2025.06.20
新コレクション誕生の「ししいわハウス軽井沢」に世界の富裕層が注目する理由5
夏目前! 日本を代表する避暑地、軽井沢へ多くの旅行客が訪れています。なかでも、世界の富裕層から注目されているリゾートがあると聞き、「ししいわハウス軽井沢」を訪れました。
- CREDIT :
写真/小浜みゆ
今、求められているラグジュアリーとは何か

◆ししいわハウス軽井沢(長野県・軽井沢)

【理由1】)細部まで貫かれる建築家の美意識
プリツカー賞やヴェネツィア・ビエンナーレなど、建築分野の国際的な賞・展覧会が注目され、建築家個人の知名度が世界的に高まっている現在、建築は単なる機能的空間をつくるのではなく、文化を体現するアートとしても注目されています。なかでも木・紙・土など自然素材を使いながら、過剰な装飾を避ける和の美をつくりあげる日本の建築家は世界的にも評価が高いことから、彼らの作品にステイしたいと思うのは自然な流れなのでしょう。なお、今後の「ししいわハウス」を手掛ける人として妹島和世さんや石上純也さん、またスタジオムンバイ*³なども決定しているというからすごい。
註2) サナア。妹島和世氏と西沢立衛氏による建築家ユニット。
註3)インド・ムンバイ近郊を拠点とする建築事務所で、ビジョイ・ジェイン(Bijoy Jain)氏が1995年に設立。

【理由2】あえて「できない」「やらない」という余白を残す

オーナーであるフェイ・ホワン氏は、ニューヨークと香港でシティグループやリーマン・ブラザーズなど誰もが知る金融機関で要職を歴任した成功者です。その彼に「なぜこれほどミニマルな空間とサービスにしたのですか?」と尋ねたところ、「ちょっと不自由なくらいが創造的だし、ラグジュアリーでしょ」という示唆に富んだ答えが返ってきました。まさに、過ぎたるは及ばざるがごとし。このサービス過多になりがちな時代にあって、世界の富裕層も「足るを知る*⁴」喜びに気づいているのかもしれません。
【理由3】長野の旬を味わうローカル・ガストロノミー
▲ ゲストの歓声が「わっ」とあがる華やかな前菜「農園から」。「Yanagisawa farm」など近隣の農園からフレッシュな野菜が日々届く。
▲ 広島県出身の岡本シェフですが、すっかり長野の食材に魅せられているそう。
▲ 浅間山のふもと「やまこきのこ園」で栽培されたきのこたち。
▲ 岡本シェフの遊び心が垣間見えるデザート「焼き芋」。
▲ ゲストの歓声が「わっ」とあがる華やかな前菜「農園から」。「Yanagisawa farm」など近隣の農園からフレッシュな野菜が日々届く。
▲ 広島県出身の岡本シェフですが、すっかり長野の食材に魅せられているそう。
▲ 浅間山のふもと「やまこきのこ園」で栽培されたきのこたち。
▲ 岡本シェフの遊び心が垣間見えるデザート「焼き芋」。
【理由4】自然との調和を楽しむウェルネス

【理由5】オーダーメイドのアクティビティ

クリエイターの美意識が感じられる空間、自然との共生、地に足のついたサステナブルな食事、そして過剰にならずに余白を残すサービスとホスピタリティ……「ししいわハウス軽井沢」には新時代のラグジュアリーが見事に体現されていました。

● ししいわハウス軽井沢
住所/長野県北佐久郡軽井沢町長倉2147-40
客室数/「SSH No. 01」11室、「SSH No. 02」… 12室、「SSH No. 03」 10室 + キャビンヴィラ1棟
料金/¥83,490~(税サ込み。1室1泊2名。)
予約・問い合わせ/reservation@shishiiwahouse.com
0267-31-6658
*JR「軽井沢」駅からタクシーで20分、しなの鉄道「中軽井沢」駅からタクシーで5分。パーキングあり。