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2019.04.16

イケイケの投資家が50歳を越えて思う3つのコト【vol.23】

シンガポールを拠点としてアジアから北米でエンジェル投資を行ってきた加藤さん。齢50を越えて、イケイケ投資家は次なる展望をにらみます。

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文/加藤順彦

SNS効果で実感する、マイ・ミドルネーム

加藤順彦ポールです。2008年6月にシンガポールに生活の拠点を移して丸11年が経とうとしています。で、この4月7日で52歳になりました。白髪の含有率が高まりすぎて、三か月毎に染めるのはもう止めようかな、と思うほどのオヤジぶりにも、道理で年季が入ってくるわけです。

“ポール”とはせっかく異国に移ったのだから言語・人種問わず誰からでも呼べるように、と当初つけたイングリッシュネームなのですが、多くの方々にその名でも呼んでもらえるようになりました。先日は大阪ミナミ、それから新潟でも……ちょっとだけビックリしています。

連載もお陰様で最終回を迎えることができました。愛するLEONにて、僕がこの10年取り組んできた実際の投資先とその社長との関係を軸とした個々のエピソードを、23週もの長きに渡り、自分視点で紹介してこれたことは光栄で貴重な体験となりました。

『ベンチャー型事業承継』を先の中長期課題と据え、まさに自らも実践しようとしていた僕に、LEON.JPの堀川博之さんにこのタイミングにて声をかけて頂かなければ、過去10年の己の轍とPCに向き合う日々はなかった、と思います。堀川さん、そして時の運に感謝しています。

スタートアップ起業の未来

ご紹介してきた投資参画先の現況はまちまちで。経営状況が良好とはいえない会社もいくつか混ぜたので、この連載が終わって月日も経たないうちに消滅しているかもしれません。でも、それがスタートアップというものなのです。

このコラムを近未来に検索で見つけた貴方! ”いま” 参画先社長が違うことに従事していても、会社がもう廃業していても、生暖かく見てやってください。きっと彼らのことだからジタバタと最期まで粘りつつも、退くときは潔く其の道を選んでいるのだと思います。そんな折はどうぞ応援お願いします。みな性根からしっかりしている者どもです。

むろんこの連載の執筆時にはまだはじめて僅かの参画先も含め、10年先にはアジアを……いや世界を代表する会社になっていることを、僕は信じて日々取り組んでおります。ですので近未来にこのコラムを見つけた貴方が『へぇ~!あの会社って設立した頃は、こんなヘンなオヤジと一緒にはじめたのか』な~んて思ってくれることを、口角をゆるめつつ妄想しながらキーボードをたたく半年間でした。

僕はもう2023年頃には言語の壁は殆ど無くなっていると思うんですよねぇ。だからその頃には世界中の地球に住まう75億の老若男女が、自分の思考の先を探っていくなかで、このコラムを見つけてくれるだろう、と。いろんな環境で生まれ育った様々なコトバを使う人々が、自分の読みやすい言語で、この連載コラムに目を通してくれる日が来る、と。それ最高やん、と思いませんか?
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11年で30社ほどをエンジェル投資

11年前、長年営んできた広告会社「NIKKO」を手離したことが調子悪く……東京には居辛かったが故に、僕はシンガポールに移りました。それから『日本を外から揺さぶり刺激を与える』と決意し、自分なりにアジアのウミガメを創るべく、累計で30社ほどエンジェル投資に取り組んできました。そして上場を果たしたソーシャルワイヤーや連載ではご紹介できなかった多くの参画先を含め、全ての先で僕の乗組員としての航海は続いています。

一方この間に僕より遥かに若く、資産も経験もある日本人のエンジェル投資家/ベンチャーキャピタルがシンガポールにやってきました。そう、日本人スタートアップに投資する直接金融が一切なかった東南アジアの状況は今や劇的に変わりました。

2017年、参画先ビットバンクが未曾有の仮想通貨相場のただなかに奔流されていた時節に、インターネットの次の軸は『クリプトカレンシー(仮想通貨、暗号資産)』と確信したこと、時を同じくして実弟の喪失によって自身の天命が見えたことで、僕はスタートアップへの新たなエンジェル投資には一区切りつけ、先は家業承継に当座集中すべくも、相変わらず多動しております。

家族とともに次のステージへ

最後にSNSには書かないと決めている家族のことを少しだけ。こちらは4年前の2015年、娘が13歳になった際の、僕のブログです。ジョホールバルのマルボロカレッジマレーシアに都合4年通った彼女は、この後シンガポールに戻ってUWC SEAイースト校に移り、早2年、通学しています。

そろそろ娘もそして家人も!次のステージを迎えることになりますし、僕らは大橋巨泉さんが示された”ひまわり生活”をシンガポール、バンクーバー、ハワイ、そして東京、大阪、新潟などで続けていこう、と夢想しています。今後も僕も娘もブログは書き続けると思うので、お暇をみて覗いてやってください。

おっ!と字数が追ってきたので……筆を置きますわ。ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました 。僕は生きていればきっとSNSの中にいます。ほんで、いつかアジアのどこかでみかけた時は、お気軽に『ポール!』と声を掛けてやってください。ちょっとビックリしつつも喜びます。ごきげんよう。

● 加藤順彦ポール(事業家・LENSMODE PTE LTD)

ASEANで日本人の起業する事業に資本と経営の両面から参画するハンズオン型エンジェルを得意とする事業家。1967年生まれ。大阪府豊中市出身。関西学院大学在学中に株式会社リョーマの設立に参画。1992年、有限会社日広(現GMO NIKKO株式会社)を創業。2008年、NIKKOのGMOグループ傘下入りに伴い退任しシンガポールへ移住。2010年、シンガポール永住権取得。主な参画先にKAMARQ、AGRIBUDDY、ビットバンク、VoiStock等。近著『若者よ、アジアのウミガメとなれ 講演録』(ゴマブックス)。

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