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2021.02.04

VOL.09「泡盛は葉巻の最高の相棒である」

実は相性抜群! な「シガーと泡盛」のマリアージュ

ファッションからカルチャー、旅やホテルからガストロノミーまで、ラグジュアリーライフをテーマに執筆活動を行っているコラムニストの中村孝則さんが、毎回1本のシガーを取り上げてその魅力と楽しみ方をご紹介する連載です。

CREDIT :

文/中村孝則 イラスト/林田秀一

ラグジュアリーライフをテーマに執筆活動を行っているコラムニストの中村孝則さんが、シガーの魅力と楽しみ方をご紹介する連載。今回のテーマは……。

■ Theme09「泡盛は葉巻の最高の相棒である」 

シガーと酒は切ってもきれぬ縁で結ばれ、その組み合わせは無限の楽しみなのですが、私が最近ハマっているのは沖縄の泡盛です。独断を承知で申し上げれば、シガーと泡盛のマリアージュこそ、典雅なる境地が眠っている、未開拓の五感ゾーンだと思うほど。私に泡盛とシガーの楽しみを教えてくださったのは、琉球古典音楽の宮城竹茂先生なのですが、沖縄在住の彼は、毎日のように泡盛とシガーを自由に楽しんでおられる。
▲ キューバの名門である「H.アップマン」の2018年の限定商品は、最低でも2年熟成させたタバコ葉を使用。香りは複雑で味わいは深いコクと熟成感が楽しめます。
『H.アップマン・プロピオス』長さ120㎜1本2600円、1箱(25本)6万5000円/LA CASA DEL HABANO by CIGAR CLUB
沖縄の歴史にも詳しい先生によると、泡盛は1429年の琉球王国の誕生以来、約600年の歴史を誇る日本最古の蒸留酒ということです。以来、琉球王国のロイヤルスピリッツとして、王国の交易のもてなしの酒として洗練され続け、今にいたるそう。
 
現在、県内には47の蒸溜所があり、数えきれないほどの銘柄がありますが、その魅力はなんといっても骨格がしっかりした味わいの深さにあります。シガーの香りを邪魔せず、官能を増幅するという意味においては、ほかの酒に負けずとも劣らぬ相棒同士というわけ。
 
私がシガーの友として愛飲している泡盛は、石垣島の池原酒造が造る「白百合」という銘柄の『粗濾過44度』という古酒です。昔ながらの地釜蒸留で手作りされるこの酒は、クセの強いアイラ島のシングルモルトをも凌駕する、強烈なインパクトと個性的な味わいですが、飲みはじめると病みつきになるばかりでなく、今回ご紹介するような熟成タバコ葉を使った、個性が際立つキューバ・シガーとの相性も抜群です。
 
思えばシガーも泡盛も、南国の島で作られる嗜好品。残暑の厳しいこの季節こそ、最高のタイミングかと。琉球古典音楽をBGMにすれば、気分は五感ごと琉球王朝時代にタイムトリップ。

中村孝則

コラムニスト。世界各地を独自の視点で読み歩きさまざまなメディアでラグジュアリーライフを提案。「世界ベストレストラン50」の審査員も務め世界各地で美食探求の日々を送る。

2020年10月号より
※掲載商品はすべて税抜き価格です

■ お問い合わせ

LA CASA DEL HABANO by CIGAR CLUB 03-3583-7130

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