2019.02.25
お弁当の定番、卵焼きのコツをプロが伝授。失敗しない秘訣はズバリ……?
お弁当のおかずの定番といえば、老いも若きもやっぱり「卵焼き」。でもいざ自分で焼こうとすると焦がしちゃったり、味付けが決まらなかったり。シンプルがゆえに悩みも多い卵焼きの秘技をプロに聞きました!
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文/松本倫子
失敗しない卵焼きの作り方
そんなノスタルジックな思い出いっぱいの卵焼きですが、いざ自分で作ってみると、「あれ、こんなはずじゃあ!」と、がっかりすることしきり。きっちり巻けなかったり、味が決まらなかったり、焦げてしまったり……。卵焼きのプロって、一体全体、この問題にどう対処しているんでしょう。
「卵焼きの気構えは、ずばり、“ビジョンを持つこと”です(笑)。塩味だけで潔く仕上げるか、甘くするか、やや茶色でも甘辛なご飯のおかずを目指すのか。そして、決めたら迷うことなくその味を溶いた卵液にしっかりめにつけましょう。冷めた時に美味しい卵焼きになります。また、鮮やかな黄色を保ちたい場合は、少し酢を入れてみて。時間が経っても市販の卵焼きみたいにきれいな黄色をキープできますよ」
なんとも潔い卵焼きに対する姿勢は、さすがプロならでは。それに、卵液に酢を入れる裏ワザは、そこらの女子でも知らないはず。これはいざという時の“卵焼きトリビア”として使えそう。
「隠し味にマヨネーズを入れると冷めてもふわり。水溶き片栗粉をつなぎに加えると、表面がツルツル、ツヤツヤになります。ぜひトライしてみてください」
おお、卵焼きトリビアの数が増えちゃいました。お弁当デートの時のために、早速メモをお忘れなく。さらに、マンネリになりがちな卵焼きをワンランクアップさせるコツもいただきました。
「バリエーションは自由な発想で! パセリや青海苔、ディル、青シソなどを混ぜたり、ひき肉や刻んだ豆苗、千切りの人参を混ぜたり。明太子ならば味付け不要! 茹でたジャガイモを入れるとトルティージャ(スパニッシュオムレツ)風になって洋風のお弁当にぴったりです」とのこと。いろんな味が想像されて、早速キッチンに立ってみたくなったお弁当男子も多いはず!
「デートの時に女性をエスコートするように、そして、卵焼き器の取っ手は、女性が手にする高級バッグのハンドルを触るように、しなやか、かつ、上品に」
くーっ、さすが国際派は言うことが違います。なんだか卵焼きがセクシーな存在に思えてきちゃいました。女性のエスコートに関しては、レオンの紳士ならばお手の物。昨日のデートのことを妄想しつつ焼けば、彼女のようにふんわりと甘い卵焼きができるはず! いざ、キッチンへ。プロのアドバイスを胸に、“卵焼き道”を極めちゃってください。
プロが太鼓判を押す、オススメ卵焼き器3選
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