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2026.09.06

第19回 ファーストサマーウイカ【vol.02】

美しい人、ファーストサマーウイカ。「何でもある程度まではできてしまうからこそ伸び悩む、自分はそういう人生なんだなと」

大人の女性の美しさに迫るグラビア連載「美しい人」。今回ご登場いただいたのはファーストサマーウイカさんです。生まれ育った大阪での劇団員を経て東京でアイドルに。その後は映画やドラマ、バラエティ番組でも大活躍。いつもは歯切れのよいトークと快活な笑顔が印象的ですが、今回は匂い立つような大人の色気を纏った美しさを演じてくれました。その第2回です。

CREDIT :

写真/野口貴司 スタイリング/近藤伊代 ヘアメイク/吉田真妃 文/渡邉朋子 編集/森本 泉(Web LEON) プロデューサー/Kaori Oguri

美しい人 ファーストサマーウイカ LEON 野口貴司

多くの俳優やタレントをプロデュースし、自身女優でもある小栗香織さんをプロデューサーに据え、豊かな人生経験を持つ女性たちの、内面から醸し出される“大人の美しさ”に迫る、ファッションと融合した新しいグラビア企画「美しい人」。


今回ご登場いただいたのはファーストサマーウイカさんです。いつもは歯切れのよいトークと快活な笑顔が印象的なウイカさんですが、今回は匂い立つような大人の色気を纏った美しさを演じてくれました。その第2回です(第1回はこちら)。

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美しい人 ファーストサマーウイカ LEON 野口貴司
美しい人 ファーストサマーウイカ LEON 野口貴司
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美しい人 ファーストサマーウイカ LEON 野口貴司
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【Interview02】

人生の選択で答え合わせをした時に後悔はありません。迷っても決めた後はだいたい大丈夫

── ウイカさんは2013年にアイドルグループ「BiS」に加入した時に現在の「ファーストサマーウイカ」という芸名をご自身でつけられたそうですね。


ファーストサマーウイカさん(以下、ウイカ) はい。すでに活動していたメンバーがみんなカタカナの名前で、統一する流れだったので自分で命名しました。私は本名が「初夏」と書いてウイカで、その前に小劇場で演劇をやっていた頃は「初夏」で活動していたんです。その時から思っていたんですけど、漢字2文字の名前は埋もれやすくて。演劇のチラシの中だと長い名前のほうが目立つんですよね。


それでBiSに入った時に改善も兼ねて長い名前にしたくて。「アーリーサマー」だと既存の言葉でつまらないから「ファーストサマー」という造語にしようと。調べたらGoogleでもYahoo!でも検索結果が0件だったので、ここから増えていくものはすべて自分の功績として数値化されるなと思って、SEO対策的な意味も含めてつけました。今となっては、新聞のラテ欄や映画のエンドロールや香盤表で、幅をとって申し訳ないなとちょっとだけ思います(笑)。

美しい人 ファーストサマーウイカ LEON 野口貴司
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── お名前ひとつとっても戦略的に考えられていていると感じますが、そういうセルフプロデュース的な視点はいつも頭の中にあったのですか?


ウイカ アイドルって、握手会やチェキ会の列の長さとかフォロワーの数とか、人気が可視化されるじゃないですか。最初は何もわからなかったですが、ステージと握手会それぞれの努力の成果が目に見えて結果に出たので、そういう視点を持てるようになりました。例えば、顔が可愛いとか、歌がうまいとか、何か天性の秀でたものがある子は、ありのままでのびのびやっていけばいいんですけど、それがない人間は甘えられるものがないので、グループ内でも外でも戦略的に棲み分けていくみたいなことはあったのかもしれないです。


── 歌もお芝居もバラエティもマルチに何でもできるというのがウイカさんの大きな武器かと思うのですが、ご自身としてはどう思っているのですか?


ウイカ そう評価していただけてありがたいです。私もそれを自負しています(笑)。ただ、それで言うと、私の場合はシンプルに器用貧乏。できれば「俺にはこれしかねぇんだよ」っていう圧倒的な才能を持ったロックスターのようになりたかったけど(笑)。何でもある程度まではできてしまうからこそ伸び悩むというか、自分はそういう人生なんだなと。

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── その割り切りや見極めが客観的にできることがすごいですね。


ウイカ いわゆるスターとか主人公では決してないので、諦めかもしれないです(笑)。きっと同じタイプの人は、どこかでその現実に気づく瞬間が来ると思うんです。スポーツだったり、勉強や受験、職場で。私はエンタメ業界を目指す中で、高校生くらいで「おや? 違うかも」と察しました。でも、諦めの気落ちは生まれても、屈辱や挫折はなくて、むしろ天才たちとどう渡り歩くか、いかに多くの才能と出会って仲間になれるかがテーマに変わりました。


年々、自身が得点王やカリスマ選手じゃなくても、彼らにいいアシストができる選手でありたいと思えるようになったし、そのアシストで決まったゴールが最高に気持ちいいことを知りました。スターや主人公になることに固執せず、サッカーでいうところのポリバレント(複数のポジションを柔軟にこなす選手)なポジションを目指そうと思えたことは、自分自身への救いでもありましたね。

美しい人 ファーストサマーウイカ LEON 野口貴司
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── 今、お仕事をしていて、どういうところにやりがいを感じますか?


ウイカ 自分の好きなテレビのプロデューサーさんとかに、「ありがとう。めっちゃ助かりました」と言ってもらったり、再び呼んでもらえたり、お芝居の共演者に、「ウイカさんとのあのシーンすごくよかったです」と言ってもらえると、リップサービスだったとしても、そこにやりがいや生きがいを感じます。


逆にそれ以外の目的があまりないのかもしれない。お金持ちにはなりたいですけど(笑)。ただ、どれだけ売れたとか名誉や名声って、よくわからないですよね。誰かの一番であることはできるだろうけど、それが自分のやりがいにつながるかというとちょっと難しい気もするし。

美しい人 ファーストサマーウイカ LEON 野口貴司
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── ウイカさんは人からの評価についてはどのように受け止めていますか?


ウイカ データ収集はするけど、囚われすぎないようにしています。先ほどのように、対面でのプラス評価はやりがいになるので、浮かれない程度に頂戴します。反対にマイナスの評価は、単純にその人の望み通りの仕事があまりできなかったとか、考え方の違いとかもあるので、ミスは反省しつつ、あまり凹みすぎないようにしています。


SNSの評価はまた価値が違って、たとえば私のファンじゃないのに「めちゃめちゃ素敵だった!」とか「また出て欲しい!」とかプラスの声は、そこにおべっかや社交辞令はないから、確実に加点1でうれしいですが、簡単に手のひらを返されることもあるからこれも浮かれないようにします(笑)。マイナス評価は、こういう思想の人に嫌われるんだなとか傾向と対策にはなりますが、その人たちに迎合したり従うつもりは無いです。

美しい人 ファーストサマーウイカ LEON 野口貴司
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── お話をうかがっていると、すべてにおいて迷いのない潔さを感じますね。


ウイカ 人生で分岐点みたいなものはいくつかありましたけど、結果的にその時に選んだことが間違いじゃなかったっていうことは大きかったです。例えば、同時に2つのお仕事をいただいて、どちらかを選ばなきゃいけない時や、バッと飛びつきたくなるようなお話が来た時に「ちょっと今回はやめておこう」と最後は自分でジャッジします。


すると、選ばなかったほうでのちにとんでもないことが起こったり。鼻がきく、と言うんでしょうか。日常で言うと、すごく素敵な衣装だけど今日じゃない気がすると思ってやめたら、スタジオで隣に座った人がその色違いの衣装を着ていて、やっぱり! みたいな。

美しい人 ファーストサマーウイカ LEON 野口貴司

▲ ドレス 参考商品/Yu'、その他はスタイリストの私物

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── そういう第六感みたいなものが自信につながっている部分もあるんでしょうか?


ウイカ もちろんそれで100%成功してきたわけではないし、外れることも失敗も山ほどあります。うまくいかなかった時の原因と結果、傾向と対策をフィードバックみたいなことはしますが、基本、自分の勘に対して、あまり不信感がないというか。行っちゃおう! やってみよう! みたいな感じですね。信頼する人の意見は参考にしますが、責任をとってはくれないので、最後は自分の判断が大切だと言うのは昔から変わらないです。


自分の人生の大きな選択を後から答え合わせをした時に、あ~、あっちが正しかった~! みたいなことや後悔することはあまりないです。その時迷っても、決めた後はだいたい大丈夫でしたね。未来はわからないけど、これからもそうありたいです。

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美しい人 ファーストサマーウイカ LEON 野口貴司

● ファーストサマーウイカ

1990年6月4日、大阪府生まれ。高校卒業後、地元の劇団で活動。2013年にアイドルグループ「BiS」に加入しメジャーデビュー。2014年、横浜アリーナ公演で解散。翌年には「BILLIE IDLE®️」を結成し、2019年に解散。2021年には『カメレオン』でソロデビュー。一方でバラエティ番組や、俳優としても活躍の場を広げ、ドラマ「凪のお暇」、「おちょやん」、「ファーストペンギン!」、「光る君へ」、「不適切にもほどがある!」、「フォレスト」、「ESCAPE それは誘拐のはずだった」、「時すでにおスシ!?」、映画『禁じられた遊び』、『花まんま』など話題作に出演。現在は「上田と女が吠える夜」、「トークィーンズ」、「超超音波」などのバラエティ番組や音楽番組、ラジオ番組「ファーストサマーウイカのとん・じん・ち!」とレギュラー多数。また、映画『バナ穴BANA_ANA』、が一部劇場にて公開中のほか、9月25日には『シャドウワーク』、10月2日には『ファーストボイス』が公開予定。

※掲載商品はすべて税込み価格です

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