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2018.12.07

吹石一恵似の美人CAさん登場! 帰り際に渡された一枚のメモからお付き合いに発展することも

美人とは「美」という高スペックを備えたスーパーカーのような存在。その“スーパーぶり”に男は憧れるわけですが、果たしてそのスペックは彼女に何をもたらすのか?「ワイングラスのむこう側」(cakes)で人気の林伸次さんが、世の美人たちの隠されたプライベートに迫ってみる連載です。

CREDIT :

構成/木村千鶴

吹石一恵
「ワイングラスのむこう側」(cakes)でおなじみ、奥渋谷のバー「BAR BOSSA(バール・ボッサ)」のマスターにして、作家の林伸次さんが、バーテン仕込みの絶妙な話術でさまざまな職業の美人さんのプライベート(主に恋愛関係)に迫るこの連載、第2回目のゲストはCA(キャビンアテンダント)の一恵さんです。

男性からも女性からも憧れられる花形職業であるCA。モテの最右翼ともいえる彼女達は、いったいどんな形でどのような人と恋愛をしているのでしょう。芸能人やIT社長? いやいや、そう派手な話ばかりではなさそうです。

何か隠してそうな怪しい人はパスです

── はじめまして、林と申します。って突然ですが、CAさんってやっぱりかわいいんですね(笑)。顔全体の印象が吹石一恵さんに似ているので、ここでは一恵さんと呼ばせてください。一恵さんの好きなタイプの男性って、どんな人ですか。

「そうですね……優しくて真面目で誠実な、隠し事をしない人がいいです」

── え、最後のワードは強い感じがしますけど(笑)、何かあったんですか?

「いえ、そういうわけではないんですけど。あれ、なんかこの人隠してるのかなって雰囲気漂わせる人いるじゃないですか。そういうのが好きじゃなくて……」
──確かに自分の情報を出さない人、いますよね。それよりも単純というかわかりやすい人がいいんですね。

「はい。嘘をつけなくて自分のこと何でもしゃべっちゃう人なら、この人信用できるなってなります」

── なるほど。ところで一恵さんは子どもの頃からCAになりたかったんですか? 他の職業を考えたことは?
 
「子どもの頃からCAに憧れてたんです。アナウンサーになりたいな~って思ったこともあったんですけど、同じ大学の子がアナウンススクールに通ったり、ミスコンに出たり、有利になりそうな挑戦をしていて……私にはそこまでの行動力はなかった(笑)。CAもスクールはありますが、私はそのスクールにも通わなかったんです。でも運よく合格できました!」

── どちらも“美人であること”が武器になる職業ですね。子どもの頃から美人さんと言われて育ちましたか?
「いえいえ。私は出身が田舎ですし、小学校を卒業するまでモサくて、本当に田舎の女の子って感じでしたよ(笑)。眉毛が太いのがコンプレックスだったし」
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── それがいつごろ美人に目覚めたんですか?

「ん~。でも、中2の時に美容院で前髪をつくってもらって、眉毛カットもしてもらったんです。そこからかわいくすることに目覚めた感じはしますね。前髪を巻いたり、ビューラーで睫毛を上げたり。するとクラスの女子がかわいくなったねって言ってくれたんです。その時に”もうダサくないんだ”って思いました」

── 中学生くらいのときってダサくないことが大事ですもんね。眉毛はカットできる部分だからよかった。

「はい(笑)。それから高校生の時にミクシーやアメブロが流行って、自分の顔写真を出すと“めっちゃかわいいです”って男の子からメッセージがたくさん届いたんです。それが最初のモテキだったかも(笑)」
──確かに一恵さんはかわいい顔してらっしゃいますもんね。でも、女性って貪欲なのか(笑)謙遜しているのか、どんなにきれいな顔をしていても鼻が気に入らない、目を大きくしたいとか言いますよね。

「そうですね。私は丸顔だからあごをシャープにしたい。ほっぺのお肉も嫌だな」

── いや、一恵さんはその感じが大事ですよ。丸みを帯びた顔立ちだからこそ、穏やかでおしとやかな雰囲気が出ている。

「ほんとですか! じゃあそのまんまで(笑)。自分では両親のいいところを受け継いだと思ってるので、実は気に入っています」

息を切らして走ってくる姿に惹かれちゃいました

── CAさんと言えば勤務時間に乗客の人が声をかけてくることもあると思うんですが、どう誘ってくるんですか? 名刺を渡されるのかな?

「いえ、実際は紙切れですね。名前と電話番号、SNSのIDなどを書いたメモ書きです。よくあるのは、目的地について、降りる時にさっとメモを渡して降りてしまう。でも、それだと相手の人の印象はわからないので、先にはつながらないんですよね」

── 男性も、飛行機に乗っている時に“うわ~かわいい、何とかアタックしたい~どうしよう!”って思っていながら、やっと最後に渡すんでしょうね。これまでに印象に残った人はいますか?
「ええ、いました。恥ずかしくて渡せなかったようで、飛行機を降りて歩いてる時に、息を切らして走って追いかけてきてくれて。頑張ってくれたことが伝わったので、いいな、ちょっと連絡してみようかなって思いました」

── 皆さん、これですよこれ! 頑張っている姿が見られると、女性は心が動くんだ。誠実そうでもあったんでしょうね。追いかけていくのってアリなんですね(笑)。
「そうですね(笑)。その紙をずっと持ってたんだなぁ、なんかかわいいなって思いました。1度食事に行ったのですが、その方は海外ベースで働いていて、日本に帰ってくるペースが私より少ないので、お付き合いにはならなかったんですけど……」
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── ああ、一恵さんは国際線の乗務員ですもんね。海外が多い人だと、お互いに時間を合わせるのが大変そうだ。スポーツ選手や有名人とかもCAさんに声をかけた、なんて話も耳にしますけれど、実際どうなんですか。

「私は外資の航空会社に勤めているので、日本のスポーツ選手団が乗ってくることは少ないですね。でも私の会社がある国の政治家の方はよく乗ってきます。中には連絡先を教えてくださる方もいて。“海外で困ったことが起きた時には僕が助けるよ、おなかがすいたらごはんをおごるよ”と言ってくれる40代後半のジェントルマンの方とか(笑)」
──  そのカードは強い! 海外でのトラブルって、予測のつかないことも多いし、それは心強いでしょう~。でも、CAさんがモテる時の理由ってなんでしょうね。やっぱりルックス?それとも気配りですか?

「どうなんでしょう……やっぱり、まずは見た目から入るんですかね。お客さんと話をする時間が多くあるわけではないですから。あ、この子かわいいな、というのから始まって、その子にちょっと優しくされると、ズキュンってきちゃうんじゃないでしょうか(笑)」

── ああ、男子は子どもの頃からそのパターンで恋に落ちますから(笑)。
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── ところで日本人女性は世界的に見ても優しくて気配りのあるイメージがありますが、CAさんの出身国でモテ度の違いとかはありますか?
「日本人の女の子は優しくて、あたりが柔らかいよね~という話は聞きます。なので、現地の方から連絡先をもらうことも確かにあります。現地の外国人クルーはキツいというか、あたりが強い人が多いですから、日本人クルーの方が声をかけやすいかもしれません。私はちょっとフワフワしちゃってますが、このままでいいかなって(笑)」

── やっぱり外国人のCAは強い人が多いんだ。交流は普通にできてますか? いじわるされたり、けんかになったりとかはない?

「外国人クルーとだって仲良しですよ。皆さん、日本人に興味があるようで。化粧品は何を使っているのか、シャンプー、香水はどこのものを使っているのかとかいろいろ聞かれます。そして、当たりはきつくてもいじわるではないんです。そういうことをされたことがない。素直で正直なだけだと思います」
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 CAというキャリアではなく、私を見てほしい

── ああ、文化の違いということかな。いじわるではないんですね。話は少し飛びますが勤務時間以外で口説かれた、印象に残るエピソードはありますか?

「SNSにメッセージをくれた人とお付き合いしたことがありますよ。ほとんどの場合は連絡したりしないんですけど、メッセージがずっと続いて、1度だけでも会いたいって言われて、ご飯くらいならいいかな~って押し負けました(笑)」

── 男としては押してみるもんですね(笑)。で、どうだったんですか?

「はい。会ってみると予想に反してすごくちゃんとした方で、こちらが何か聞いてもしっかり答えてくれるし、ただのナンパな感じじゃなく好印象でした」

── そういうことってあるんですねえ。でも本当は悪い人じゃないんですか? 他の人にもSNS送ったりとかしてない?(笑)

「え、どうなんだろう……。もうお別れしちゃってるんでわかりませんが、実際はどうだったんでしょうね(笑)」
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── かわいい、きれいと言われることが多いと思いますが、顔がきれいと評価されることについてはどう思いますか?

「顔がきれいと言われるのはうれしいんですけどね。ただ、それだけを評価されると、この人中身がないなと思っちゃう。あ、この人、私の外見とCAというキャリアのみが好きなんだなって」

── ああ、そういう人いますよね。「オレ、CAと付き合ってるんだ」って自慢する人はいますからね。

「ええ。そういう事ではなく、私のこんなところがタイプなんだ、とストレートに伝えてもらいたい。そして誠意が感じられなければイヤです。やっぱり、オンリーワンになりたいですからね!」

── それはそうだ。一恵さんは本当にお母さんお父さんがいい子に育てましたね。まったく下世話なところがなかった(笑)。
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◆ 一恵さんをワインに例えると

「サンセール」(Sancerre 2014 Jean-Pierre VACHER & Fils)

ロワール地方のピノノワールです。ピノノワールはブルゴーニュ地方のものが多いのですが、ロワールはもっと北の方。ブルゴーニュよりもう少し繊細で、やわらかで上品。加えてオーガニックの淡い柔らかさもある。優しく品がある一恵さんと、雰囲気がぴったりなんです。

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BAR BOSSA(バール ボッサ)

ワインを中心に手料理のおいしいおつまみや季節のチーズなどを取り揃えたバー。 BGMは静かなボサノヴァ。
住所/東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
営業時間 / 月~土 19:00~24:00
定休日 / 日・祝
問い合わせ/☎ 03-5458-4185

林伸次(はやし・しんじ)

1969年徳島県生まれ。早稲田大学卒。レコード屋、ブラジル料理屋、バー勤務を経て、1997年渋谷にbar bossaをオープン。2001年、ネット上でBOSSA RECORDSを開業。選曲CD、CD ライナー執筆等多数。cakesで連載中のエッセー「ワイングラスのむこう側」が大人気となりバーのマスターと作家の二足のわらじ生活に。初の小説『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる』(幻冬舎)も話題。

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