2016.09.05

一面コバルトブルーなオヤジの楽園です

南半球、オーストラリアのブリスベンの東に位置するニューカレドニアは森村 桂の小説「天国にいちばん近い島」の舞台としても有名です。

本島(グランドテール島)といくつかの離島から成るこの島の魅力は実に奥深い。どこを見ても目に飛び込むのは透き通るコバルトブルーの海。その美しさにジローラモも息を飲む、オヤジの楽園がここにあります!

吸い込まれそうな360度見渡す限り青い海!

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離島ウベアでの一枚。遠浅の海が続くため、どんどん沖へ進むと見渡す限り海に囲まれた幻想的な世界。まさにここは楽園です。
目にも鮮やかな一面ブルーの海にラグジュアリーなホテル……ビーチリゾートは世界中に数多あるので、その選びも難しいもの。海をこよなく愛するジローラモですが、意外にもニューカレドニアは初めてとのこと。

成田空港と関西国際空港からエアカランの直行便で約8時間という近さと、南半球という日本が冬の間にベストシーズンが訪れる立地ゆえ、常夏を求めて日本を飛び出すも良し。

フランス領なので、南国にいながらフランスのシックな文化が感じられるのも人気の秘密です。

なんといっても秀逸なのは海の透明度! 世界最大規模を誇る世界遺産のラグーン(珊瑚礁)に囲まれた海の中には美しい世界が広がっています。

「こんなきれいな海は初めてだよ!ずっとここにいたいな……」と世界中を旅するジェットセッターのジローラモも太鼓判を押します。それほどにニューカレドニアの海は美しいのですね。

遠浅なので沖に出るにつれ、真っ青な海のド真ん中に自分だけが立っている感覚になり、とても幻想的。天国にいちばん近い島、という表現がピッタリの楽園です。

今回は首都ヌメアから離島ウベア、中部ブーライユを訪れたジローラモ。ローカルな雰囲気とコバルトブルーの海を求めて島の各地を満喫するのがニューカレドニアの楽しみ方。

どこへ行ってもプライベートビーチと言えるほど混雑知らずでスローな時間の流れも魅力です。

Noumeaヌメア

南国のプチ・パリをぶらり散策

日本からニューカレドニアへはトンゥータ国際空港へ到着するため、空港からほど近い首都ヌメアでの観光はマストで楽しみたいところ。ビーチリゾートながらプチ・パリと謳われるヌメアはシーフードを使ったフランス料理も美味! 繁華街のネオンボードやタバコ店の看板もフランスと同じ。

まさにここは南太平洋の花の都です。「ここはヨーロッパ圏だからイタリア人の私も住めますね! 海がきれいだし、住みたいな」と口にしていたジローラモもこの街をお気に入りの様子。
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夕暮れ時の街はフランスの香りとともに色めきます / ■左:繁華街はまるでパリさながらの雰囲気。お店の看板もフランス語ですからね。■右:マッジックアワーのビーチサイドをぶらり。夕日が美しい海に沈み、キラキラと輝きます。
必ず立ち寄る首都ヌメアはリゾートとフランスの街並が融合したノスタルジックな都市。食も買い物も楽しめます。
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どこへ行っても海と一緒がお約束

透きとおる青の大海原でヤンチャに遊ぶが大正解

フランスの香りが漂う首都ヌメアから足を伸ばし、中部ブーライユに向かったジローラモはここでも海遊び三昧。世界遺産のラグーンをジェットスキーで駆け抜ける、これが気持ちいいの何の!

Bourailブーライユ

無人島で美女とデートも楽しめます

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たまには女性の運転でエンジョイもあり❤︎ / 元ミス・ニューカレドニアのモンディさんの運転でグリーン島へGO!意外やスピードを出していた貴女ですが、ふたりでとにかく大はしゃぎ!
さて、ヌメアでプチ・パリを感じたら一路ブーライユへ。

植民地時代のフランス人開拓者たちが築いた文化と、土着のメラネシアの文化が混ざり合う魅力的な街は一面真っ青な海が広がる離島に比べ、牧草地や山も多く、海と緑に囲まれたスケールの大きさが特徴です。海好きオヤジはもちろん海へダイブ!

ラッキーにもニューカレドニアの美女の運転で目にも美しい海をジェットスキーで疾走したジローラモはテンションが上がりっぱなし。

美女にしがみつき、到着したグリーン島は世界遺産のラグーンに囲まれた無人島です。ここでのんびりしたあとは再びジェットスキーを飛ばしてホテルに戻るという贅沢な時間を過ごしました。
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穏やかな海ではひと休みしておしゃべりも❤︎ / 遠浅で穏やかな海はジェットスキー初心者でも楽しめる安全な海。ちょっと疲れて海上でひと休み、という時でもこんなにのんびりとできるんです。日本では免許が必要なため、ニューカレドニアではぜひ挑戦してみてくださいませ。

異文化が交差するリゾートホテルでリフレッシュ

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白砂のビーチを素足で踏みしめて。グリーン島はサーフィンやシュノーケリングのスポットとしても人気です。
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■左:広大なゴルフ場は山と海で表情を変えるコースがウリ。■右上:原住民の家屋(カーズ)をモチーフにしたバンガロー。■右下(左):ロビーもエキゾチックな雰囲気。■右下(右):昨年オープンした「シェラトン・ニューカレドニア デヴァ リゾート&スパ」は現地のさまざまな文化を織り交ぜた建築や食が楽しめるリゾートです。

Sheraton New Caledonia Deva Resort & Spa[シェラトン・ニューカレドニア デヴァ リゾート&スパ]

住所/Lo+33 Domaine de Deva,Route de Poe B.P.50,Bourail,New Caledonia 98870
+687-265-000
www.sheraton.com/newcaledoniadeva

ブーライユからジェットスキーで約20分のグリーン島にドライブ。無人島デートで恋が始まる予感!?
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絶対行くべし、離島ウベア!

のんびりとした時間の流れと美しい海に癒されます

最終目的地はヌメアから国内線で約1時間の離島ウベアです。前述した小説「天国にいちばん近い島」のピンポイントの舞台はコチラ。喧噪から逃れた静けさと大自然に身も心も開放されること必至です。

Ouveaウベア島

海を見たらまずはダイブ!

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泳いでもぐって見渡して……それでもダイナミックな海から目が離せません / ムリビーチでシュノーケリング。ビーチに到着した途端、とりあえず我を忘れて泳ぎを楽しみました。運が良ければウミガメとも泳げるとのこと。
ヌメアを中心とした本島から離島まで、見ドコロの多いのがニューカレドニアの魅力ですが、今回の最終目的地ウベア島はジローラモがもっともお気に召した場所。

ハネムーナーたちにも人気の場所で見ドコロは真っ白い砂浜が5km以上続くムリビーチです。離島ということもあり、混雑知らず。ビーチを歩いていても多くの人には遭遇せず、輝く海を貸し切ったかのようなプライベート感がなんとも贅沢です。

飛び込まずにはいられないほど透明度の高い海はダイビングスポットとしても人気の場所で、絶景ポイントのムリ橋やレキシの断崖からは下を泳ぐウミガメや魚の群れが見てとれるほど。

「今の見た!?魚の群れが何度も飛び跳ねていたよ!こんなに魚がいるしもっとここの海で泳ぎたい!」とジローラモ。

メラネシア文化が今もなお色濃く残り、伝統家屋のカーズに人々が暮らすなど、昔からの島の文化にも触れ合えることも貴重な体験です。

島全体を包むの〜んびりとした空気に身も心も開放し、いつまでもビーチでゆっくりとしたい気分に……。

次回の旅は別の近隣の離島も訪れたい、とニューカレドニアに魅了された旅となりました。
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■左:断崖から見下ろす海は珊瑚とウミガメ、無数の魚が泳ぐため息の出る美しさ。■右上:ムリ橋から広がるラグーン。この青さ、ほかではなかなか見られませんから。■右下:村長を訪ねたジローラモは伝統家屋カーズの中にも入れていただきました。
ウベア島、マレ島、リフー島から成るロイヤリティ諸島は美しい青の世界が訪れる者を魅了する人気スポットです。
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島名産のシーフードも美味!

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■上と右下:ランチは海沿いにあるこぢんまりとした地元のカフェで。ニューカレドニア名物“天使の海老”のグリルはココナッツをたっぷり使った優しい味わい。■左下:ココナッツを主食とする“ヤシガニ”も名物です。見かけがロブスターにも見える御ちそう品だとか。

ホテルの前は真っ白な砂浜と海!

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ウベア島随一のリゾートホテルはコテージタイプでのんびり過ごすのがお約束。非日常を味わえます。

Hotel Paradis d’Ouvea[パラディ ド ウベア]

住所/BP272 Fayaoue 9881 4 Ouvea,New Caledonia
+687-455-400
www.paradisouvea.com

写真/福本和洋(マエティコ) 取材・文/菅 礼子(本誌)
協力/ニューカレドニア観光局
コーディネーター/Fumiko Okawa
2015年12月号より抜粋

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