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2021.04.17

【第43回】

大好きな彼とサイズが合わない……そんな時どうする?

美人とは「美」という高スペックを備えたスーパーカーのような存在。その“スーパーぶり”に男は憧れるわけですが、果たしてそのスペックは彼女に何をもたらすのか? 「ワイングラスのむこう側」(cakes)で人気の林伸次さんが、世の美人たちの隠された恋愛事情に迫ってみる連載です。

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取材/林伸次 写真・構成/木村千鶴

「ワイングラスの向こう側」(cakes)でおなじみ、奥渋谷のバー「BAR BOSSA」(バール・ボッサ)のマスターにして作家の林伸次さんが、バーテン仕込みの絶妙な話術でさまざまな美人さんの本音を聞き出す連載です。

テーマは今どきの美女たちの”悩める恋愛事情”。美人が出会った最低男を裏テーマに、彼女たちの恋愛体験(主に失敗)談と本音の恋愛観に迫ります。

第43回目のゲストは、広告代理店勤務の京子さん(29歳)です。

エッチな用語がわからなかったけど、検索履歴を親に知られたくなくて

── はじめまして、林です。今日はよろしくお願いします。

「はい、こちらこそ」

── ここでは、いつも似ている有名人の名前でお呼びするというルールにしているんですが、今回は清楚なイメージが芳根京子さんに似ているので京子さんとお呼びしますね。

「なんかうれしいですね(笑)」

── さっそくですが京子さんは、これだけかわいいと中高生の頃からずっとモテていたんじゃないですか?

「ああ、どうですかね。幼稚園や小学校では男子からモテてたって母が言ってましたけど(笑)。でも私、正直なところ自分の顔に自信がないので、かわいいなんて全然思えなかったんです。小学生の頃からずっと近所に住んでた幼なじみのお兄ちゃんが好きだったので、中学生の時には誰とも付き合ってないし……」

── あ〜、結構奥手だった?

「はい、初めて彼氏ができたのは高2の夏だったし」

── それはどんな人だったんですか。

「面白い人だったんですよ。高校時代は彼も私もバンドをやってて、よくイベントやったりして。外見はちょっとアレですけど(笑)クラスの人気者って感じの人でした」
── じゃあ学校の中でも目立つカップルでしょう。

「カップルとしてはそうかもしれないです」

── そこからいろんな経験が始まると思うんですけど、デートするとか、手を繋いだりキスしたりとか。

「私の通っていた学校は、自由な校風の進学校だったからか、友達はみんな頭が良くて、成熟していたんですね。でも私はウブだったので(笑)。恋愛のことが分からなくて、みんなに相談していました」

── 初めて付き合うんですもんね。

「そう、そもそもデートが何かも分からないんですよ。興味はあるので、『チューってみんなどうやってしてるの?』とか質問してたんですけど、まだキスもしてないの?  じゃあ〇〇もしてないってこと?  って言われて。その単語がわからない(笑)」

── えっ! その頃携帯(電話)はあったんですよね?

「はい、でもその単語を調べたことを、ママに見られたくないなって思うじゃないですか(笑)」

── そうかそうか(笑)。そういうのって女の子同士で教え合うんですね〜。

「はい、教えてもらいました。みんないろいろ知っていたので、メイクの仕方とかも教えてもらって。初体験も彼です」

── おお、そこからは早かったですね! その彼とはずっと付き合ってたんですか。

「それが、受験の前に振られちゃいました」

── あれれ、それは彼が受験を本気でするからとかの理由で?

「ん〜、いや、他に好きな人が出来たんだと思います。その彼、実はしばらくして私の友達と付き合ったんですよ。だから私に言えなかっただけで、そういうことかと」

── え! それって一番やっちゃダメって言われてるやつですよね? ひどいなぁ。

「辛くて死ぬかと思いました。初彼だし、すごく好きになって、初めて体を許した人だったので。だから受験はボロボロでした。まったく勉強が手につかなくなっちゃって『あ、終わったな』って」
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留学先でお世話をしてくれたチューターと恋に落ちました

── そんな状態で大学には入れたんですか?

「はい、なんとか。1年後期のカリキュラムで、アメリカ留学する大学に入りました」

── あ〜、ガラッと環境を変えるのはいいかもしれませんね。留学してどうでした?

「1年だとまだ未成年ということもあり、いろんなトラブルが起きないように、現地のお世話係みたいな人がつくんですね。それはアメリカの学校の生徒さんなんですけど、私の担当がアフリカ系の人で、なんか最初とても怖く思っちゃったんです」

── それまで周りが日本人ばかりだと、そうかもしれませんね。

「見慣れてないから、怖そうだなって思って」

── そうか〜。それでどうなりました?

「結論から言うと、その人とお付き合いすることになるんですけどね(笑)」

── え〜〜っ! 凄い展開!

「アハハ。最初は英語もちゃんと話せない状態だったので、チューターである彼に宿題や勉強をを教えてもらいに行ってました。とても優しい人だったんですよ。一緒に過ごす時間が増えていくうちに、恋に落ちた感じです」

── なるほど〜! でも、チューターとしてついている人と恋に落ちちゃっていいんですか。

「ダメ、本当はご法度です。こっそりだったんですけど、まあ学校では周知の事実でしたね(笑)」

── 周りは知ってるけど、そっとしておいてくれたんだ。彼にはどうやって誘われたんですか? 海外での恋愛ってどう始まるんだろう。
「あぁ、海外ではなんとなく恋愛が始まるってよく聞きますけど、告白はちゃんとありますよ」

── え! 告白文化ってあるんですか?  どんな感じでした?

「『京子、僕の彼女になって!』 って言ってくれました。むしろ西洋の方の方がしっかり言うと思います。ロマンティックな人も多いし。少なくとも私の周りではそうでしたね」

── あ、そうなんだ。世界の新しい流れですかね。

「どうでしょう。彼が元カノさんへ告白したときは、彼女の家の前に花びらを散らして、薔薇の花束を用意して、タキシード着て跪き、『僕の彼女になってください』って言ったらしいです。それくらいしっかりやると思います」

── あ〜! 確かにイメージできます。もしかしたら西洋ではそれがメインなのかもしれないですね。この告白文化については個人的にも調べてみたいな。彼とはどんなデートをするんですか。

「クルマでレストランに食事に行くとか、星を見に行くとか。私が帰国した後は、彼が日本の大阪に留学してきたので、私が会いに行ったり、彼がこちらに来たりでしたね」

── 星を見に行くなんてロマンティックですね! えっと、外国人の彼はその人だけですか?

「いえ、彼が帰国してお別れした2年後くらいに、イギリス人男性とも付き合いました。身長が2メートルくらいあって、穏やかで優しい、何を言っても包み込んでくれるような人です。クリスマスなんかも凄く素敵にしてくれましたよ。ボックシングデーといって、クリスマスの翌日にプレゼントを開ける日があるんですけど、彼が小さいプレゼントをたくさん用意してくれて。それをバ~っと破いて開けていくんです」

── やっぱりロマンティックですね〜。男子は女子にそうしなさいって文化なんでしょうか。

「そうですね、レディファーストは身についていると思います。留学している時には、男性がドアを開けなかったら叩いていいって言われたので、そういうカルチャーなんだと思います。もちろんみんな開けてくれるので、実際に叩いたことはないですけど(笑)」
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── じゃあ一緒に行った日本人男子はそれができるようになった?

「はい、恥ずかしそうに『どうぞ〜』みたいな感じでしたけど、やってくれましたよ。彼らは今でも身についているんじゃないかな」

── 習慣にならないと難しいですよね〜。あと、ちょっと聞きづらいんですけど、キスやセックスは……。

「あ、キスは上手いと思います」

── あの、キスの上手さってなんですか。どうだったら上手いってことになるんですか。

「相性なんですけどね、もちろん。ん〜、あとはリードしてくれるってことかな」

── キスのリードか〜、難しそうですね。

「やっぱり女性から誘うのって嫌だから、こちらの思いを察してリードしてくれると、うれしくなるじゃないですか。それがたぶん上手いんでしょうね。女性に恥をかかせないように物事を運んでくれる、文化なんだと思います」

── なるほど、それは経験値じゃなくて、やっぱり文化なんですね。え〜っと、キスから先の話も聞いていいですか。
「あ、そうですね。私の体つきって、日本人の中でも華奢なので、するのが怖いって言われてました。挿入前から、『何かあったらすぐに言ってね』って」

── あ、やっぱり体格差があると、男性側も心配になっちゃうんですね。大丈夫でした?

「いえ、どちらの人とも大変でした。アメリカの彼は、慣れれば私の体でも受け入れられるくらいでしたけど、イギリスの方は身長同様サイズオーバーって感じで(笑)。最後の方はそのこと自体がしんどくなっちゃいました」

── 体のサイズが大きいと、やっぱりそうなりますよね。あ〜大変そうだ。

「はい。大好きだったんですよ、彼のこと。だから話し合って、お互いが楽しめるように道を探しあったり、いろいろ工夫しながらしましたけど、しんどかったです」

── そうでしたか〜。サイズの問題はこの取材やお店のお客さんからも時々聞くんです。ということは、実は大きな話題なんですよね。

「そうだと思います、気持ちに体がついていかないんですよ」

── あ〜切ないですね。好きだってどうにもならないですもんね。その後の恋愛については後編でお聞きしましょう。

※後編はこちらへ!

■ bar bossa(バール ボッサ)

ワインを中心に手料理のおいしいおつまみや季節のチーズなどを取り揃えたバー。 BGMは静かなボサノヴァ。
住所/東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
営業時間 / 月~土 19:00~24:00
定休日 / 日・祝
問い合わせ/TEL 03-5458-4185

● 林 伸次(はやし・しんじ)

1969年徳島県生まれ。早稲田大学中退。レコード屋、ブラジル料理屋、バー勤務を経て、1997年渋谷に「bar bossa」をオープン。2001年、ネット上でBOSSA RECORDSを開業。選曲CD、CD ライナー執筆等多数。cakesで連載中のエッセー「ワイングラスのむこう側」が大人気となりバーのマスターと作家の二足のわらじ生活に。近著に小説『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる』(幻冬舎)、『なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか』(旭屋出版)など。最新刊はcakesの連載から大人論を抜粋してまとめた『大人の条件』(産業編集センター)。

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