2019.11.10
レイ・バービーが選ぶ「ロングドライブで聴きたい」15曲【試聴可】
ジャジーなギターと、レイドバックした音で人気のレイ・バービー。スケータでもある氏にドライブをテーマにプレイリストを作成して頂きました!
- CREDIT :
インタビュー/ Hashim Bharoocha 写真/高山康志 special thanks/Apple Music
盟友トミー・ゲレロ同様にジャンルレスな音楽センスを持つ、彼のドライブ&ミュージックとは?!

レジェンドスケーター&ミュージシャンにとってクルマとは?
そう語るレジェンドスケーターでありミュージシャンの彼には二人の息子さんがいるそう。
「二人ともスポーツをやってるし、長男はアルバイトを始めたから、僕と奥さんは子供たちの運転手のようなものだよ(笑)。長男を仕事場や学校にクルマで連れて行ってあげたり、次男がフットボールやバスケをやってるから、クルマで練習に連れて行ったりね」
その証拠に、あえて使うお気に入りのコースがあるそう。
「時間があるときは、海沿いのPCH(パシフィック・コースト・ハイウェイ)をドライブするのが好きだよ。PCHを使うと時間がかかることもあるんだけど、他の高速道路が渋滞しているときは、逆にPCHを使うと速いときもあるんだよね。僕はロングビーチに住んでるんだけど、ハンティントンビーチや、コスタメサなんかの南に行くときは、PCHをあえて使うことが多いよ。普通の高速道路と違って、海の景色が美しいから気に入ってるんだ」
ロングドライブをテーマにしたオリジナルのプレイリストを作って頂きました!

思い出のドライブの傍らにはいつも音楽があった
「クルマの種類より大事なのは、誰と一緒にクルマに乗るかさ。僕は家族と一緒にクルマに乗るのが大好きなんだ。最近は仕事で忙しかったから、ファミリーでロードトリップに行きたいね。だから、理想は家族と一緒にバンに乗ることかな」
17歳からプロスケーターとして活躍してきたレイ・バービー。常に移動の日々を送ってきた彼だけに、その願いには切実なものを感じます。
「スケート・ツアーでは、スケート・チーム全員がバンに乗り込んで各地に運転していくんだ。そういうロード・トリップでは、何時間もスケート仲間とバンの中で過ごしてアメリカを横断するんだけど、楽しい思い出が多いね。退屈しないように、ツアー中はみんなでクレイジーなことをしょっちゅうするんだよ(笑)」
レイ・バービーの選んだ「ロングドライブで聴きたい」15曲
プレイリストの楽曲にこめられた思いとは?
「マイケル・ジャクソンの『オフ・ザ・ウォール』に収録されてる“Workin’ Day and Night”は、まだスケボーを始める前に聴いた曲なんだけど、家族や親戚で集まってバーベキューをしたときのことを思い出すよ。あとは、マーヴィン・ゲイの“T Plays It Cool”のフィーリングが大好きなんだけど、いつ聴いても飽きない曲だね。この曲からマーヴィン・ゲイの雰囲気を強く感じるんだけど、彼はこの曲で全く歌ってないんだ。歌っていなくても、彼のメロディやスタイルがこの曲に注入されているんだよね。Moogのシンセが使われていて、ベースラインがすごくファンキーなとこも気に入ってるよ。ヒップホップのアーティストの多くはこの曲にインスパイアされてるよね」

この夏は新曲を書き、サンフランシスコのスタジオでレコーディングを始めているそう。