• TOP
  • PEOPLE
  • イタリアの若きポップオペラ歌手「イル・ヴォーロ」はなぜ、世界中の女性を虜にするのか?【前編】

2019.06.01

イタリアの若きポップオペラ歌手「イル・ヴォーロ」はなぜ、世界中の女性を虜にするのか?【前編】

極上のハーモニーと美しい容姿で世界を席巻する、イタリアの若きポップオペラ歌手ユニット、「イル・ヴォーロ」。デビュー10周年となる今年5月に2度目の来日公演を果たした、若き3人の“伊達男”たちの素顔に迫りました。

CATEGORIES :
TAGS :
CREDIT :

文/井上真規子 写真/内田裕介 スタイリング/関谷タカユキ、橋下イツミ ヘアメイク/山崎初生、高橋亜紫 衣装提供(すべて)/エトロ

「イル・ヴォーロ」の3人。左から、ジャンルカ、イニャツィオ、ピエロ。
皆さまご存知のようにLEONにおいて創刊以来のイメージキャラクターを務めているジローラモは生粋のイタリア人。彼らのアモーレを大切にし、常に人生を愉しもうとする情熱的な生き方はLEONが理想とするところであり、イタリア人男性に対して我々は従前より敬意の念をもって臨んできた次第です。

さて、アナタは「イル・ヴォーロ」というグループ名を聞いたことがあるでしょうか。イタリア生まれの男性3人組ヴォーカルユニットである彼らの平均年齢は24歳と、まだコヤジの年代ながら、世界中をツアーし、多くの女性ファンから熱狂的な支持を受けているスーパーグループなのです。

この度2度目の来日を果たした「イル・ヴォーロ」にLEON.JPが単独インタビューを行いました。グループの成り立ちから日本にかける思い、イタリア男としてのプライドと生き方まで、熱く語ったインタビューを2回に分けて公開します。
イニャツィオ・ボスケット。イタリア・ボローニャ出身。1994年10月4日生まれ。

人気オーディション番組で見出された3人の少年が世界的なスターに

まずは「イル・ヴォーロ」について簡単にご紹介しましょう。彼らは、ジャンルカ(24歳)、イニャツィオ(24歳)、ピエロ(25歳)という3人の若きイタリア人ポップオペラ歌手によるユニット。

彼らのデビューは、2009年。当時、まだ13〜14歳だった3人は、イタリアの子供向け人気オーディション番組にそれぞれソロ歌手として登場し、名曲「オー・ソレ・ミオ」を熱唱。

いまだ少年の域を出ないこの年齢で、大御所テノール歌手にも匹敵する美声を披露し、イタリア国民の脳裏に鮮烈なインパクトを焼きつけました。これを契機に、3人の若者は三大テノールをイメージしたオペラユニット「イル・ヴォーロ」としてデビューすることとなったのです。
彼らが奏でるハーモニーは、それぞれ得意領域が異なるお互いの声域を補い合うことで生まれているもの。楽曲は、オペラとポップスをクロスオーバーさせた“オペラポップス”。伝統的なオペラの名曲から、オリジナルの楽曲「グランデ・アモーレ」など、数多くの歌が世界中で愛されています。

2017年に開催した世界ツアーでは、ヨーロッパ、アメリカ、ラテン・アメリカの45都市を凱旋し、57公演の成功をおさめました。「イル・ヴォーロ」は飛ぶこと、飛行の意味。まさにその名前どおり、世界に羽ばたいて活躍を続けてきた3人。

日本でも、平昌五輪のフィギュアスケート男子で金メダルを獲得した羽生結弦選手がエキシヴィジョンで使用した曲「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」で知られるようになり、多くのファンを獲得しました。

デビューから10年が経ち、歌手としても、男としても、より深みを増した3人に、まずはこれまでの生い立ちや日本のイメージについて聞きました。
PAGE 2
ピエロ・バローネ。イタリア・シチリア出身。1993年6月24日生まれ。
—— 今回2回目の来日となりますが、東京はいかがですか?
ジャン 僕は昔から日本に憧れがあって、初来日で日本を良く知るようになってもっと好きになりました。だから今回も、本当に来るのが楽しみでした。前回ほど時差ボケを感じなかったからよかった! 

ピエロ 僕も前に来た時に日本に魅了されました。やっぱり日本の料理は素晴らしいですね。特に、お鮨は格別! トロ買ってきてくださ~い(とスタッフに)。

イニャ 日本の魅力を知ってからは、イタリアやヨーロッパでインタビューを受ける時も、日本での素晴らしい経験について話していますよ。
ピエロ 実際にコンサートで日本人の皆さんに接してみてわかったのが、礼儀正しさやエレガントさ。行儀がいいのに、すべての楽曲にのってくれて、スタンディングオーベイションにもなる。日本のファンの皆さんには本当に感謝しています。

ジャン それから、日本はテクノロジーにとても優れているというイメージがあって、実際に日本へ来るたびに、その凄さを実感しています。
ジャンルカ・ジノーブレ。イタリア・アブルッツオ出身。1995年2月11日生まれ。
—— イタリアの方々は、日本のゲームやアニメに親しみがあると聞きます。皆さんはどうですか?
イニャ もちろん! 僕らも子供の頃から、日本のいろいろなアニメを見て育ちましたよ。僕らの一世代前の頃から、日本のアニメは浸透していました。個人的に「ドラえもん」が好きでしたね!

ジャン 「ドラゴンボール」も面白いよね。

ピエロ 僕は「NARUTO(ナルト)」が好きだ~!

ジャン 「ゴルゴ13」もカッコいい!
イニャ 「キャプテン翼」はクールだったな。中田(英寿)もスゴかったけどね(笑)!

ピエロ あと、なんと言っても「アルプスの少女ハイジ」!

3人 ハイジ〜ハイジ〜♪(皆で歌い出す)
PAGE 3
—— 皆さんは、どんな音楽を聞いて育ったのですか?
ジャン 偶然にも僕らは似た境遇で育ってきました。3人とも音楽好きのおじいさんがいて、幼い頃からクラシックをはじめとした音楽に慣れ親しんできたんです。僕も色々なジャンルの音楽を聞いて育ちました。オペラでは、イタリアを代表するテノール歌手、アンドレア・ボッチェリをよく聞いていましたね。幼い頃に声の才能を見出され、3歳の頃にはすでに村のお祭りで歌っていました。

イニャ 僕の音楽との出会いは4歳の頃から始めたキーボードかな。それから家族のすすめでオーディション番組に出て、2人に出会ったんです。

ピエロ 僕も8歳の頃からいろいろな場所に呼ばれて歌っていました。いま、子供の頃からの夢が実現して、世界で歌えるようになったことは本当に幸せなことだと実感しています。
ジャン それから、世界で歌うようになって、イタリアで生まれた民謡やオペラの名曲がいまも世界で愛されていることがわかって、すごくうれしく思っています。
—— デビューから10年経ったいま、どんなことを考えていますか?
ジャン 僕たちは、これまで大人たちが歌ってきたオペラというジャンルを少年の頃から歌ってきました。これは「イル・ヴォーロ」の一番の特徴であり、注目されてきた点なんです。その素晴らしさを伝えることが僕らの原点であり、皆さんに愛され続けているポイントだと思っています。

イニャ 結成した当初から、オペラとポップスのクロスオーバーを歌ってきました。「イタリアの音楽と自分たちの歌で世界中を感動させたい」という想いは、ずっと変わっていません。

ジャン 日本でコンサートをすると、若い人たちも音楽に対する興味やオペラのような伝統音楽に対する尊敬の気持ちを強く持っていると感じて、とてもうれしく思います。いまは世界中でそういう流れがあると思います。
ピエロ 僕らは自分たちの音楽に賭ける愛を世界中の人達と共有したいと思ってるんです。大人から子供までみんなにね。今年は結成10周年ということもあって、今までやってきたことを記念したツアーも計画しています。まだ細かいことは言えませんが、新たなプロジェクトも計画しています。楽しみにしていてください!

■イル・ヴォーロ

3人とも生粋のイタリア人で、子どもの時に三大テノールに憧れて歌手を めざし、2009年イタリアの人気オーディション番組出演をきっかけにグループを結成。2011年には全米ビルボードのクラシックアルバム及びラテンポップアルバム部門で第1位を獲得。2012年にはバーブラ・ストライサンドのツアーに参加。2015年にリリースされたアルバム「グランデ・アモーレ」は世界各国で大ヒットし、同名シングルのミュージックビデオ再生回数は1億回を突破! オペラからポップスまでイタリアの音楽を世界に広めつつ、世界規模で大旋風を巻き起こしている。今年5月に2度目の来日。東京、横浜、大阪で6公演を行った。

現在、結成10周年を記念した、約4年ぶりとなるオリジナル・アルバム『MUSICA~愛する人よ』(ソニーミュージック)好評発売中。日本版ボーナストラックとして、羽生結弦選手がエイキシビションで使用した楽曲「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」を新録音収録。
7月19日(金)より、 Bunkamuraル・シネマ(渋谷)で映画『イル・ヴォーロ with プラシド・ドミンゴ 魅惑のライブ~3大テノールに捧ぐ』が上映。全国順次ロードショー予定。

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

LEON.jpの最新ニュースをお届けします。

RECOMMEND FOR YOUおすすめの記事

RELATED ARTICLES関連記事

SERIES

READ MORE

SPECIAL