2019.11.06

NYの近未来都市!? 「ハドソン ヤード」に潜入!

ニューヨークはマンハッタンのミッドタウンウェストに現れた「ハドソン ヤード」に注目が集まっています。ニューヨーク市最大の再開発プロジェクトであるコチラのエリアは新たな観光スポットとしてもチェックしておきたいところです!

CREDIT :

写真/Sakie Ninomiya(Vessel) 文/菅 礼子

NY最大の再開発エリア「ハドソン ヤード」って?

▲ザ・ヴェッセルと高層ビルのコンビネーションが美しいハドソン ヤードの夜の一コマ。
ハドソン ヤードはマンハッタンの西側、ハドソン川添いのエリアを総事業費200億ドルとも言われる莫大な金額を投じて行われている再開発のプロジェクトです。ニューヨークらしいブラウンストーンやアール・デコ様式の建築とは異なり、ハドソン ヤード一帯に来るとドバイや香港にでもいるかのような錯覚に陥る、近未来的な高層ビル群が建ち並んでいます。この新旧入り乱れる建築のコントラストがニューヨークらしいのです。
▲現在工事中のハドソン ヤードのビル群たち。現在オープンしている施設は今年春先に開業しました。
▲以前、記事にてご紹介済みのEQUINOX HOTELのすぐ横には電車の車庫が見えます。
先日ご紹介した「EQUINOX HOTEL」を始め、一度見たら忘れられないユニークなフォルムのパブリックアート「ザ・ヴェッセル」(後述)もハドソン ヤードにあります。

ハドソン ヤードはいくつかの段階に分けられ徐々に開業していっているので、まだまだ完成とは言えませんが、前述したように色々と見ごたえのある施設がオープン。

ニューヨーク初出店となる百貨店「ニーマン マーカス」は、すでに休日は多くの人でごった返しています。

中にはダラス初のセレクトショップ「フォーティーファイブテン」もあり、こちらもニューヨーク初出店。メンズ専用のお店もあるのでぜひ足を運んで見てください。

現在建設中の高層ビル群内のオフィスには主要なアメリカ企業のオフィスがこぞってオフィスを移転予定というだけあり、ビジネスシーンにおいてもますます注目が集まりそうです。
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▲マンハッタンでは珍しいショッピングモールもオープン。ニーマン マーカスを始め、レストランや多くのショップが揃っています。
▲コチラがダラス初のハイエンドなセレクトショップ、フォーティーファイブテン。エッジの効いたデザインの服が多いといった印象。

■ フォーティーファイブテン

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一度は登りたい摩訶不思議なパブリックアート

ハドソン ヤードの見どころと言えばインスタ映え必至の「ザ・ヴェッセル」です。最初は何だろうと首をかしげるコチラの建築はイギリス人デザイナーのトーマス・ヘザーウィックによるもので、無数の階段を登っていくというアートなのです。

websiteからの事前予約により、無料で入れるのでチェックを。幾何学的な建物内に入ると今までに見たことのない景色が広がるのですが、上に登っていくにつれ、ハドソン川越しのニュージャージーの景色から、南にはワールド・トレード・センターのあるファイナンシャル・ディストリクト、北にはミッドタウンと、マンハッタンの様々な景色が堪能できるのでオススメです。

ザ・ヴェッセルの中では特に何をするでもないのですが、インパクト大のパブリックアートに“登る”という体験型なので、その体験がなかなか面白いのです。

■ ザ・ヴェッセル

「ザ・ヴェッセル」と一緒に楽しんでいただきたいのが隣にある「シェッド」です。外観が白いダウンジャケットのような一風変わったコチラの建物もアートやカルチャーの発信地となっています。

ここでは音楽やダンスのパフォーマンスなど、色々な催し物が行われています。建物は外側についたタイヤによってダウンのような部分が伸縮して外にあたる部分が室内になるなど奇をてらった建築なのですが、気になる建築を担当したのはデザインスタジオの「diller scofidio + renfro」。

最近リニューアルをした「MOMA」美術館のデザインも担当しているという、なかなかホットなデザインスタジオです。現在はニューヨークに拠点を置くアーティスト、アグネス・ディーンズの展示が行われていますが、なかなか先進的なアートが並んでいました。
ハドソン ヤードはニューヨークの廃止された電車路線をリボベーションして公園にした「ハイライン」にも隣接しています。南北に伸びる「ハイライン」は古いニューヨークの街並みからハドソン ヤードのような近未来的な高層ビル群までを歩いてみることができるオススメのデートコース。

「ハイライン」を歩いて→「ハドソン ヤード」→「ザ・ヴェッセル」の登り→「シェッド」でアート鑑賞→ショッピング→「EQUINOX HOTEL」でディナーという一連のデートプランをリコメンドいたします。
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▲南からハイラインを歩いてシェッドへ!
▲電車倉庫と左上に見えるのがハイライン。

■ ハドソン ヤード

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