2016.08.01
たまにはゆるりと 沖縄離島ホッピング
- CREDIT :
写真/中田陽子(マエティコ) 取材・文/菅 礼子(本誌)
この島を愛して止まないジローラモが今回訪れたのはマングローブが生い茂る西表島と日本最西端の与那国島。数ある沖縄の離島もそれぞれがもつ文化、目の前に広がる景観がまったく異なるのだから面白い。本土にはない離島ならではの魅力をご紹介いたします。
じゃあ離島をホッピングしちゃいましょう、というのが今回の企画。国内とはいえ、東京・大阪などからの直行便はなし。石垣島から与那国島へは飛行機か船で、西表島へは船で行くゆえ、「やっと来れた」という秘境に来たような達成感も人気です。
亜熱帯気候の西表島は広大なジャングルと透き通った海が魅力の島。お椀のような小島の間を縫うようにして進むボートからは海と山の両方が満喫できます。
海のアクティビティはもちろんプライベートなビーチでのんびりするもよし、さらにジャングルクルーズやトレッキングまで楽しめる懐の深さ。海外のビーチリゾートとはひと味違ったエキゾチックな雰囲気もこの島ならではと言えましょう。
「山と海がこんなに近いなんて……。この景色のなかにいると本当に落ち着く」と終始リラックスなジローラモ。それぞれの魅力を求めて離島ホッピングは続くのでした。
旅慣れオヤジさんには隠れ家さながらのビーチがオススメ
離島に来たら都会の喧噪と時間を忘れてリラックス
海と山に囲まれれば"なんくるないさ〜"
日本のジャングル、西表島はビーチとジャングル探険の両方楽しむのが吉。ビーチ好きのジローラモも雄大な自然を前に早朝からジャングルトレッキングを慣行。
ホテルを一歩出れば自然が目の前!ゆえ、その日の気分でチョイスもOK。マングローブカヤックも楽しんだら、夕暮れ時の秘境イカダクルーズ〜人生初漂流〜へ。夕日が沈むと徐々に満天の星空が現れ、大自然の静けさを肌で堪能。
星野リゾート リゾナーレ西表島
住所/沖縄県八重山郡竹富町上原2-2
☎050-3786-0055
西表島
過去にもこの島を訪れたことのあるジローラモは「10年ぶりに来たけれど、なんだか実家にいるような居心地の良さを感じるよ」との言葉どおり、島全体の温かいおもてなしが印象的。
温暖な気候も手伝って、のんびりと、心温まる空気が島全体を包みます。動物好きのジローラモは与那国の在来品種「ヨナグニウマ」とたわむれようと岬にクルマを飛ばしました。そこで見られる景色は西表島とはまた別世界なのでした。
どこか懐かしい原風景がこの島の魅力です
与那国島
与那国の"ありのまま"を体で感じて
非日常を楽しんでワイルドな自然を丸かじり
手つかずの自然をいたる所で感じられるのが与那国島の魅力。自然をカラダ全体で感じられる、男勝りの島でした。
200m級の山からは太古に隆起した珊瑚礁が層になったような山肌が露になり、迫力のある景色が次から次へと目に飛び込んできます。ダイビングのスポットとしても人気が高く、冬はハンマーヘッド(シュモクザメ)が見られるため、多くのダイバーも訪れます。
今回ジローラモはヨナグニウマとの「うみうま遊び」に挑戦。夏の間は馬に乗って海のなかを歩いたり、しっぽに掴まって泳いだりと落馬の心配もないので安心。乗馬好きのジローラモはさすが、浜辺を走ったり海のなかを散歩したりと馬をあやしながら楽しんでいました。
ヨナグニウマふれあい広場
住所/沖縄県八重山郡与那国町与那国4022
☎098-948-3157
www.yonaguniuma.com
飾らず気取らずのんびりと過ごせます
じっくりとスモークした子豚は塩をふっただけのシンプルな食べ方。「この島はすべてがありのままですね!」と旅慣れオヤジさんをも魅了する、ワイルドな沖縄がここにあり。
Hotel Irifune Annex Bamboo Villa
神秘的な海底遺跡が出現!?
神秘的な海底遺跡が出現!?
島の南部にある断崖絶壁にほど近い場所で発見された海底遺跡も人気のダイビングスポット。
潮の流れが速いため、上級者向けとも言われていますが天候によっては初心者も見られる神秘的な遺跡。遺跡ポイントは人気の観光スポットにもなっています。
問サーウェス ヨナグニ/www.yonaguni.jp