2023.08.29

葵わかな「好きな人ができたら、いろいろな料理を作ってあげたい」

9月から公演開始のミュージカル「アナスタシア」で主役を演じる葵わかなさん。稽古真っ只中の8月某日、LEON.JPが辛い物好きの葵さんを火鍋専門店「天香回味（テンシャンフェイウェイ）」にエスコートすると、幸せそうな笑顔を何度も見せてくれましたよ！

CREDIT :: 写真／前田晃（maettico）　スタイリング／岡本純子　ヘアメイク／石川奈緒記　文／鳥海美奈子　編集／吉田奈緒子（LEON.JP）

「食べるのも、料理するのも大好きです！」

NHKの連続テレビ小説「わろてんか」でヒロインを演じて以来、映画やドラマ、舞台まで幅広く活躍する女優、葵わかなさん。「辛い物が大好き！」という彼女をエスコートしたのは、美容と健康に効果テキメンの薬膳・火鍋の専門店「天香回味（テンシャンフェイウェイ）」銀座中央通り店です。

店内に入った瞬間、スパイスの香りが鼻をくすぐるお店に、早くも期待が……！今回、葵さんがオーダーした薬膳火鍋の「天香回味」は、なんとモンゴルの英雄チンギスハーンが考案した鍋が原型なのだとか。「天下を取るには強靭な肉体こそが必要」と、厳選した食材からエキスをたっぷり抽出して、この鍋を誕生させたのだといいます。いくつかあるコースのうち、葵さんは「旬野菜と米沢豚一番育ちコース」を選びました。

スープは当帰(とうき)、棗(なつめ)、当参(とうじん)、クコの実、龍眼肉(りゅうがんにく)、草果(そうか)など数十種類もの天然の植物や漢方を、ゆっくりと煮出したもの。赤いスープ「天香鍋」はピリ辛で香り高く、白のスープ「回味鍋」は食材本来の独特の風味を生かした優しい味わいです。

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そのスープに入れる具材は柿ノ木茸、タモギ茸、山伏茸、花びらだけ、ジャンボなめこ、エリンギなどのたっぷりキノコと、小松菜や水菜、レンコンやミニトマトといった野菜。そして、柔らかな肉質とサッパリとした脂の甘さが特徴的な「米沢豚一番育ち」のしゃぶしゃぶ肉など。まさに、葵さんのように美容意識の高い女性のハートをつかむラインナップです！

まずは、スープが煮立ったところで、「いただきます」と赤いほうをひと口。

「うーん、美味しい！辛みはそれほど強くないけれど、スパイシーな香りがいい感じです。スープには出汁のような旨みがありますね」

具のキノコを口に運ぶと、「私、花びらだけがキノコのなかで一番好きなんです。スーパーで見つけると買ってお味噌汁に入れたり、炒め物にして食べています」。さらに馬コラーゲンをスープに混ぜて、「明日のお肌、ぷるぷるになりそう」と破顔一笑。

米沢豚のしゃぶしゃぶ肉は「旨味が濃いのにサッパリといただけますね」と、葵さん。美味しそうに次々と口に運び、箸が止まりません！

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そうして最後のシメに登場したのは、クロレラ入りの翡翠麺。「小麦感はそんなになく、成分が藻なので、カラダに優しそうなイメージです」。

その楽しげな様子に、食べることが好きなんですね? と聞くと「ハイ、食とお酒が趣味です！」と即答。

「以前は外食ばかりだったけれど、新型コロナの外出自粛の時に家で料理をするようになったんです。そうしたら体調もすごく良くなったので、いまではほとんど自炊です」

自身のインスタグラムにも、そんな料理の数々をアップ。得意料理は麻婆豆腐で、豆板醤と甜面醤と一味唐辛子をバランスよく使うのがポイントなのだそう。

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「ポトフもよく作りますね。野菜をたくさん煮込むのでデトックス的な感じで食べます。あと最近はおにぎりが習慣化しています。前日に作っておいて翌朝、おにぎりをチンしてスープと一緒に撮影現場に持って行くんです」

そして、お酒は食事と合わせることに凝っているのだそう。「たとえば、麻婆豆腐なら山椒入りの焼酎がぴったりなんですよ。クラフトジンのような感じで、スッキリと口の中を洗い流してくれます。味の濃い料理にはビール、カルパッチョや生ハムとフルーツならワインという感じで。お酒も好きだから自然に、おつまみ的な料理を作ることも多いですね」

では好きな人ができたら、やはり手料理をふるまうのでしょうか？

「ハイ。いろいろ作りたいです！私は作るのも食べるのも好きだから、たくさん食べてくれる方だとうれしいですね。一緒にお酒を飲みつつ、楽しい時間を過ごしたいです」

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まっすぐな受け答えが印象的な葵さんですが、実は現在、9月に開演を迎える主演舞台のミュージカル「アナスタシア」の稽古の真っ最中なのだとか。

「実は最近、稽古がハードだったせいか、風邪を引いてしまって。撮影の時は糖質を抜くなど、あまり食べないほうが集中力も上がりますが、舞台はやはり食べて体力をつけないと無理ですね」

普段はお肉もそんなに食べない葵さんですが、喉周りの筋肉をつけるためにもお肉は摂ったほうがいいと言われたそう。

「今日は栄養たっぷりの薬膳鍋を食べたので、これで風邪も治るかなと思っています」

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ミュージカル「アナスタシア」で葵さんが演じるのは、帝政ロシア最後の皇帝一族で唯一生き残った末娘の役。史実に基づいたおとぎ話を壮大なスケールで描く作品は、「3年前の初演時は新型コロナで中止になってしまったので、消化不良なところもありました。だから今回は完全燃焼したいです」。

歌を歌うことは自分にとってハードルが高い部分もあると話す葵さん。

「音楽は言葉のセリフと違って国籍を超えた多くの人たちにも伝わるので、音楽を上手に味方にできれば、と思っています」

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■ ミュージカル「アナスタシア」

アニメ映画「アナスタシア」に着想を得て制作されたミュージカル。ブロードウェイ公演は、2017年から約2年間ロングラン上演された。日本では2020年のコロナ禍で大半の公演が中止となり、再演決定。

20世紀初頭、帝政末期のロシアのサンクトペテルブルク。皇帝ニコライ二世の末娘として生まれたアナスタシアは革命を逃れてパリで生き延びているとの噂がたつ。彼女を見つけたものには多額の賞金が与えられるという。数年後、記憶を失くした孤児のアーニャは家族の手がかりを探し、皇女に似ていることを利用しようとする詐欺師2人と行動をともにする。記憶を失った少女が、本当の自分と大切な家族を取り戻すため勇気を出して歩み出す。

豪華キャストで贈る、愛と冒険のミュージカル。美しい音楽に彩られた華麗な作風、高精細LED映像、衣裳など見所も多彩。

●東京公演：2023年9月12日（火）〜10月7日（土)
●大阪公演：2023年10月19日（木）〜10月31日（火）

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■ 葵（あおい）わかな

1998年6月30日、神奈川県生まれ。2009年、スカウトにより芸能界入りし、女優デビュー。2017年には連続テレビ小説「わろてんか」（NHK）のヒロインに抜てきされ、一躍注目の女優となった。2019年にミュージカル「ロミオ＆ジュリエット」のジュリエット役で初舞台・初ミュージカルに挑んだ。最近の主な出演作にテレビドラマ「三千円の使いかた」（THK）、2夜連続スペシャルドラマ「キッチン革命」（EX）、「Dr.チョコレート」（NTV）などがある。

公式ウェブサイトはコチラ

RESTAURANT DATA

■ 天香回味（テンシャンフェイウェイ）銀座中央通り店

住所／東京都中央区銀座7-9-15 GINZA gCUBE9F
営業／ランチ12:00〜15:00（L.O.13:30）、ディナー17:30〜21:30（料理L.O.20:00、ドリンクL.O.20:45）

● 料金／「旬野菜と米沢豚一番育ちコース」１名5500円（税込み・サービス料別）

予約・お問い合わせ／TEL03-5537-2227

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