彼女にオードリー気分を味あわせる本当のローマの休日

『ローマの休日』スタートの場所でもある共和国広場の目の前に建っているホテル「アナンタラ・パラッツォ・ナイアディ・ローマ・ホテル」を前回、紹介いたしました。実はそのホテルで依頼できるツアーを使えば彼女と一緒に本当の『ローマの休日』を擬似体験できるんです。

最初におすすめしたいのは、ホテル発のスペシャル・ヴェスパツアー。共和国広場をスタートし、石畳の街路を抜けながらスペイン広場やピンチョの丘へと進みます。

丘の上から眺めるローマの街並みは、過去と現在が折り重なるまさに“永遠の都”の姿。そこからさらにコロッセオや数々の古代遺跡へと巡り、約3時間で映画そのままのシーンを次々となぞっていくのです。

もちろん運転はツアーガイドにお任せ。彼女は後部座席かサイドカーに乗り込めばOK。未経験でも安心して楽しめるよう配慮されており、風を切って走るだけで自然と笑顔がこぼれます。

さらにガイドはトランシーバー越しにユーモラスな解説を絶えず披露。ローマならではのジョークにくすりと笑いながら、二人だけの“小さな冒険”が続いていきます。

予約は2日前までが必須ですので、旅程を決めたら忘れずに押さえておきたいところです。

そして『ローマの休日』といえば、スペイン広場でのジェラートの立ち食いですが実はあまりにも観光客がこぞってマネしたために今では禁止になっているのは有名な話ですよね？ で、現代版の『ローマの休日』として体験していただきたいのが「ローマピッツァ」巡り。

映画の象徴的なシーンといえば、スペイン広場でジェラートを頬張る場面。ですが今では観光客が真似しすぎたため、立ち食いは残念ながら禁止に。そこで現代版の“食べ歩き”として提案したいのが、ローマ下町・トラステヴェレでのピッツァ巡りです。

トラステヴェレは下町情緒漂うエリアで、東京に例えるなら浅草のもんじゃ横丁のような存在。細い路地に小さなピッツェリアがひしめき合い、どの店にも腕利きの職人がいて、生地を回しながら豪快に窯へと投げ込む姿を間近で楽しめます。

ピッツァは基本的にテイクアウト仕様。アツアツを片手に歩きながら、別の店へとハシゴする──それこそがトラステヴェレ流。ジェラートの代わりにピッツァを頬張れば、きっと「これが今のローマの休日だね」と彼女も微笑むことでしょう。

午後から夜にかけては、系列の「NH Collection Roma Fori Imperiali」へ足を延ばしてみてはいかがでしょうか。ホテルの屋上にある「Secret View - Rooftop Cocktail Bar」は、名前の通り“秘密の眺め”を独占できる大人の隠れ家。

ここからはコロッセオやトラヤヌスの記念柱を眼下に、日常では決して味わえない角度からローマを堪能できます。特に夕暮れ時、赤く染まった空の下で街並みが黄金色に輝く光景は息を呑む美しさ。

グラスを傾けながら彼女と並べば、映画を超えるロマンティックな瞬間が訪れるでしょう。都会の喧騒がすぐそこにあるにもかかわらず、まるで時が止まったかのように感じられるはずです。

実はもうひとつローマでぜひとも体験してもらいたいものがあります。それがローマを舞台に“イタリアのクラシックカー”“デザイン”“ハイエンドなライフスタイル”“上質なホスピタリティ”を融合させた、アナンタラ・ホテル＆リゾートによる新しいクラシック＆コレクターカーの祭典「アナンタラ・コンコルソ・ローマ」。

2025年、初開催予定だったのですがローマ法王の死去により、来年に延期。ですので、2026年にはローマ初のイタリア車限定の世界クラスのクラシックカーの展示・審査イベント（コンコルソ）を体験できるチャンスがあるんです。

アルファ ロメオやフェラーリをはじめ、ブガッティなども登場する予定なのでぜひとも名車たちの共演に思いを馳せながらお待ちください。

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