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2025.09.12

連載 松本幸四郎の「“肉”十八番!」
第1回 「ウルフギャング ステーキハウス Teppan 銀座店」

新連載:松本幸四郎の「“肉”十八番!」 圧巻の火柱! ほとばしる肉汁! 旨みが爆ぜる“鉄板焼き”の巻

歌舞伎俳優・十代目松本幸四郎さん(52歳)が、パワーの源として愛してやまないのが肉料理! 王道レストランから本当は秘密にしておきたい行きつけの店、ちょいディープな穴場まで「こりゃいいや!」と太鼓判を押す、肉自慢の店へいざ!

CREDIT :

写真/前田 晃(MAETTICO) 文/小寺慶子 スタイリング/吉野 誠 ヘアメイク/RYO(tron) 編集/石井 洋(Web LEON)

ドーナツ片手にふらりと銀ブラ。人気アメリカンステーキハウスの誘惑に抗えなかった夜

「甘いものにも目がなくて」と銀座の街並みを背に、ドーナツを頬張るお茶目な一面も。「スウィーツは箱買いが基本です(笑)」。ジャケット56万1000円、パンツ18万1500円、シャツ9万3500円、靴17万3800円、時計40万7000円、ブレスレット4万6200円/すべてドルチェ&ガッバーナ(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)、メガネ3万9930円/ドルチェ&ガッバーナ(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)
▲ 「甘いものにも目がなくて」と銀座の街並みを背に、ドーナツを頬張るお茶目な一面も。「スウィーツは箱買いが基本です(笑)」。ジャケット56万1000円、パンツ18万1500円、シャツ9万3500円、靴17万3800円、時計40万7000円、ブレスレット4万6200円/すべてドルチェ&ガッバーナ(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)、メガネ3万9930円/ドルチェ&ガッバーナ(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)
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歌舞伎界のプリンスと呼ばれた時代を経て、現在は伝統芸能を超越したエンタテインメントとしての歌舞伎の未来も背負う存在となった十代目松本幸四郎さん(52歳)。毎月、数多くの舞台を踏む幸四郎さんが、パワーの源として愛してやまないのが肉料理! 王道レストランから本当は秘密にしておきたい行きつけの店、ちょいディープな穴場まで「こりゃいいや!」と太鼓判を押す、肉自慢の店へいざ!
なにやら肉食センサーがビビッと反応。「これは素通りできませんね」と手に持っていたドーナツをひと口で食べ終えてビルのなかへ。
▲ なにやら肉食センサーがビビッと反応。「これは素通りできませんね」と手に持っていたドーナツをひと口で食べ終えてビルの中へ。
銀座といえば幸四郎さんにとっては勝手知ったる街というイメージですが?

「歌舞伎座のある東銀座に行くことが多いので、実は銀座一丁目や京橋方面のお店はそんなに知らないんですよね。でも僕の勘がここを素通りしちゃいけないと言っている気がします!」
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肉の匂いを頼りに上階へ。「この先に広がる光景を想像するとわくわくします」と期待に胸を膨らませて。
▲ 肉の匂いを頼りに上階へ。「この先に広がる光景を想像するとわくわくします」と期待に胸を膨らませて。
自分の勘を信じて入店したのは、日本にアメリカンステーキハウス文化を広めた立役者としてもあまりにも有名な、ご存知『ウルフギャング・ステーキハウス』の屋号を掲げる、ある店舗。「僕ももちろん存じ上げておりますが、ここはなんだか雰囲気が違う感じがしますねぇ」と鋭い指摘。肉好きの幸四郎さん、さすがの眼力!
実はこちらは『ウルフギャング・ステーキハウス』ブランドのなかでも世界で唯一、塊肉を調理する鉄板を備えた特別なレストランなのであります。今回訪れたのは、プライベート感に溢れた同店自慢の個室席。
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今日は舞台も終わったことですし、せっかくですからステーキにぴったりのワインも頂きましょうよ〜。「舞台がある時期にたくさん飲むことはありませんが、実はお酒もけっこう好きなんです」。
▲ 今日は舞台も終わったことですし、せっかくですからステーキにぴったりのワインもいただきましょうよ〜。「舞台がある時期にたくさん飲むことはありませんが、実はお酒もけっこう好きなんです」。
ぴかぴかに磨き上げられた鉄板を前に、これから始まる肉の祭典を想像してか、幸四郎さん、そわそわし出しました。「これだけ分厚い肉を鉄板で焼くというのは、実はすごい技術なんですよね」
通常の『ウルフギャング』では900度の高温オーブンで一気に焼き上げる本国スタイルを踏襲していますが、ここでは熟練の職人が目の前でじっくりと肉を焼き上げてくれる鉄板と従来のオーブン焼きステーキの両方を提供。

「子どもの頃に家族で行った鉄板焼きを思い出しますね。我が家は父が地方公演から戻ってくると、外食するのが定番でした。高級店だけでなく、いろいろな食の思い出があります」
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真剣なまなざしでじっと肉を見つめる幸四郎さん。その熱のこもった目からもほとばしる“肉”愛が感じられて。「いや〜、一瞬も目が離せないですよ。それにしても見事な手さばき。惚れ惚れしちゃいますね〜」。肉の焼き上がりはほんの十数分……ですが、この時間が長いったら! 待ち遠しい〜。
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大胆かつ繊細なシェフの手捌きを見つめる幸四郎さん。「この技がさらに肉を美味しくしてくれるんでしょうね」
▲ 大胆かつ繊細なシェフの手捌きを見つめる幸四郎さん。「この技がさらに肉を美味しくしてくれるんでしょうね」
「やっぱり僕の勘は間違ってなかったなぁ」と不敵の笑み(笑)。それにしても、どこでなにをしていても絵になる人であります。
▲ 「やっぱり僕の勘は間違ってなかったなぁ」と不敵の笑み(笑)。それにしても、どこでなにをしていても絵になる人であります。
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そして最大の“魅せ場”である、フランベの火柱が! 「最後にブランデーをかけて仕上げるんですね。これは圧巻! エンタテインメントという面でも、鉄板焼きって素晴らしいですね」と感動しきりの幸四郎さん。ファンの皆さま、幸四郎さんのこんな表情、滅多に拝めませんよ〜。
間近でフランベされる肉を見て驚きの表情。演出効果ももちろんありますが、こうすることで肉の表面がしっかりと焼き込まれ、肉の旨みを閉じ込めることができるんだそうです。
▲ 間近でフランベされる肉を見て驚きの表情。演出効果ももちろんありますが、こうすることで肉の表面がしっかりと焼き込まれ、肉の旨みを閉じ込めることができるんだそうです。
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右側がサーロイン、左がフィレ。食べ比べができるのもT-BONEの魅力。「肉好きとしてはこのビジュアルだけでもぐっときますね〜」と幸四郎さん。
▲ 右側がサーロイン、左がフィレ。食べ比べができるのもT-BONEの魅力。「肉好きとしてはこのビジュアルだけでもぐっときますね〜」と幸四郎さん。
いよいよお待ちかねの実食タイム!

まずはフィレから味わい、次にサーロインから食べるのがおすすめとのことですが? 「はじめは型を破らないというのも大切ですから。フィレからいただきましょう!」と肉の断面をじっくりと観察。
「この焼き色、素晴らしいと思いませんか? 食べる前から美味しいのが伝わってきます」と肉を前に饒舌に(笑)。
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松本幸四郎の「“肉”十八番! 圧巻の火柱! ほとばしる肉汁! 旨みが爆ぜる“鉄板焼き”の巻
「では、行きます!」
松本幸四郎の「“肉”十八番! 圧巻の火柱! ほとばしる肉汁! 旨みが爆ぜる“鉄板焼き”の巻
松本幸四郎の「“肉”十八番! 圧巻の火柱! ほとばしる肉汁! 旨みが爆ぜる“鉄板焼き”の巻
「う〜ん、美味い……」
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コクのある旨みと脂身の甘みをしっかり感じるサーロイン。上品な甘みで肉本来の味が楽しめるフィレ。幸四郎さんはどちらがお好みです?  「いやいや、これは甲乙つけがたい! どちらも口の中で異なる旨みがドカン! と爆ぜるんですよ……。これ、フォークごと食べちゃいそうになる……(笑)」

「しっかり噛むと味の奥行きが感じられますよ、とアドバイスをいただいたのですが、本当にそのとおり。じっくり咀嚼しました。食べるって幸せな行為だなと、つくづく思います」その言葉、実感こもりすぎです!
松本幸四郎の「“肉”十八番! 圧巻の火柱! ほとばしる肉汁! 旨みが爆ぜる“鉄板焼き”の巻
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最後にしっかりとキメ顔もいただきました(笑)。「明日も歌舞伎座で舞台があるんですけれど、つい帰りに来てしまいそうですね」。折しもこの取材は、『七月大歌舞伎』(現在終演)の真っ最中。夜の部で上演された「鬼平犯科帳」では主演、構成、演出を手がけ、体力も気力も消耗しているかと思いきや……「とんでもない。鬼平をやらせていただくことはプレッシャーではなくエネルギー。さらにお肉のパワーで完全に元気になりました!」
松本幸四郎の「“肉”十八番! 圧巻の火柱! ほとばしる肉汁! 旨みが爆ぜる“鉄板焼き”の巻
と、肉に夢中になっているところへ、やおら、にゅう〜っと、腕が伸びてきて……。「幸四郎さん、そろそろ時間ですっ!」とマネジャーさん。「いやいや、あと少しだけ……」と数回の押し問答。粘る幸四郎さんでしたが、あえなく“御用”となってしまったのでした……完。
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※掲載商品はすべて税込み価格です
ウルフギャング ステーキウハウス テッパン

◾️ ウルフギャング ステーキウハウス テッパン

住所/東京都中央区銀座1-8-19 キラリト銀座7F
営業時間/11:30~22:30(L.O.)
定休日/無休
予約・お問い合わせ/TEL03-6263-0161
HP/https://wolfgangssteakhouse.jp/ginza

松本幸四郎(まつもと・こうしろう)

● 松本幸四郎(まつもと・こうしろう)

1973年1月8日、曾祖父七代目松本幸四郎から続く歌舞伎役者の家系に生まれる。屋号は高麗屋。父は二代目松本白鸚、息子に八代目市川染五郎。6歳で三代目松本金太郎を名乗り初舞台。8歳で七代目市川染五郎を襲名。2018年1月、歌舞伎座 高麗屋三代襲名披露公演『壽 初春大歌舞伎』で十代目松本幸四郎を襲名する。舞踏の名手でもあり、松本流家元・松本錦升も兼ねる。俳優としても知られ、演劇、テレビや映画など幅広いフィールドと役柄で活躍中。「大阪・関西万博」アンバサダーも務めている。11月2日より『歌舞伎座 吉例顔見世大歌舞伎』に出演。昼の部では片岡愛之助さんの「御所五郎蔵」で甲屋与五郎 役、夜の部では6年振りとなる三谷幸喜さん作・演出“三谷かぶき”「歌舞伎絶対続魂(ショウ・マスト・ゴー・オン)」主人公・狂言作者花桐冬五郎 役を勤める。12月は、京都・南座『當る午歳 吉例顔見世興行』に出演する。https://koshiro.jp

協力
ドルチェ&ガッバーナ ジャパン 03-6833-6099
ルックスオティカジャパン カスタマーサービス 0120-990-307

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