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2017.08.09

この夏、涼やかで華やかな金魚デートができる注目スポット4選

CREDIT :

文/浦島 桃子 撮影/大谷 次郎(金魚坂)

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写真/すみだ水族館
赤や白、黄金色に輝く小さな金魚たちが、ひらひらの尾びれをはためかせて泳ぐ様は、日々の暑さを忘れさせてくれる一服の涼。この夏は、江戸の昔から日本人が愛でてきた、美しい金魚たちを訪ねる小さな旅に彼女を誘ってみませんか。

 ◆ アートアクアリウム2017 

今年も大人気! 音と光の竜宮城で大人のデートは夜がオススメ

というわけで、真夏のデートにぴったりの都会の金魚スポットといえば、ご存じ「ECO EDO 日本橋 アートアクアリウム」。今年で7回目となる今年は“竜宮城”がテーマ。音と光に彩られた8000匹もの観賞魚たちが織り成す世界は、まさに非日常的な異空間。
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うれしいことに、会場内は写真撮影自由。インスタ女子ならずとも、撮影しまくりたくなるシチュエーションです。 ※フラッシュ撮影や三脚などの使用および、動画撮影は禁止
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とはいえ人気のスポットだけに、夏休み期間中は連日の大盛況で混雑必至。そこで大人のカップルにオススメしたいのが、19:00からの「ナイトアクアリウム」。この時間になると、会場ではオリジナルカクテルなどが販売され、ドリンク片手にゆったり会場を回れるようになります。
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さらに、人気アーティストによるDJプレイや、東京の芸者衆による伝統芸能、大衆演劇の花魁ショーなどのイベントが日替わりで開催されるのです。幻想的な空間で繰り広げられる一流のパフォーマンスは、ここだけでしか味わえない体験。一転、クールなナイトスポットとして楽しめるという次第です。

◆ ECO EDO 日本橋 アートアクアリウム 2017 〜江戸・金魚の涼〜 &ナイトアクアリウム

会場/日本橋三井ホール
住所/東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町1 5F(エントランスは4F)
URL/http://artaquarium.jp/
会期/2017年7月7日(金)~9月24日(日)会期中無休
開催時間/11:00~23:30(最終入場23:00)、アートアクアリウム11:00~19:00、ナイトアクアリウム19:00~23:30 

●入場料/一般1,000円、子ども(4歳以上 小学生以下) 600円 ※小学生以下は保護者要同伴。3歳以下無料

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 ◆ 東京金魚ワンダーランド 

スカイツリーのふもとで、夏まつり気分をスタイリッシュに楽しむ

一方で、夏に金魚といったら、やっぱり夏まつり。そんな下町の江戸情緒あふれる風情を楽しみたい人には、東京スカイツリータウン・ソラマチ内「すみだ水族館」で開催中の「東京金魚ワンダーランド」がオススメです。
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全長100mにも及ぶ金魚展示エリアを照らし出すのは、山口県の職人が一つひとつ手作りした150個の金魚ちょうちん。ペンギンプールを囲うように並んだ水槽には、約20品種、およそ1000匹もの金魚たちが優雅に泳ぎ回り、色とりどりの金魚の姿を堪能できます。

ペンギンプールにはプロジェクションマッピングで花火の映像も投影され、夏祭り気分を盛り上げてくれます。
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もうひとつ注目したいのは、浅草の伝統飴細工専門店「アメシン」による飴細工の展示。今回のイベントのために職人が技を凝らした10種類の金魚の飴細工は、どれも精巧で、驚くほど本物そっくり。

カフェでは、かわいらしい金魚鉢に入った「金魚ソーダ」や「金魚ソフトクリーム」も販売している。ちなみに、浴衣で訪れると、館内のカフェでスパークリングワインが特別価格で購入できるキャンペーンも実施中。ここは彼女と一緒に浴衣姿で出かけてみる手もありですね。

◆ 東京金魚ワンダーランド

会場/すみだ水族館
住所/東京都墨田区押上1-1-2東京スカイツリータウン・ソラマチ5,6F
会期/2017年7月10日(月)~8月31日(木)(会期中無休)
営業時間/9:00~21:00
URL/www.sumida-aquarium.com

●一般入場料/大人2,050円、高校生1,500円、中・小学生1,000円、幼児(3歳以上)600円

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 ◆ 金魚坂 

江戸時代から続く老舗金魚問屋で金魚を上から眺めてみると

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ところ変わって、こちらは文京区本郷。東京大学のキャンパス近くに、知る人ぞ知る老舗金魚問屋が存在します。

金魚や錦鯉の卸問屋「金魚坂」の創業は、350年ほど前の江戸時代中期。明治元年に小石川から本郷に移転して以来、この地で商いを続け、現在の女将でなんと7代目。

実はこの店、卸問屋にもかかわらず、カフェも併設。問屋スペースは自由に見学でき、金魚の小売りにも対応してくれるので、誰でも楽しめる店なのです。
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問屋スペースは、さながら水族館。和金、琉金、オランダシシガシラ、らんちゅうなど、さまざまなタイプの金魚たちが泳ぐ姿を間近で見ることができます。
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金魚が中国から日本に入ってきたのは室町時代。当初は上流階級の贅沢な趣味として飼育されていましたが、江戸時代中頃から庶民にも普及するようになったのだとか。

桶や火鉢などに入れて飼育されていたことから、金魚は上から見たときの美しさが重要とされ、色や形、模様なども「上見(うわみ)」したときに美しいよう、長年品種改良されてきたのだそう。
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店の一角では「金魚すくい」も楽しめるほか、品種の説明や飼育の相談にも応じてくれるので、金魚好きにとってはとにかく頼もしい店です。
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問屋コーナーで金魚を観賞した後は、併設のカフェ「珈琲 金魚坂」でひと休み。レトロな雰囲気の店内は一見純喫茶風ですが、しっかりした食事メニューも揃っています。
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一杯ずつていねいにハンドドリップで淹れたコーヒーの味に惹かれて、長年通い続ける常連客が多いというのも納得。ケーキセットは1,100円~。

◆ 金魚坂

 住所/東京都文京区本郷5-3-15 
営業時間/11:30~21:30 (LO21:00) 土日祝11:30~20:00 (LO19:30)
定休日/月曜・第3火曜 (祝日の場合は営業/翌日振替休日)、年末年始(12/30~1/4)
URL/www.kingyozaka.com/
お問い合わせ/☎03-3815-7088

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 ◆ 金魚絵師 深堀隆介 イン ザ スカイ 

人気〝金魚絵師〟による金魚鉢インスタレーション

この夏に訪れたい「金魚スポット」、最後の1件は、横浜スカイビルで開催中の「金魚絵師 深堀隆介 イン ザ スカイ」。深堀隆介さんは、本物と見間違うほどリアルな金魚の立体作品で、今、日本国内はもとより、世界からも注目されている美術作家です。
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例えば「金魚酒 炎丸」と題されたこの作品。桝の中に本物の金魚を閉じ込めたかのように見えますが、この金魚はひと筆ひと筆描かれたもの。枡の中に少量の樹脂を流し込み固まったら、その表面にアクリル絵の具で金魚の断面を描き、乾いたらまた樹脂を流し込む。その作業を何度も繰り返すことで、水の中で泳ぐ金魚の姿を立体的な作品に仕上げるという、気の遠くなるような作業を経て作られたものなのです。
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こちらの作品「贈り笹 パンダ」も、写真ではカップの中で金魚が泳いでいるようにしか見えませんが、樹脂作品。

古くから日本で愛されてきた金魚の美しさに魅せられ、今では金魚だけをテーマに作品を作り続ける深堀さん。今回のイベントでは、金魚鉢を連想させる巨大水槽の中に、「金魚養画場」とも呼ばれる深堀さんのアトリエを再現。来場者の目の前に深堀さん本人がゲリラ的に表れ、その場で金魚を描くというインスタレーションが目玉となっています。

また、来場した参加者と一緒に金魚作品を作り上げるワークショップも開催されました。描かれた作品は、その都度、巨大水槽に加えられていくので、会場の展示が常に進化していくのもポイントです。
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会場内には、深堀さんの過去の作品のほか、新作3点も展示。アワビの殻を使った「伊勢与」は、今回が初展示となる新作です。

金魚を象った美しい作品を見るだけでなく、創作の現場をライブで体感できるクリエイティビティ満点のイベント。金魚はもちろん、現代アート好きな彼女も喜びそうですね。

◆ 金魚絵師 深堀隆介 イン ザ スカイ

会場/横浜スカイビル10F中央広場
住所/横浜市西区高島二丁目19番12号
URL/www.yokohama-sky.co.jp/
会期/2017年8月7日(土)~27日(日)
会場時間/10:00~23:00
入場料/無料

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