2019.05.06
【第3回】
年収1000万円の先に、1億円は存在しない
年収1億円! 普通のサラリーマンには夢のような金額を、アナタにとってリアルな目標に変えていくのがこの連載です。まず大事なのは思考法。考え方が変われば仕事に対するスタンスが変わり、見えてくる世界が変わります。マーケティングコンサルタント船ケ山哲氏がアナタを年収1億円に導きます。
- CREDIT :
文/船ケ山 哲 編集協力/遠藤励子 写真/内田裕介 スタイリスト/稲田一生 ヘア&メイク/勝間亮平(MASCULIN)

さて、本日からは1億円思考を身につけて頂くための講義となっていくわけですが、その前に大切な教えがありますので、先に伝えておきます。
それは、今のサラリーマンの収入の先には「1億円は待っていない」ということです。
これは、あなたが今、お勤めの会社を想像すれば、理解できると思います。あなたの上司は、1億円の給料をもらっているでしょうか? おそらく大半の人は、もらっていないと答えるはずです。それどころか、上司の年収を知ることで自分の未来は、お先真っ暗と感じる人もいるでしょう。
このように言うと、「それじゃ今回の連載企画自体崩壊していない??」と思う人もいるかもしれませんが、心配ご無用です。
今の会社で一億円を稼ぐことができなくても、「俯瞰した考え方」をもつことで、それを叶えることが可能になるのです。
・ 1社で叶わないのであれば、複数にする
・ 複数でも叶わないのであれば、やり方を変える
・ やり方を変えてもダメであれば、形態を変える
大切なのは、このように願いが叶うまで、見方や考え方をアップデイトしていくことです。そうすることで、年収1億円は夢ではなく、現実的に叶えることができる数字になります。
「作業」ではなく、「価値」を生み出すことを仕事にする
・ 商品を作る
・ 商品を売る
・ 顧客管理する
・ 入金管理する
・ アフターフォローする
このような作業だけでは、どんなに優秀だと言われる人に対してでも、1億円を払う会社はありません。これは、サラリーマンに限ったことではありません。あなたがフリーランスであっても仕事内容がサラリーマンと同じなら、それは「作業」にすぎません。起業とフリーランスを誤解している人も、同じ罠にハマっていることに早く気づくことが必要です。
フリーランスになった人たちが、1000万円を成功だと誤解してしまうのは、サラリーマンの感覚が抜けきれていないからです。
その代表格は、「年収」と「年商」の違いを理解できていないことです。
フリーランスの1000万円というのは、年収ではありません。「年商」です。ということは、経費を差し引いたらいくらも残りません。近所のコンビニでアルバイトした方が、手元にお金が残るという人もいるほどです。これでは、何のために独立したのかわかりません。
安定しない受注の中、経費だけはかかるとなると、自由どころの話ではありませんし、常に頭を下げて回るだけの毎日です。こんなことならサラリーマンでいた方が、100倍安定しています。
しかし、今の会社に居続けても後悔するのは自分です。それは、あなたが一番よく理解していることです。それを解消し、叶えていく方法を伝授するのが、今回の連載となるわけですが、どのような観点をもてば、安定的に稼ぎながら、夢の「1億円を達成する」ことができるのか?
それは、
価値を生み出すことが最短最速で1億円を叶える道
1億円を稼ぐ人:価値を生み出す
1000万円で終わる人:作業を代行する
私もこの考え方の違いが見えなかった時は、毎日が苦しく先が見えませんでした。会社を辞めて独立しても、やっていることといえばサラリーマンの時と変わらない。にもかかわらず、手取りで見ると、ほぼわずかの収入しかない。これでは自由どころか、生活することができません。
そこで私は、考え方を大きく変えることにしました。「作業を代行している限り、経済的、時間的自由はない」ということが分かったからです。
ゲームをやっているのか? それとも、作業を行なっているのか? という違いはあるにせよ、傍目から見たら同じです。これでは、過去の同僚が憧れる理想の独立とは程遠いものとなります。
当時の私は、考え方を変えるといっても、その打開策やアイデアを思いつくことができませんでした。そこでコンサルをお願いし、専門家にアドバイスをもらうことにしたのです。すると、そのコンサルタントの先生は、面白いことを言い出しました。
先生は、「今、行なっていることをそのまま商品化し、“パッケージ販売”すればいいよ」とアドバイスしてくれたのです。
毎日、自分が当たり前に行なっていたことなので、そんなところにお宝があるとは思いもしませんでしたし、こんなものが商品になるとはまったく思っていませんでした。
しかし、コンサルにお金を払って教えてもらっている以上、反発しても自分に得はありません。そこで、この先生に言われたことをベースに、作業をお金に変えるモデルではなく、自分がやっていたことをパッケージングし、価値を生み出すことを始めてみたのです。
これが私の初商品となるわけですが、自分の過去(の作業)をまとめたことで、時間を切り売りせずともお金を生み出す形を作り出すことができたのです。この発想の転換は、私の人生を大きく変えました。なぜなら、誰しも時間には限りがあり、延々に時給を上げていくことはできないからです。
数字を分解すれば、夢は現実のものとなってきます。例えば、
1万円の商品を1万個売ると考えれば自分には無理と感じるかもしれませんが、
100万円の単価のものを100個売れば、1億円になります。
このように単価に掛ける数字を少し変えるだけで100個売るだけで「1億円を達成する」ことができるのです。
もちろん今のあなたには、この100万円という数字も大きなものと感じるかもしれませんが、これも視点を変えるだけで、簡単に感じてしまう技というものがありますので、安心してください。この技については、今後の連載の中で取り扱っていきます。
この時点で大切なのは、作業をお金に変えるのではなく、価値を生み出し、時間や労力とは関係のないところでお金を稼ぐことが1億円を最短最速で叶える道だということを理解することです。
とはいえ、どのような観点を見てば、サラリーマンとして働きながら、価値を生み出すことができるのかイメージできない人もまだまだ多いと思います。次回は、「サラリーマンとして働きながら価値を生み出す視点」についてお話していきます。楽しみにお待ちください。

● 船ケ山 哲(ふながやま・てつ)
1976年、神奈川県出身。心理を活用 したマーケティングを得意とし、人脈なし、コネなし、実績なしの状態から、起業後わずか5年で1000社以上のクライアントを獲得。その卓越したマーケティング手法は、数々の雑誌やメディアに取り上げられ、現在ではテレビ番組(テレビ神奈川)のメインキャストを務めるほか、ラジオ番組(FM横浜)でもメインパーソナリティーとして活躍中の起業家。 またプライベートでは子どもの教育を最優先に考え、マレーシアのジョホールバルに在住。 主な著書に『武器としてのビジネススキル』(PHP研究所)、『お金と自由をもたらす最速の稼ぎ方』(徳間書店)、『洞察のススメ』『超・起業思考』(きずな出版)他。

スーツ8万3500円(オーダー価格)、タイ6500円/ともに麻布テーラー(麻布テーラープレスルーム)、シャツ2万5900円/エリコ フォルミコラ(シップス 銀座店)、メガネ4万4000円/アイヴァン 7285(アイヴァン 7285 トウキョウ)、ブレスレット7万8000円/エンド(ギャラリー・オブ・オーセンティック)、時計80万円/ゼニス、靴6万2000円/パラブーツ(パラブーツ青山店)、チーフはスタイリスト私物
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