2016.06.06

モテるオヤジの 三ツ星★美食紀行

「アメリカはマズい」という悪評は、はるか過去のもの。日本の約25倍もの国土を誇るアメリカは実際は美味しい食材の宝庫でもあります。今回は、そんなアメリカの台所とも言われているカリフォルニア州のナパバレーとサンフランシスコを訪れました。美食家でもあるジローラモも興味津々の、トップシェフたちによる三ツ星レストランの実力と!?

全米一予約の取れないレストランは地産地消のエキスパート

日本の本州とほぼ同じサイズのカリフォルニア州は、南北に細長く延びた地形のため、新鮮な食材を収穫できる時期も長く、農作物の生産量が全米一とも言われています。

海、山に囲まれた肥沃な大地の下、食文化が発達しないわけはなく、カリフォルニアは全米きってのグルメな州として注目を集めています。

さて、ナパを訪れたジローラモはさっそく全米ナンバー1のスターシェフ、トーマス・ケラー氏の三ツ星レストラン「フレンチ ランドリー」を訪問。
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レストランは1880年代に酒場として建てられた歴史的な建築物。その後「フレンチ ランドリー」というランドリーを営業。
予約の取れないことでも知られる同店ですが、カリフォルニアの食シーンの特徴とも言える「地産地消」を推奨。店の向かいにある畑は徹底的に品質管理され、サーブする食材の出荷までを目の届くところで行うのがカリフォルニアでのスタイル。

「気候もいいし、ここで育った野菜は色もきれいだね。アメリカでのレストランビジネスは楽しそうだね」と興味津々。カリフォルニアの三ツ星はどこもワインとのペアリングで一人800$以上するというラグジュアリーな一軒のため、特別な日を祝うために全米から予約が絶えないといいます。

うれしいのは、そんな三ツ星がカジュアル版の系列店を展開しているということ。カジュアルと言っても味は抜群ですので、気軽に美味しいカリフォルニアを味わえるのです。
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■左上・右下9種類とボリューム満点のコースは$270〜。コースは日替わりのため、何度来ても飽きません。■右上:緑に囲まれた広大なガーデン。■左下:シンプルな石造り。アメリカでは特別な日のためのレストランと言われています。
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店でサーブされるチキンも敷地内で飼育。フランス産バンタムという品種は濃厚なフレーバーで有名。

Napa[カリフォルニア州ナパ]

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カリフォルニアの緑に囲まれ身も心もリフレッシュ

オトナだから分かる…大地の恵みと地酒の響宴♥︎

ナパバレーはオトナの舌を唸らせる店だけでなく、全米屈指のワインの生産を誇るエリアとしても名高いんです。

緑溢れるこの季節は、ナパの有名ワイン片手にテラスでカンパ〜イ!がオトナの楽しみ方。サンフランシスコでも、三ツ星レストランでナパワインとのペアリングを満喫のジローラモなのでした。

ホテル、ゴルフクラブも併設の広大な敷地でゆったり食事を

ワイン抜きにして、カリフォルニアの食は語れません。全米でも指折りのワインの生産量を誇るナパバレーで作られるワインと新鮮な山と海の幸のマッチングは最高のひと言。ワイン好きのジローラモもさっそくワイナリーを訪問。

好きが高じてワイナリーを開いたケンゾー エステイトのオーナー、辻本憲三氏も世界各国の名産地からナパバレーをチョイス。朝晩寒暖の差が激しいナパはワイン作りに適した気候ながら、フランスなどに比べて手頃で美味しい逸品が飲めることで世界中から注目を集めています。

「私もワインは大好きなんです。趣味からワイナリーが持てるなんて最高じゃないですか。私もやりたいな……」とジローラモ。ナパバレーのお隣、ソノマバレーも小規模ながら本格的なワイナリーが多く、そのクオリティの高さが評価されています。
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■上:コールラビというカブのような野菜とライ麦やマスタードの種を調理したもの。ユニークな料理が並びます。■左下:六角形に近い形でデザインされた店内は自然光が燦々と入る気持ちのいい空間がウリ。黒で統一されたインテリアもシックです。■中下:高級リゾートとして名高いメドウッドナパ バレー。山道をグングン上った先に突如現れたレストランは木造のシンプルな造り。木漏れ日が気持ちいい。敷地内にはホテル、ゴルフクラブ、テニスコートを併設。■右下:お魚料理はトラウトサーモンにカブを添えたもの。芸術的な盛りつけ。©Courtesy of The Restaurant at Meadowood

Meadowood Napa Valley
住所/900 Meadowood Ln,St Helena,CA 94574
+1-707-531-4788
http://www.meadowood.com/

全米一を受賞した日本発のワイナリー

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■左上:ケーヴにはフレンチオークの樽がズラリ。■左下:過去に全米ナンバー1を何度も受賞した「asatsuyu」をはじめ、繊細な味わいのワインが顔を揃えます。■右:辻本憲三氏がオーナーを務めるワイナリーは2010年7月にグランドオープン。山の中腹にあるワイナリーは470万坪の広大な敷地を誇ります。

Kenzo Estate
住所/3200 Monticello Rd,Napa,CA 94558
+1-707-254-7572
http://www.kenzoestate.jp/

コッポラ作のワイナリーは楽しさ満点

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■左上:ゴッドファーザーなど、コッポラ氏の作中シーンをワイナリーの中に再現。まるでアミューズメントパークのよう。■左下:ディレクターズカット、ソフィアなど有名ボトルがズラリと揃います。■右:ナパのお隣、ソノマバレーは小規模ながら本格的なワイン作りをするワイン好きにはたまらない注目のワイナリーが多いのだとか。

Francis Ford Coppola Winery
住所/300 Via Archimedes Geyserville,CA 95441
+1-707-857-1485
https://www.francisfordcoppolawinery.com/

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注目の若手シェフはアジアンミックスのユニークな逸品がお得意

サンフランシスコでも韓国出身で元トーマス・ケラー氏の右腕、コリー・リー氏が開いた三ツ星レストラン ベニューを訪問。

プログレッシブアメリカンというジャンルのシェフならではのアジアの食材を用いた前衛的な料理を楽しんだジローラモ。さまざまな文化を広く受け入れながら発展するアメリカの食文化にますます注目があつまりそうです。
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アスパラガスにアーモンドや桜を使ったユニーク一品。どこかにアジアンテイストをさじさせる料理が中心。
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■左上:ナマコを使ったおつまみ。■左中:ウッドを基調にした店内はシックな作り。テーブルウェアもシンプルかつ、アジアの雰囲気が漂ってくる。■左下:緑が気持ちいいお店の外装。スタイリッシュな三ツ星レストランと言えましょう。■右:一風変わった食材同士のコラボレーションに興味津々のジローラモ。

青い空と青い海はさわやかデートにうってつけ

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坂道の多いサンフランシスコではケーブルカーが名物として知られます。歩き疲れたジローラモもこれで楽ラク観光を満喫。ゴールデンゲート海峡に架かる吊り橋、ゴールデンゲートブリッジ沿いの公園はとってもさわやか!日中からのデートも盛り上がります。

Benu
住所/22 Hawthorne St, San Francisco, CA 94105
+1 415-685-4860

味はもちろんお店もスタイリッシュ!

味はもちろんお店もスタイリッシュ!

味はもちろんお店もスタイリッシュ!

コリー・リー氏率いるベニューのカジュアル版ビストロとしてサンフランシスカンに愛されているのがコチラ。ソフトクラブシェルや牛脊髄の煮込みなど、ヒネリを効かせたメニューが斬新。

ムッシュ ベンジャミン
住所/451 Gough Street San Francisco,CA 94102
+1-415-403-2233
http://www.monsieurbenjamin.com/

※本特集は2015年8月号で掲載した企画の抜粋です。

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