界で活躍する新進気鋭のアーティスト、今井俊介さんのポップなペインティング。ディーゼルのクッションが並ぶソファに陣取り、55インチの薄型テレビでネットフリックスも鑑賞できます。

リビングからつながるコレクターズギャラリーは、ワクワクの詰まったスペース。ターンテーブルとマーシャルのスピーカー、そして総支配人の小杉さんセレクションのLPが置かれています。ここにミニバーやコーヒー&紅茶の用意も。
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▲ コレクターズギャラリー。音楽やドリンクが詰まった、おもちゃ箱的なスペース
コレクターズギャラリーを抜けると、そこはベッドルーム。昭和通りを見下ろすカウンターテーブルがあり、ノートパソコンを置くのにちょうどいいスペース。銀座の街を愛でつつ、仕事もこなせます。
ベッドルームの背後のオープンクローゼットは、往年のみゆき族の間で流行した“紙袋”をモチーフにした壁紙が印象的です。そして、トイレ、バニティエリアと続きます。仕切りがなく(トイレやバスルームにはもちろんドアがあります)、シームレスにつながっているので、室内の移動は右回り、または左回り。そんな動きながら、楽しくなってくるレイアウトも、アロフト流の仕掛けなのでしょう。

■ アロフト東京銀座

住所/東京中央区銀座6-14-3 
HP/https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/tyoal-aloft-tokyo-ginza/

料金/アロフトスイート7万8500円、サヴィーキング/ツイン3万500円、アロフトキング/ツイン2万8500円(1室料金)

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