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2018.12.12

【第3回】

「マッサン」のエリー似美人音楽教師登場!「 教え子との恋愛? まぁ、よくあることです」

「ワイングラスのむこう側」(cakes)で人気の林伸次さんが経営する奥渋谷のBAR BOSSA(バール ボッサ)。こちらを訪れるさまざまな職業の美女たちから、林さんが本音の恋愛話を聞き出す連載です。

CREDIT :

構成/木村千鶴

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「ワイングラスのむこう側」(cakes)でおなじみ、奥渋谷のバー「BAR BOSSA(バール・ボッサ)」のマスターにして、作家の林伸次さんが、バーテン仕込みの絶妙な話術でさまざまな職業の美人さんのプライベート(主に恋愛関係)に迫るこの連載、第3回目のゲストは音楽の先生のエリーさんです。

ティーンの頃の男子って、年上の女性に憧れることも多いですよね。もし自分の通う学校の音楽の先生が美人だったら…そりゃもう、みんなそわそわしちゃって、用もないのに音楽室をのぞいたりなんかして(笑)。

中学生の時にスカウトされたけど、怖くて逃げちゃいました

――これ毎回恒例で、ここでは似ている芸能人の名前で呼ぶことにしているんですが、ちょっとロシアの血が入っています? 目も少しブルーが入っているような……。NHKの朝の連ドラ、マッサンに出てきたエリー、エリーに似てますよね! ここではエリーさんとお呼びましょう。エリーさんが自分のことをかわいいかもって初めて思ったのって何歳くらいの時でしたか?

「中学生の頃、電車の中でスカウトされたことがあります。その時かな……」

――電車の中でスカウト! 芸能事務所とかですか。

「ちょっとよくわかんないんですよね。ひとりでいたんですが、前にいたスーツのお兄さんとおじさんが、ふたりでメッチャこっちを見ていて。なになに、怖い!と若干ビクビクしつつ、自分の駅で降りたらその人たちついてきて……。本当にびっくりして怖くなっちゃって。そしたら声をかけられたんです。芸能界に興味ないですかって。なんか怖くて、『ないです!』って名刺ももらわず慌てて帰りましたよ」

――逃げちゃったんだ!で、帰り道よくよく考えてみたら、私かわいいかも~と(笑)

「そうそう、私凄いじゃ~んって(笑)」

――まぁ確かに、中学生の時に大人の男性が後をつけて来たら怖いですよね。繁華街ならまだしも、電車の中なんて。では今、自分の容姿に点数をつけるとすると、100点満点で何点ぐらいですか?

「50点くらいかなぁ」

――え~っ、低い!(笑)。でもこれ日本人で100点て言う人めったにいないんですよね。僕、ブラジル人の友人がいるんですが、ブラジル人って自己肯定力が凄く強い(笑)。たぶんほとんどの人が100点って言うと思うんです。日本人は控えめですよね。もっと自信もっていいと思うんですけど。

「アハハ。容姿だけじゃなく、自分の生きてきたこれまでのことを総合するなら……まあでも、70点くらいかなぁ」

――それでも低いな(笑)。エリーさんは小さい時からピアノばかりやってきましたよね。ひとつの努力をずっと続けられる人って、仕事できるし、素直だし、一生懸命頑張れる人だよって、僕の知り合いの有名デザイナーが言ってました。音大に入るには、育ちや裕福さ、真面目さなどを総合してもっていなければ無理ですよね。だからこそお嫁さんにしたいと思う人が多いと思うんです。

「確かにそういうイメージはもたれます。まぁ、ある意味正解で、ある意味ではちょっと違うかも。出された課題をず~っとやり続けることはできるんですよ。でもそれが故に外を知らないし、他のことがあまりできないといいますか……」
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学生時代はピアノのことで頭がいっぱい。アノ時だって(笑)

――そうか~。じゃあ遊びもあまりしなかった?

「ん~、そうですね。音大生って、一見遊んでいるように見える子でも自分の中にノルマがあるので、1日何時間以上弾かないといけないとか、やらなきゃいけないことへの強迫観念が出てきちゃう。遊びには行きますが、練習が気になってバカ騒ぎができないんです」

――え~、それは気の毒だ(笑)。じゃあデートの最中もピアノが気になる?

「あぁ、○時までしか弾けないのに、もうこんな時間とか(笑)。学生の時は、試験前やコンクール前なんかはデートの予定をずらしてほしいと思ったことも。今それどころじゃないからって。でも異業界の人にはなかなか理解してもらえないですね~」

――なるほどね。1日に何時間はピアノを触らなきゃいけないとかあるんですよね。じゃあお泊りとかには行けない?

「どっちの気持ちが勝つかですよね(笑)。お泊りしたいなって思っている時でも“この家にはピアノないのかな……”って(笑)」

――アハハハ! 思うんですねやっぱり。例えばその、エッチな関係もあったと思うんですけど、あ~、今日はピアノ弾けないかもって思ってたんですか⁉

「やっぱり片隅にはあります(笑)」

――例えば20歳前後の若い頃、エッチなことする時ってすごくドキドキしたり、彼のことで頭がいっぱいになったりすると思うんですが、どこかでピアノのこと考えてたりする?

「ですねぇ(笑)。100%は振りきれないんですよ。音大生の中でも、真剣にピアノをやっている子とそうでない子が当然いて、ピアノを職業にしないしって子は思いっきり遊んでたりもします。私は振りきれなくて。ご飯食べるだけのつもりだったのに、彼の家に行ってしまった時、気持ち的には彼が好きなんですけどね、ピアノを弾かない罪悪感がね(笑)」

――彼氏の家にピアノがあったらな~って思ったでしょ(笑)。

「まぁあればあったで彼そっちのけでピアノ弾いちゃうだろうし(笑)。それはそれで遠慮しちゃうと思うんですけどね」

――いや~本当に面白いな(笑)。今は音楽の先生をされている、とのことですが、学校の中での先生同士の恋愛ってアリなんですか?

「特に禁止はされていませんがオープンにはできないですね」
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お菓子につられて、体育教師と付き合っていました♡

――禁止ではないんだ。あの、中学や高校の専科の先生ってそれぞれバックグラウンドが違うじゃないですか。音大、美大、体育大など、まったくジャンルが違うところで過ごしてきたはずなので恋愛って起こりにくいかなって思うんですけど。

「私、中学校の先生だった時、体育の先生と付き合っていましたよ(笑)。やはり技能教科は技能教科、5教科はそちらで、というように分かれているかもしれません。技能教科は全学年、5教科は1学年だけと、受け持つ範囲が違うんです。なので技能教科同士は、話が通じやすいかな」

――全然ジャンル違うけど仲良くなっちゃうものですか~。あの、どちらが先に心の扉をノックしたんですか?

「あちらから。お菓子をあげるって言うのにつられました(笑)。何かのイベントで出されたお菓子の大きい詰め合わせがあるんだけど、食べる?って。教官室が別々なので、じゃあこっち来る?行く!みたいな。でも学校の中では普通にしてました。禁止じゃなくても、やっぱり別れちゃったりしたら気まずいから、バレないようにしますね」

――では、生徒と先生の恋愛ってありますか? 最近もそんなドラマがありましたが。

「ありますね~。私自身はありませんし、告白させる空気をつくらないようにしていましたけど、私の周りにも、生徒から告白されて卒業を待って付き合った女性の音楽の先生はいます。そのまんま付き合っていると関係性がバレてしまうので、学校を移動したっていう」

――やっぱりあるんですね~!

「まぁ、よくあることです。つい最近も教え子と担任の男性の先生が結婚しています。在学中にはさすがに付き合っていない、あるいはうまいことやっているのでしょうけど、卒業してからというのはよくあること」

――え~! これって教員している人にとってテーマですよね。素敵な子が生徒にいて、向こうもいいと思ってそうな空気があって、その子との恋愛って将来的にあり得るのかって。

「大学の先生であれば年齢も近いですし、もっと多いかも。高校生の場合は、最終的に結婚まで行けばいいですけど、そうならなかった場合、途中経過だけ暴露されたりしたら大変なことに。ものすごくリスキーな事なんですけどね~」

――そうですよね~。高校生だとちょっとアンタッチャブルな感じしますよね。卒業してからでも、あの人は生徒に手を出す先生ってイメージがついちゃいますもんね。
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ワガママかもしれないけど、押されると引いちゃうんです

――エリーさんは男性にどう誘われるとうれしいですか?

「ご飯行きましょうだったら壁もなく行けるんですが、最初から容姿をほめられたりすると、この人何かあるな、ってとりあえず疑ってかかります」

――男性が最初からかわいい、素敵だ~って押してくるのは嫌? 最初から性的対象で見られるのは苦手?

「はい……男嫌いなわけではないし、誘われればうれしいんですよ。わがままなのかもしれませんけど、最初からガ~ッと押されると同じ勢いで引いてしまうんです」

――実はね、男性ってものすご~く勇気出して誘ってるんですよ。たとえ食事だけでも。わからないと思うんですけど、誘う前に色々悩むし、断られたら落ち込んじゃう。

「基本的には行きましょう行きましょうって言いますよ! 誘われる前に普通の、例えば趣味の話なんかをしていて気が合っていれば尚いいですけど。よほど嫌な感じじゃなければ食事くらい行きます(笑)。だけど、女性を武器にしたくない、そこは私の戦いたいところではないんですね」

――趣味が合うとか、内面の評価とか話をしていて面白いとか、そういうことの方がエリーさんの中では大きくて、キミの顔が好きだと言われてもグッと来ないわけですね。

「だって顔なんて変わっちゃうじゃないですか。生活環境でも加齢でも変わっちゃうから。たとえば結婚して、子どもがいれば忙しさのあまりやつれちゃうこともある。年をとってもそう。それでもキレイって言ってくれればうれしいですけどね(笑)」
※この連載は毎週水曜更新です。次回もお楽しみに!
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◆エリーさんをワインに例えると

「トゥーレーヌ・シュノンソウ」(Touraine-Chenonceaux LA VOUTE)
ロワール地方のソーヴィニヨンブランという品種。ハーブのような独特の香り、そこにちょっとはちみつっぽい匂いも混ざるんです。ナチュラルな感じの中にある、はちみつのかわいらしさがエリーさんにぴったりでした。

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BAR BOSSA(バール ボッサ)

ワインを中心に手料理のおいしいおつまみや季節のチーズなどを取り揃えたバー。 BGMは静かなボサノヴァ。
住所/東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
営業時間 / 月~土 19:00~24:00
定休日 / 日・祝
問い合わせ/☎ 03-5458-4185

林伸次(はやし・しんじ)

1969年徳島県生まれ。早稲田大学卒。レコード屋、ブラジル料理屋、バー勤務を経て、1997年渋谷にbar bossaをオープン。2001年、ネット上でBOSSA RECORDSを開業。選曲CD、CD ライナー執筆等多数。cakesで連載中のエッセー「ワイングラスのむこう側」が大人気となりバーのマスターと作家の二足のわらじ生活に。初の小説『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる』(幻冬舎)も話題。

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