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2020.10.17

奈良県初のインターナショナルホテル「JWマリオット・ホテル奈良」に泊まってみた

京都から車で約1時間の奈良。これまでは京都に滞在しつつ、奈良の寺社・名所をめぐる急ぎの旅が多かったように思えます。宿泊するとしても、古色然とした高級旅館が主流。それが今年お目見えしたこの2つのラグジュアリーホテルによって、新たなる奈良の楽しみ方が広がりました。

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文/古関千恵子

▲ 奈良といえば、鹿! 巨大な鹿の絵がお出迎え
奈良のステイに新風を吹き込むホテル2軒が2020年登場。2つめにご紹介するのは奈良県初のインターナショナルホテル「JWマリオット・ホテル奈良」。はたしてロンドンの女性建築家の心に響いた奈良とは、一体どんなカタチ? そしてファンが多いザ・リッツカールトンのスタッフ陣が主要なポストについているのも、気になるところ。世界基準の奈良のおもてなし、いざ体験!
▶奈良の新ホテル、1軒目はこちら

奈良県初のインターナショナルホテルが目指すことは?

近鉄奈良線の新大宮駅から徒歩10分、再開発地区にオープンした「JWマリオット・ホテル奈良」。同エリアには、奈良の書物が充実した「奈良 蔦屋書店」と昔ながらの生活雑貨が揃う「中川政七商店」が同居したショップや、コンベンション施設など、新たなる人の流れが生まれるエリアとして耳目を集めています。そして、平城京や唐招提寺、薬師寺など多くの世界遺産にアクセスしやすいのもポイントです。
▲ JWマリオットのロゴマークになっているグリフィン。先見の明の鷲の上半身と苦境を乗り越えるライオンハートをもつ伝説の動物
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世界最大のホテルグループ、マリオットに属する30ものホテルブランドのうち、ラグジュアリー・カテゴリーに分類される「JWマリオット」。創始者であるジョン・ウィラード・マリオットの名前を冠するにふさわしい、卓越したサービスを誇ります。

総支配人のクリストファー・クラークさんをはじめ、レストランやスパなどの重要なポストに、ザ・リッツ・カールトン大阪の出身者がいるのも注目したい点。ファンを多く抱えるホテルの魅力が、ここJWマリオット・ホテル奈良で継承されています。
▲ マインドフル・ターンダウンでは、枕元にラベンダーのスプレーが
このホテルが目指すのは単なるラグジュアリーではなく、ほっとくつろげる“リラックス・ラグジュアリー”。ただ贅を極めるのではなく、気持ちを和ませる仕掛けがいろいろ、あります。

たとえば、滞在中の心やカラダのバランスを整えるサービスやアクティビティの「マインドフルネス アクティビティ」。チェックイン時、アロマセラピーアソシエイツのアロマオイルから好みの香りをチョイスする「マインドフル・チェックイン」、毎朝の軽いエクササイズ「マインドフル・モーメント」、ラベンダーのピロースプレーを枕元に添える「マインドフル・ターンダウン」。あのテこのテでゆるりと気分をほぐし、ゆとりある贅沢が味わえるのです。
▲ 野菜やハーブを育てるミニ菜園の「JWガーデン」。ハーブを摘んでカクテルに使ってもらうことも
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奈良の伝統や自然美を、繊細さと大胆さで表現

1300年続く奈良の歴史や自然美などのエレメントをインテリアで表現したのは、ロンドンのG.A. Design社の女性デザイナー。奈良に滞在して得たインスピレーションや触れた伝統から生まれたデザインは、日本人の感覚とはひと味違う、奈良を感じます。
▲ フロントのバックウォールには、霧に包まれた奈良の山並みを描いた織物が
たとえば1階のロビーラウンジ。寺院や歴史的な邸宅で使われている、太い木梁の縦格子が天井を走り、悪霊から守る風鈴が無数に揺れるガラスのシャンデリアなど、文化や慣習が巧みに取り入れられています。

ロビーラウンジでひときわ目を引くのが、両端の壁に掲げられた巨大な織物と絵画。ロビーカウンター背後にある織物は霧のたちこめる山並みが表現され、うつろう色合いが美しい。もう一方のバーカウンター背後の絵画は、インパクトのある巨大な鹿。この2点の作品は、ホテルのアイコンとなっています。
▲ 切り花は置かないポリシー
一刀彫の鹿の木像や赤膚焼きなどの調度品も目に楽しく、ミストを使った暖炉も若草焼きから発想されているなど、細部まで意識が届いています。そして、テーブルの上に飾られた鉢植えは、JWマリオットのポリシーとして切り花は使わないという理由もあります。
▲ 東北から木を取り寄せた一刀彫の鹿。赤膚焼きや大和絵など、奈良の美術品もロビーラウンジには飾られています
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厳選食材の日本料理に、1ポット1万円以上の手もみ茶

ソーシャルな場である1階に、2軒のレストランやラウンジ&バーがあります。

シグネチャーダイニングは日本料理の「校倉(あぜくら)」。寺社などの宝物庫をイメージした重厚感のある華やかなデザインで、鉄板焼き、寿司、会席のコーナーに分かれています。
▲ 宝物殿をイメージした日本料理の「校倉」。入口には値段を教えてもらえなかった、高価な盆栽が
目の前で焼き上げる鉄板焼きは、シンプルなゆえに、食材の良さがダイレクトに伝わってきます。北海道のトウモロコシ、京都の赤萬願寺、香川の軸の太いアスパラ、淡路島の玉ねぎ、千葉のサツマイモなど、厳選された野菜はどれも美味。マルドン・シーソルトや花塩、サンゴの海水塩などの塩を揃え、野菜の旨味を引き出します。真打登場は、近江牛のメスのシャトーブリアン! もろみや手作りポン酢などをつけていただきます。シメはシェフ自慢のホワイト六片を使ったガーリックライス! 満足! 満腹!
▲ 鉄板焼きではシェフが厳選した食材を奈良はもとより全国各地から取り寄せています
オールデイダイニングは、奈良がシルクロードの終着点であることから名づけられた「シルクロード・ダイニング」。東洋と西洋をつなぐ道をなぞるように、各国料理が楽しめます。朝食は小皿に分けられたビュッフェと、オーダーするホットディッシュからなります。
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▲ デザートでは炎を立ち上げフランベも
巨大な牡鹿の絵画が目を引くラウンジ・バー「フライング・スタッグ」ではオリジナル・カクテルを。そして、日本でごく一握りの茶聖に関西ではじめて選ばれた上久保淳一さんの、希少な手もみ茶も、こちらでいただけます。この手もみ茶、一芯二葉の茶葉を7~8時間ひたすらもんで、針金のように細く仕上げたもの。年間わずか400グラムしか作ることができず、お値段はポットで1万1000円。高額に思うかもしれないけれど、いただける機会自体が、ありがたい。濃厚なお茶の旨味に、深い感銘を受けるはずです。
▲ オールデイダイニングの「シルクロード・ダイニング」。朝食はこちらで
▲ 「フライング・スタッグ」ではチーフバーテンダーのネイト・ヒューバさんの、ストーリーのあるカクテルを
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ナチュラルな色使いに、“若草山焼き”を思わせる鮮やかな色がアクセント

6階建てに、客室は16のスイートを含む158室。グリーンやアースカラーなどナチュラルな色使いでまとめられ、“若草山焼き”からインスパイアされたオレンジや土褐色が差し色に使われています。部屋によっては、シカの角を思わせるアートもベッドのヘッドボードに。
▲ エントリークラスの「デラックスルーム」でも広さ36平方メートルあります
▲ プレジデンシャル・スイートのリビング
ハイエンドなお部屋は1室のみの「プレジデンシャル・スイート」。リビングには奈良時代の物語図や吉野宮をイメージしたアート作品が飾られ、ベッドルームは2面が窓のコーナールーム。大理石をふんだんに使ったバスルームのレインシャワーは、総支配人が自らためして納得した大き目サイズです。この客室のみ、バスアメニティはブルガリです。1室分はありそうなウォークインクローゼットやキッチン&パントリーもあります。
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▲ プレジデンシャル・スイートに飾られた絵画。伝統とモダンが融合しています
▲ プレジデンシャル・スイートのベッドルームは、2面が窓のコーナールーム
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アロマセラピーアソシエイツとコラボ。柿の葉を取り入れたユニークな施術も

英国の「アロマセラピーアソシエイツ」とコラボした「SPA by JW」。スパでも奈良らしさを探求し、“柿の葉”に着目した施術を開発しています。柿の葉には殺菌効果があるとされ、ビタミンCやミネラル類も豊富、お肌を整えてくれます。その柿の葉の粉末をブレンドしたスクラブは、滑らかな肌が期待できる、シグネチャーです。
▲ トリートメントルームは4室。奈良由来の花の名前が付けられています
アフタードリンクは、ホテルオリジナルのハーブティー6種類からチョイス。その中に柿の葉茶も含まれています。トリートメントの余韻を味わうひと時にも、奈良を感じてみてはいかがでしょう。
▲ 柿の葉茶やカモミールミントなどアフタードリンクは6種類
ウエルネス施設には、スパから直行できるインドアプールやサウナ、24時間利用できる最新鋭のジムも。ルーティンなワークアウトが旅先でも継続できます。
▲ 4階にあるスパから専用エレベーターで直行できるインドアプール。バスローブで移動できます

■ JWマリオット・ホテル奈良

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