2017.02.07
モテるオヤジの雪な旅
極上の冬を過ごすためのアレやコレやをご紹介させていただきましたがリッチなオヤジさんにぜひともご体験いただきたいのが極上のウインターリゾートです。なかでも注目はこのエリア。まずは海外からの注目を浴びている北海道のトマムとニセコ。そして、海外セレブの別荘が立ち並ぶアメリカ・コロラド州アスペンも外せません。アクティブにスキーやスノーボードに興じるのもいいですしホテルでゆっくり寛ぐのもよし。都会では味わえないどこまでも広がる雄大な景色と雪山ならではの静寂の世界をぜひ楽しんでいただきたいのです。
Snow Resort 01
星野リゾート リゾナーレトマム
北の大地に突如現れた氷点下の幻想的な氷の街
北海道のほぼ中央に位置するトマムは、冬の大自然が創りだす神秘的な世界を満喫できるスキーリゾート。朝晩は−20℃になることもありますが、それゆえ雪質は最高ですし、ダイヤモンドダストなど幻想的な世界も体験できます。
それでいて新千歳、旭川、帯広と3空港からアクセスできるという便利なところなのです。

冬季限定で出現する氷の街のリゾートタウン
アイスヴィレッジは、トマムに現れた氷の街。広場にはアイススケートリンクが特設され、メインストリートには9つの氷の専門店が。アイスダイニング ホワイトポッドでは温かいシチューを、バー アイスウッドではお好みのカクテルを氷のグラスでどうぞ。氷のホテルでは宿泊体験可能。3月中旬まで楽しむことができます。
例えば、氷点下25℃にもなる明け方には、朝日に照らされキラキラと幻想的に光るダイヤモンドダストが見られたり、世界でも屈指の極上パウダースノーが楽しめたり。その一方で山間のパオで美食が味わえたり、ナイトクルージングが体験できるなんてのもここの強みなのです。
そんな硬軟使い分けができるカードが十分に揃うトマムなら、最高の体験と思い出作りができること必至なのです。だからオヤジさんにとって冬の雪山を遊び尽くすのが絶好なのですよ。
ナイトスノークルージングで未体験のディナーへ

雪明かりや時に満天の星の下をスレッジキャビンでクルージング。気温のぐっと下がる夜でもカプセル内なら風や雪も関係なく実にぬくぬく。スノーモービルという現代のトナカイに引かれて山道を抜けたあと、山腹に現れるのが一軒のレストラン。一日4卓限定の夕食が待っているという算段なのです。
星野リゾート リゾナーレトマム
住所/北海道勇払郡占冠村中トマム
☎0167-58-1111(代表)
料金/入場無料(店舗により有料のものも)
www.snowtomamu.jp/special/icevillage/
星野リゾート リゾナーレトマム
Snow Resort 02
ヒルトンニセコビレッジ
ラウンジでのんびりが雪山オヤジのヤリクチ
温泉が少ない北海道において、ここは良質な源泉がある貴重なリゾート。
2020年までに外資系の高級ホテルが2社進出することが決まっておりさらに拍車をかけて海外からの注目度が高まるスキーリゾートなのですぞ。

ヒルトンニセコビレッジのレセプションフロアの中央には、赤々と灯る国内最大級の吊り暖炉が。それを囲むようにソファが配置されていて、みな思い思いの時間を過ごしています。こだわりのコーヒーやカクテルやスナックのメニューもあり、リラックスできる場所。
一時はスキーブームが下火になるとともに客足も減っていましたが、10年ほど前にオーストラリアのリゾート開発企業が参入してから欧米系の客が増え、今やホテルもゲレンデも外国人でいっぱいです。その中心ともいえるのがヒルトンニセコビレッジなのです。
絶景を眺める雪山温泉は最強の切り札なのです

北海道の温泉のなかでもニセコは泉質が良いことで知られています。ヒルトンニセコビレッジの温泉は羊蹄山を望む雄大な露天風呂が有名。正面に大きな池があり、まるでインフィニティプールのような景観。雪に囲まれた温泉で体の芯からリラックスできますよ。
スタッフにも外国人が多く、ホテル周辺では日本語が聞かれることのほうが珍しいほど。
遊び慣れたリッチな外国人のオヤジさん御用達ゆえ、海外リゾートに来たかのような非日常な空間が味わえるコチラですから、モテる日本のオヤジさんこそ、行く価値あるスキーリゾートなのです。
ヒルトンニセコビレッジ
住所/北海道虻田郡ニセコ町東山温泉
☎0136-44-1111(代表)
料金/入場無料(店舗により有料のものも)
http://www.hiltonnisekovillage.jp/
ヒルトンニセコビレッジ
Snow Resort 03
Aspen [アスペン]
白銀の大自然に包まれて過ごす贅沢な冬の休暇
欧米のリッチなオヤジさんたちは、この地に所有する別荘や五ツ星ホテルに滞在して気ままにスキーを楽しんだり、真冬の美しい大自然の景観を堪能しながら冬を過ごしている様子。
そんなラグジュアリーなアスペン事情をリポートします!

エルク山脈の中腹にあるレストラン「パインクリーク・クックハウス」では、麓の山小屋からお店まで、カウボーイと2匹の馬が引くソリで大自然のなかを送迎してくれるというサービスが楽しめます。静寂のなか通り抜けていく雪山の景色は壮観です!
1947年から高級スキーリゾートとして発展してきたアスペンは、そんな欧米のオヤジが好む、リッチでマイペースな雪山滞在を実現してくれる場所。
背後にそびえる標高3418mアスペンマウンテンは、スキーW杯の会場になるほど良質な雪とコースを持ち、冬は12月下旬から3月末頃まで、多くのリゾート客で賑わいます。

上:山頂までは122台を有するアスペンマウンテンのゴンドラで6分ほど。山頂からは、街をぐるりと囲むロッキー山脈の絶景が楽しめるのも魅力です。さらに上には自力で登って滑る上級コースも。ハイシーズンの1〜3月は9時30分までに山頂へ上がると朝ヨガに参加できるそう。下:雪山を背景に高級ブティックやレストランが立ち並ぶ、アスペンの美しい街並み。
レストランは、フレンチビストロや、新鮮なシーフード、地元の素材を楽しめるアメリカ料理も。ショッピングも、街着からリゾートウエア、時計まで、オヤジ好みのラグジュアリーなセレクトが楽しめるんです。
上質なスキーコースやロッキー山脈の大自然だけではなく、むしろ街での楽しみも豊富なのが、アスペンの魅力というわけ。
かといって、街や人にリゾート特有の浮かれた雰囲気はなく、古き良きアメリカのカントリータウンといった落ち着きを漂わせているところが大人のセレブリティに人気の秘密。
リゾート地としての底力があるからこそ、長年多くの上顧客を引きつけてきた、由緒あるスノーリゾートなんです。
コロラド州 アスペン
スタイリング/稲田一生
文/池田保行(04)、井上真規子
コーディネート/Mitsuo Ishikawa
協力/コロラド州政府観光局