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2021.11.28

【第52回】

熊田曜子似の美人看護師が結成した『テクニック向上委員会』とは?

美人とは「美」という高スペックを備えたスーパーカーのような存在。その“スーパーぶり”に男は憧れるわけですが、果たしてそのスペックは彼女に何をもたらすのか? 「ワイングラスのむこう側」(cakes)で人気の林伸次さんが、世の美人たちの隠された恋愛事情に迫ってみる連載です。

CREDIT :

取材/林伸次 写真・構成/木村千鶴

「ワイングラスの向こう側」(cakes)でおなじみ、奥渋谷のバー「BAR BOSSA」(バール・ボッサ)のマスターにして作家の林伸次さんが、バーテン仕込みの絶妙な話術でさまざまな美人さんの本音を聞き出す連載です。

テーマは今どきの美女たちの”悩める恋愛事情”。美人が出会った最低男を裏テーマに、彼女たちの恋愛体験(主に失敗)談と本音の恋愛観に迫ります。第51回目のゲストは、前回に引き続き看護師の曜子さん(36)。

前編では性に興味津々だった高校生時代から、タクシードライバーとして働いた過去を伺いました。後編ではその後のイギリス留学から現在に至るまでをお話いただききます。
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思っているよりも言葉が通じずにホームレスになってしまい……

── イギリスでは学校に行ったんですか。

「はい、語学学校に。それまで英語は得意で、90点以下は取ったことなかったからちょっと調子に乗ってたんですよね。日本の英語教育で出来るからって現地で喋れるわけもなく、2週間公園で寝泊りする羽目に(笑)。ホームレスになりました」

── ええええ!!! ホームレスになっちゃったんですか!

「はい、2カ月はホームステイを申し込んであったんですけど、その間に自分で賃貸契約をする力がないまま期限が切れちゃって。一回住所を失うと、もうどこも見つからないし、新しい住所も探せないので、日本でもそうだと思うんですど、それでホームレスになっちゃった」

── じゃあそこから2週間、いろんなこと頑張って……。

「これは英語ができなかったら死ぬな〜って思って、必死で頑張りました」

── 周囲の日本人に頼ろうとは思わなかったんですか。

「調子に乗りすぎて田舎に行ってたので、周りに日本人がいなかったんですよ。最終的にはバイトがやっと見つかって、そこに日本人がいて、助けてもらったんですけど」
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女子7人で夜の『テクニック向上委員会』を結成しました

── それは良かった! 何事もなくて本当に良かったです。イギリスでは楽しいことがありましたか?

「そうですね〜、あ、バイト先の日本人留学生の女子7人で『テクニック向上委員会』というのを結成しまして、そのメンバーで技術の向上を目指し続けてました(笑)。やっぱり海外に出ようって思う人は好奇心も向上心も旺盛で」

── え?? それって何ですか。アレのテクニック?

「はい、女子もされるばかりじゃなく、技術を上げなきゃダメだよね、みたいな話で」

── 面白い!  例えば、どういうことを話し合うんですか。

「セックスをパートナーと一緒に楽しむには、どうしたら相手が楽しくなるだろうか、自分にはどういうスイッチがあって、それを相手にどう伝えるか、とか」

── ああ、いろんな人にするというのじゃなくて、パートナーと、なんですね。それってどうやって伝えるんですか?

「ワンナイトでは女性もリスクが高いし、相手がどんな性格かもわからないから、技術の向上というより、ただの行為になってしまうんですよね。だから、パートナーや好きな人が基本の対象です。相手には直接伝えにくいことを、女性同士で『自分の場合はこうだったよ』などど意見交換するんです。それで、みんなそれぞれ違う得意技を持っているんで、順番に披露していく。そうやって技術を公開していました(笑)」

── ワハハハ!! 本当にユニーク!

「で、その新しい技術を各々持ち帰り、自分のパートナーと試してみる。試した結果のフィードバックを得て、またみんなで見直す、などして高め合ってました(笑)」
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── 女性がどんどん技術を向上していくと、男性は引いたりしません?

「よその男性とした技術を持ってきたら嫌かもしれませんけど、愛があって、一緒に楽しむために、より気持ち良くなるために協力するのは嫌ですか?」

── いえ、いいと思います!

「男性って嫌って思うのかな……」
── いえ、なんて言うのかな、何も言わずに新しい技が増えているとですね、“あれ?どうしちゃったんだろう、最近新しく誰か出来た?”って思っちゃうかなと。でも友達同士で話して、と言うなら大丈夫なのでは。その辺の説明はどうしてました?

「相手の性格を見て、ですね。そういう話を女子同士でしてるなんてはしたない、ビッチだ、って思う人ならわざわざ結成していることは言わないですけど、受け入れられる人なら伝えます。それで、『これがいいらしいんだけどやってみてもいい?』と提案する(笑)」

── 楽しそうですよね。その7人の人たちって他の人たちよりもきっと情報が多いし、すごくテクニックがあるじゃないですか。新しい人と付き合う時ってどうしてるんですか。

「隠します(笑)。それも含めたテクニックですよ〜」
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イギリスでは道を聞くフリのナンパをすることも

── 留学中ということは相手はイギリス人?

「イギリス人とはふたりだけ付き合ったことがあります」

── どうやって知り合ったんですか。

「出掛ける時に、自分とは進行方向逆のバス停に、凄く好みの男性がいたんです。本当はどのバスに乗るのかわかってたんですけど、わざわざそこまで行って『〇〇行きのバスステーションはこっちで合ってるかな?』って声を掛けて、きっかけを作りました(笑)。彼はバーに行くところだったんで、そのバー良いの? とか聞いてたら、『合流する?』って言われたので、『今は無理だけど、できたら後で友達と行くね!』って返事をして。その後、本当にバーに行って、そこから仲良くなっていったんですよ。道を聞くフリのナンパです(笑)」
── 女性もそういう技を使うのか〜(笑)。イギリスには何年いたんですか。

「4年です。最初は2年の予定だったんですが、もう2年イギリスにいたいと思って延長しました。実はその頃、日本に6年間付き合った彼がいたんですね。留学していた最初の2年は待っててくれたんですけど、もう2年となった時、向こうは待つと言ってくれましたが、さすがにこの人の時間を奪うわけにはいかないと思い、好きじゃなくなったフリをして、別れました」

── そうか、切ない〜。で、彼とは別れて……。

「はい。留学中に思うところがあって、看護師になろうと決意して帰国しました。その彼とは家族みたいな感覚だったので、帰国と看護師を目指す報告をしたら『こうして話すのは楽しいんだけど、今、自分には付き合っている人がいる。元彼女である曜子と連絡を取り合っていることを知ったら彼女が悲しむと思うから、もう曜子とは連絡出来ないよ。でも君ならうまくいくと思うから、頑張ってね』って」

── ああ〜すっごくいい人!!

「うん、こんなこと言える人って素敵だなって思った。黙って連絡取ってたってわからないだろうに。この時に初めて、“大事な人を失ったな”って思いました。人生しくじったなと」

── いい人ばかりとしか付き合っていないですね。

「そうじゃない人もいたかもしれないけど、記憶から抹消してるのかもしれませんよ(笑)。思い出は美化するものだし」
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── 今、お付き合いしている人はいますか? それと、結婚願望はあります?

「今はいません。どうしたら結婚できるんでしょうね〜」

── 恋愛や結婚において、どんな部分を大切にしていますか。

「今、大事にしているのは、性格や会話が合うこと。お金についてはそんなに考えませんね」

── お金は大事ではないですか。

「自分で稼ぐから、多くは求めません。例えば、労働で年収が1500万円超えるには、それだけ時間も費やさないといけない。だから、一緒に何かを育んだり、共有したりする時間が少なくなるんです」

── リアルですね。

「現実的に言えば、700万〜800万円の年収がある人だったら友好的な関係も築けて、お金にも苦労しないかなって思います。やっぱり、なさすぎるのは嫌かな」

── 具体的で凄くわかりやすいです。曜子さんなら自分の方からアプローチすればいけませんか。

「ズバズバ言うのでそう見えるかもしれませんが、スタンスはMなので自分からはあまりいけないんですよ(笑)。入り口は自分でつくっても、ここぞの時には男性から言ってもらいたいので。なかなか思うようにはいきませんね〜」

── でも、曜子さんならきっとぴったりくる人に巡り合うはずです。今日は関心することが多かったな。ありがとうございました!

【林さんから〆のひと言】

高校中退後、大検とって大学に入ったり、水商売をしてお金をためて留学したりと、ほとんどの人が挫折してしまいそうなことを曜子さんは確実に手に入れて、さらにベッドの中のテクニックまで……。ほんと、出来る人ってすごいですね。素晴らしいです。

■ bar bossa(バール ボッサ)

ワインを中心に手料理のおいしいおつまみや季節のチーズなどを取り揃えたバー。 BGMは静かなボサノヴァ。
住所/東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
営業時間/ 月~土 19:00~24:00
定休日/日・祝
TEL /03-5458-4185

● 林 伸次(はやし・しんじ)

1969年徳島県生まれ。早稲田大学中退。レコード屋、ブラジル料理屋、バー勤務を経て、1997年渋谷に「bar bossa」をオープン。2001年、ネット上でBOSSA RECORDSを開業。選曲CD、CD ライナー執筆等多数。cakesで連載中のエッセー「ワイングラスのむこう側」が大人気となりバーのマスターと作家の二足のわらじ生活に。近著に小説『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる』(幻冬舎)、『なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか』(旭屋出版)など。最新刊はcakesの連載から大人論を抜粋してまとめた『大人の条件』(産業編集センター)。

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