• TOP
  • PEOPLE
  • 現役プロバスケ選手が、ゴルフのシャフトフィッティングをしてみたら!?【vol.2】

2020.10.04

現役プロバスケ選手が、ゴルフのシャフトフィッティングをしてみたら!?【vol.2】

Bリーグ、アルバルク東京のスタープレイヤー、田中大貴選手とザック・バランスキー選手。今季も活躍が期待されるふたりが、実は密かにハマっているのがゴルフです。スコアアップを目指して向かった先はシャフトメーカー「USTマミヤ」のフィッティングラボ。果たして、どんなクラブセットを作ることに!?

CATEGORIES :
TAGS :
CREDIT :

写真/トヨダ リョウ 取材・文/野中真一(5 Books) 

現在、プロバスケットボール選手として活躍中の田中大貴選手とザック・バランスキー選手。Bリーグ、アルバルク東京のスタープレイヤーである彼らが、実は最近ハマり始めているのがゴルフ。まずは自分に合ったシャフトのギアを揃えようと、足を運んだのは「USTマミヤ」のフィティングラボです。
 
使用クラブの計測、そして問診と握力測定(詳しくはvol.1へ)を終えて、いよいよボールを打つ本格的なフィッティングが始まります!

田中 「シャフトを替えたら、正面衝突するような感じでボールに当てられるように!」

まずはマイクラブを持っている田中選手から打球を診断。総重量280g台というシニア世代や女性向きのドライバーを使っていた田中選手ですが、打ち始めるとヘッドスピード50m/sを超えるプロゴルファー級の数字をマーク! 日本では石川遼選手のヘッドスピードが50m/sと言われていて、とてもゴルフ歴2カ月とは思えません。
田中 「ヘッドスピードがそんなに速いなんてビックリしました(笑)。元々、力はあるほうなので、飛ばそうと思って振っていますね。でも、ボールが飛んだり飛ばなかったり、色んな方向に曲がって安定しないことが悩みです」
続いて、田中選手はマイクラブでフェアウェイウッド、アイアン、ウェッジと打っていきました。
 
田中 「ドライバーも曲がるのですが、一番苦手なのが3番ウッド。こういうクラブが得意ではないので、ユーティリティは使っていないです」
PAGE 2
一方で、アイアン、ウェッジになるとインパクトが安定。その理由について、フィッティングを担当した橋添さんはシャフトの硬さを示す振動数に秘密があると教えてくれました。
▲ クラブごとのシャフトの振動数をグラフ化。マイクラブの白いラインが描く折れ線が、青いラインに近いほど理想的だ。
「当社ではパターを除く13本の最適クラブ振動数ラインをベースにしてシャフトフィッティングを行っています。青色のラインが最適な振動数ラインで、田中選手のマイクラブは白色ライン。よく見るとドライバーや3番ウッドは最適値から大幅に離れていましたが、アイアンやウェッジは近い数字になっていて、そのために打球が安定していたことが考えられます」(フィッター・橋添さん)
また、田中選手のドライバーショットのデータを分析すると、インパクトの瞬間にはフェースが開いていて(5.2度オープン)、ヘッドが少し倒れたアッパー軌道になっていたことがわかります(6.0度アッパー)。
球筋は右に曲がるスライサーで、弾道が高い田中選手。通常ヘッドスピードが50m/sあれば280ヤードから290ヤードの飛距離が出るはずですが、265ヤードしか飛ばなかったのは、そこに原因がありそうです。
PAGE 3
▲ ドライバーのシャフトは、マイクラブ(写真上側)よりも約20g重い『アッタス ジャック6(S)』(下側)を提案。
そこで、フィッターの橋添さんが田中選手に提案したドライバーのシャフトは、今より約20g重い『アッタス ジャック6(S)』。
「最初は、握力測定の結果からプロゴルファーと同じくらいの70g台のシャフトをテストしてもらいましたが、田中選手はマイクラブの超軽量シャフトに慣れていることもあって、適性よりも少しだけ軽い60g台のシャフトのほうが、相性が良かったです」(フィッター・橋添さん)
▲ フィッティング後はボールをほぼストレートに捉えることができ、飛距離が大幅に伸びた。
▲ 打球の高さもちょうど良くなり、スライス球も改善された。
さっそく新しいシャフトでボールを打ち始めると、打球の高さも適正になり、ほぼストレート軌道で飛ぶように。飛距離は一気に伸びて300ヤードオーバーを連発しました。
 
田中 「ボールに正面衝突した感じで、当たった瞬間に力強い感じがしました。フィーリングが気持ち良かったです」
 
「実はシャフトを重くしただけでなく、ヘッドも少し重い『G410』にしたことでバランスが良くなったと思います」(フィッター・橋添さん)
ドライバーのシャフトが60g(硬さS)に決まると、3番ウッドは60g台後半(硬さX)。そこからユーティリティは90g台、アイアンは115g台と、「USTマミヤ」オリジナルの最適クラブ振動数ラインをベースにして他のシャフトも決まっていきます。
田中 「今までゴルフってボールが曲がるので、すごく難しいと思っていたのですが、今日フィッティングをしてもらうと初めてど真ん中にストレートなボールが打てました。これなら絶対に100は切れそうなので、状況が落ち着いたらラウンドに行きたいです!」
PAGE 4

ザック 「データを計測できたおかげで、ゴルフ熱に火が付きました!」

幼少時代にゴルフをやっていたザック選手は、最初にアイアンで打ちながら5年間のブランクを取り戻していきました。

ザック 「昔よりも打球が低くなった気がしますし、ヒール側に当たるショットが多かったですね」
しかし、そこは現役アスリート。徐々に慣れてくると5番アイアンでは200ヤードを超える距離を出し、ドライバーになると280ヤードを安定的に飛ばすように。

「すごくセンスがあって、上手です。ただ傾向としては上からダウンブローでややアウトサイド・イン軌道に打ち込むタイプなので低い弾道が多かったですね」と、フィッティング担当の富岡さん。
▲ 2種類のシャフト、「アッタス ジャック」(青色ライン)と「アッタス パンチ」(黄色ライン)の差は一目瞭然!
ゴルフコーチとしても活動する富岡さんが、マイクラブを持っていないザック選手のドライバーのフィッティングでテストしたのは、先端が硬めの「アッタス パンチ」と、手元と先端が少し柔らかい「アッタス ジャック」。どちらも70g台で揃えたものの「アッタス パンチ」では255ヤードだった飛距離が、「アッタス ジャック」にすると296ヤードまで伸びていました。
 
ザック 「気持ち良く振れたのは『ジャック』です。タイミングが取りやすくて、ボールに合わせやすいですね」
PAGE 5
「打球が低かったので、少しでも打ち出し角を上げる性能の『ジャック』とマッチしたと思います。打球が高くなったことで飛距離も伸びましたが、もっと飛ばせるポテンシャルを感じます」(フィッター・富岡さん)
 
ドライバーのシャフトが70g台に決まったザック選手は、それを起点に他のクラブもテスト。3番ウッドのシャフトは70g台後半、ユーティリティでは80g台後半、さらにアイアンセットでは115g前後に決まりました。
ザック 「子供の頃にゴルフをやっていた時はラウンドするだけで、自分の打球をデータで計測したことはありませんでした。だから今日はすごく新鮮で、自分のゴルフ熱に火がついた感じです。実は以前からバスケットボールを引退したら、プロゴルファーになりたいと思っていました。もちろん、まだ夢の段階ですけど、クラブが完成したらゴルフも頑張ります!」
ちなみに、シャフトに合わせてザック選手がリクエストしたヘッドはテーラーメイドの『SIM』シリーズ。タイガー・ウッズやローリー・マキロイ、さらに松山英樹選手まで世界のトップ選手が使用するヘッドです(タイガーのシャフトは60g台後半、マキロイと松山が70g台後半)。
PAGE 6

それぞれにフィットしたクラブセットが揃いました!

結果として、田中選手・ザック選手ともに、普通のアマチュアゴルファーを大きく凌駕して、世界のツアープロゴルファーと同クラスのドライバーがマッチすることが判明しました。今回のシャフトフィッティングを通して、現在の技術や身体能力、将来的なポテンシャルに則した理想的なクラブセットを揃えたふたり。プライベートのゴルフライフも充実しそうですね!

※ vol.3に続く
※ 取材は2020年7月に実施しました

■ 田中大貴(たなか・だいき)

1991年、長崎生まれ。小学2年からバスケットボールを始め、中学生ではキャプテンとして九州大会3位に。高校は名門・長崎西高校に進学すると冬の全国大会「ウインターカップ」にも出場。その後、東海大学では2年連続でリーグ戦MVPを獲得し、2014年にアルバルク東京に入団。1年目からルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。2016年に初めてBリーグの年間ベスト5に選出されると、その後は4年連続でベスト5に選ばれる。19 -20年シーズンではチームを優勝に導き、レギュラーシーズンMVPを獲得。

● ツイッターはコチラ
● インスタグラムはコチラ

■ ザック・バランスキー

1992年、栃木生まれ。日本で生まれ、4歳でアメリカに帰国。10歳で再び日本に戻り、以降は日本に在住。長野県の中学校を卒業後、東海大学第三高等学校に進学し、1年生から全国大会に出場し、3年生ではインターハイでベスト4を経験。東海大学に進学するとインターカレッジで優勝し、日本学生選抜にも選ばれた。2015年にアルバルク東京に入団すると1年目から40試合以上に出場。ディフェンスの強さと、さまざまなポジションをこなすポリバレントな能力でリーグ優勝に貢献した。

● ツイッターはコチラ
● インスタグラムはコチラ

■ USTMamiya フィティングラボ東京

東京・市ヶ谷にあるUSTマミヤ フィッティングラボ東京では、独自の振動数理論と最新シミュレーション設備のもとシャフトフィッティングを受けられる。スコアUPを目指すすべてのゴルファーにおすすめ!

住所/東京都千代田区五番町12-11 泉館五番町4F
受付時間/9:00〜17:30

HP/https://ustmamiya.co.jp
予約・お問い合わせ/☎︎0120-931-679

● フィッティング料金/8000円(約90分/税別)

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

LEON.JPの最新ニュースをお届けします。

RECOMMEND FOR YOUおすすめの記事

    RELATED ARTICLES関連記事

    SERIES:連載

    READ MORE

    買えるLEON

      SPECIAL

        現役プロバスケ選手が、ゴルフのシャフトフィッティングをしてみたら!?【vol.2】 | 著名人 | LEON レオン オフィシャルWebサイト