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2020.08.11

堀江貴文「自分らしく生きたいなら、世の理不尽に逆らえ」

2020年4月に新刊『理不尽に逆らえ。』を上梓した堀江貴文氏。歯に衣着せぬ発言で何かと“炎上”している氏は、「自由に自分らしく生きるためには、怒りを正しく表すことが必要」と提言する。社会に蔓延する理不尽さに抗うための“正しい”怒り方とは!?

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文/堀江貴文(実業家) 抜粋文献/『理不尽に逆らえ。』(ポプラ社)

写真/ワタナベアニ
現在、宇宙開発事業や「WAGYUMAFIA」の運営、オンラインサロンの主宰など、多岐にわたるジャンルで活躍中の堀江貴文氏が、新書『理不尽に逆らえ。』を上梓した。生き方に迷う現代人は、社会に蔓延する不条理に対してどのように立ち向かうべきか。さまざまな荒波を乗り越えてきた氏が指南するいくつかのヒントを抜粋してみた。

好きな人生を生きるために、理不尽さには徹底的に逆らうべき

怒るほど、生きやすくなる。これは現代の真理だ。 誰もが、自分の人生を自分で選び取って自由に生きていけるこの時代だからこそ、ときには賢く怒らなければならない。ただの都合のいい奴になってしまうと、どんどん自分の生き方が制限されてしまう。嫌なものは嫌でいいし、論理的でないものは無視していいし、搾取されるものには近づかなくていい。 
僕は何かと「炎上」しているが、これまでの発言すべてにおいて間違ったことは言っていないし、社会全体を支配する思い込みや無駄なルールがなくなるように声を挙げているケースも多々ある。それで自分やみんなが少しでも生きやすくなればいいと思っているし、正しく怒りを表すことで確実に「変わる」 と思っている。 
ただただ現状に甘んじて、不満や文句を垂れ流していても人生は好転しない。必要な情報を選び取り、今の環境や状況が理不尽だなと思ったら、正しく論理的に逆らうことが必要だ。それこそ今の時代、怒れない人は本当に終わってしまう。好きな人生を生きるために、理不尽さには徹底的に逆らうべきなのだ。
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■ ヒント【1】

「謎ルール」には容赦なく反抗する

世の中には、「謎ルール」というものがある。学校でも職場でもSNSでも、 「何これ?」と思うような理解不能な慣習がある。どう考えても理不尽で必要ないと思ったら、怒って破り捨てるべきだ。

ツイッターを見ていても、本当に奇妙なルールがたくさんある。たとえば、「FF外から失礼します」という決まり文句がある。「FF外」とは、 「フォロー(F)、フォロワー(F)関係でない(外)ユーザー」という意味らしい。つまり、見知らぬ相手といった感じだろうか。 が、そもそもツイッターは知らない相手とつながれることが特徴なのであって、相手が知らないからと言って失礼もクソもないのだ。
無意味なものをどんどん潰していくことが社会の改善につながると僕は思っているから、これからもどんどん好きなことを言わせてもらう。みんなも合理的に生きて「謎ルール」を減らしていこう。 
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■ ヒント【2】

外野からの批判をいちいち気にしない

新しくビジネス、プロジェクトを仕掛ける限り、外野からの様々な批判は絶対にあるものだ。けれど、あまりに理不尽な指摘は無視し、スルーしてよい。それらを逐一気にしはじめると、何もできなくなってしまう。自分を信じてそのときに「ベスト」と思われる道を進んでいくべきだ。
ただ、あまりに批判が強かったり、ビジネスに支障が出たりするのだったら、しっかりと対応するべきだ。相手を納得させるために、ときにはロジカルにキレたっていい。理不尽な批判には基本耳を貸すことはない。成功のためにしつこくトライしているときに、そんな時間なんてあるわけない。人生を邪魔する何ものでもない。
そんな時間があったら、潜在的な顧客の堀り起こしや、営業活動に注力するなど、自分の力を正しく使うことに集中すべきだ。意味のあるアウトプットになるよう、しつこく努力を続けるだけだ。 
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■ ヒント【3】

目の前の「点」に集中すべし

僕は「目の前のことに没頭しろ」とよく言っている。 だが、そう言うと、「長期的な目標や行動指針を立てたほうが効率的ではないでしょうか?」という反論を言う人が出てくる。 しかし、これは間違っている。僕自身、長期的な目標や行動指針は持っていない。なぜならば、未来のことは誰も分からないからだ。 
未来予測というのは、無数に変数のある方程式の解を求めるようなものであって、誰だろうとコンピューターだろうと、できるはずがないのだ。では、そういう状況で僕らができることというのは、目の前のことに集中することだけだ。 目の前にあることがワクワクすることであれば、より集中できて成果も出やすいだろう。そういうことをたくさんやっていれば、後になって点と点がつながりやすくなる。
もちろん、運の要素もあるだろうが、より多くのことをより深くやっていれば、他の人よりも差をつけることができる。これが正解である。

だから、自分の人生に関係のない人に、理不尽で不合理なことを言われようとも、確固たる考えさえあれば何も気にすることはないし、その「点」に没頭することが最適の行動なのだ。
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■ ヒント【4】

ときには理詰めではっきりとキレる

僕は2016年に、和牛輸出のエキスパートである浜田寿人氏とともに「WAGYUMAFIA」を始めた。以来、国内外に9店舗のレストランを開き、また、世界85都市以上をめぐり、神戸牛と尾崎牛のポップアップのワールドツアーを開催し、和牛の素晴らしさを啓蒙している。

以前、インスタグラムでウニと和牛の料理の写真を投稿したことがあった。そのとき、ひとりのユーザーがこのようなコメントを残していった。「素朴な疑問 や、やさい食べてますか?」
インスタグラムで僕は和牛の写真ばかりアップしているから、ちゃんと野菜を食べているのか心配になったのだろうか。だが、僕からすれば、余計なお世話以外の何物でもない。僕はブチキレて、次のようなコメントをした。「ホントクソな質問だよな。肉の写真をアップしてるのはインスタで和牛を広めたいからっての見てわからない? おれは美味しい野菜を子供の頃からたくさん食べててむしろ肉より野菜の方が好きだった。それは食ってた肉がまずかったからだ。それを良薬口に苦し的な文脈で野菜を食べた方が健康ですよって上からマウントでクソコメント送るなボケ。二度と来るな」
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これくらいキレないと、続々と変なコメントが来る。だから縁を切るつもりでキレていい。僕にキレられた人は、腹を立てたかもしれないが、一罰百戒、他のフォロワーの方にも知らしめるつもりもあって過剰にキレたのだ。

みなさんは、ここまでSNSで「クソみたいなコメント」を浴びることはないだろうが、あなたの周りにも、なぜか意味不明なマウントをとってくる人がいないだろうか。別に普段は適当にスルーしていればいいと思うが、あまりにしつこかったり、どうしても許せないことを言われたりしたら、ときには理路整然とキレることも必要だ。別にパフォーマンスだっていい。
キレると、心のモヤモヤがスッキリして気持ちがいい。1回、ロジカルにキレれば、次からあなたの人生を邪魔されることはなくなるはずだ。
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■ ヒント【5】

僕が一緒に仕事をしたい人

好きな人とだけ仕事ができたらどんなに幸せだろうか。もちろんここで言う「好きな人」とは、友達とかいった類の話ではない。一緒に仕事をして「ノーストレスな人」のことだ。では、僕にとってどんな人が「ノーストレスな人」で「一緒に仕事をしたいと思える人」なのか。間違いなくひとつ言えるのは「LINEの返信が早い人」だ。僕は仕事をどんどん前進させていきたいから、1秒でも現状で止まっていたくない。もし何か判断を間違えたとしても、また戻って違う道に進めばいいだけだから、とにかく行動を起こしたい。
たとえ、悩んだり迷ったりするような案件でも、「とりあえずAでやってみて」とか「大まかな方向性は○○で進めて」とか、とにかくわずかな時間でも自分がボールを持たずに担当者にパスするようにしている。それで疑問点や懸念点が出てくれば、すぐに連絡が来るので、そのまま進めるか、軌道修正するかなどをすぐにジャッジすればいい。
そんなとき、タスクを抱えたまま放置していれば、その仕事は1ミリも前に進まないのだ。そんなの僕が上司だったら、当然怒る。ちなみに僕は仕事ではほぼLINEしか使っていないが、メールや他のメッセージでも「返信が遅い人」=「仕事ができない人」というのは言うまでもない。
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■ ヒント【6】

東京でイライラするなら、地方へ行こう

昔だと田舎には、映画館など娯楽施設がなくて、「俺ら東京さ行くだ」なんていう歌もあったが、今はそんなことはない。僕はいつもネットとスマホの時代ということを強調しているが、それは都会だろうと、地方だろうと変わらないことだ。日本全国どこでもスマホとネットが使えれば、ユーチューブもネットフリックスも見放題になる。LINEがあれば友達とも簡単に連絡できる。それだけあれば、娯楽は十分ではないか。東京だろうと田舎だろうと、家に帰ってやることはみんな同じである。
これからの時代、大切なのは「生きがい」だ。
東京(や都市部)で仕事や人間関係で不満を抱えイライラしているのだったら、地方で「生きがい」を見つけて、自分の人生を歩むべきだ。幸運にも今はその選択ができる時代だ。もし東京に「生きがい」があるのなら、それを実現するため自分で方法を見つけ、しつこくやり続けるしかない。
いずれにせよ好きな人生を選ぶだけだ。「理不尽さ」のせいにしないで、自分の意思で現状を変えていくしかないのだから。 

【抜粋文献はコチラ】

理不尽に逆らえ。
〜 真の自由を手に入れる生き方 〜

社会にはびこる謎の慣習、既存の権威やシステム……etc.アナタの周りに存在するあらゆる不条理・理不尽さには、ロジカルに怒って対抗すべし。堀江貴文氏が自らの経験を元に、迷える現代人に向けて自由な生き方・働き方の核心を突く!

● ポプラ社刊 本体価格860円+税

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