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2018.10.16

「360度カメラ」で何が撮れる? プロにオススメ機種を聞きました!

最近、街でも撮影しているのをよく見かける360度カメラ。でも、実際に使ったことのある人はまだまだ少ないのではないでしょうか。ここでは、そんな360度カメラで何が撮れるのか、撮った写真をどう活用するのかなどをフォトグラファー・桐島ローランドさんに伺っていきます。

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取材・文/平井敦貴 取材協力/桐島ローランド

ここ数年、観光名所などでも撮影しているシーンをよく見る360度カメラ。現在、数多くのメーカーから発売されています。

「360度カメラ」はさまざまなメーカーから登場!

2013年に発売されたリコー「THETA」を筆頭に、「GoPro Fusion」「Insta360」「KeyMission 360」など、360度カメラは現在さまざまなメーカーからリリースされています。みなさまもそんなカメラに一度くらいは触れてみたり、写真に写ったりしたことはあるのではないでしょうか。

でも、いざ360度で撮った写真がどう使われるのかと言えば、よくわからない人もきっと多いかと思います。

ここでは、そんな360度カメラ初級者に向けて、その撮り方やVRとの関わり、オススメのカメラなどをフォトグラファー・桐島ローランドさんに伺います。
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前後180度の画像を合成(スティッチ)した一枚画像。この画像を球体状に変換することで360度の空間を描き出します。

前後180度の画像をカメラ内で合成

「まず、360度カメラの原理ですが、これは比較的シンプルです。一般的には『前方180度を写す魚眼レンズ』と『後方180度を写す魚眼レンズ』がカメラの前後に貼り合わされ、その撮影画像をカメラ内で合成(スティッチ)して360度の画像を作り出すという手法が取られています」

そう語るのはフォトグラファーの桐島ローランドさん。カメラはもちろんガジェット類にも造詣が深く、これまで数々の360度カメラを使ってきたそうです。桐島さんは続けます。

「360度カメラの元祖とも言うべきリコー『THETA』が発売されたのは2013年のことですが、一気に普及していったのはVR元年と呼ばれた2016年ごろからですね。

『卵が先か鶏が先か』みたいな話ですが、『360度カメラで撮った画像をVRで見る』『VRデバイスを買ったから360度カメラで撮影をする』という正反対の需要によって、その裾野は一気に広がっていったのだと思います」
360度カメラで撮影した画像や動画はVRゴーグルに写し出すことによって、仮想現実として追体験できます。

360度カメラで撮ったらどうやって見る?

よく360度カメラとセットで語られるVRですが、実際にはどのようにして撮影した画像や動画を見るのでしょうか。

「VRの視聴にはいくつか方法があるのですが、一番手軽なのはスマートフォンとVRゴーグルのセットでの視聴です。360度カメラには多くの場合スマートフォンと連動するアプリがリリースされていますので、そのアプリでVRモードがあればそのモードを選択し、VRゴーグルにセットして視聴する方法ですね。

他にも、HTC VIVEやOculus(オキュラス)などのVR専用機に360度の画像や映像を取り込めば、VRで視聴することも可能です。

ただ、360度カメラで撮った画像や映像は、VRじゃなくても楽しむことは可能です。画像を好きな角度で楽しむことができるパノラマモードや、球体状に写し出すプラネットモードなどがアプリ側に用意されているので、自分の好みにあった視聴方法で楽しんでみると良いかもしれません」
プラネットモードでは空間を丸ごと球体の中に閉じ込めたような不思議な画像を見ることができます。
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ーーでは、そんな360度カメラにはどんな種類があるのでしょうか。桐島さんのオススメポイントとともにご紹介お願いします!

桐島ローランドさんオススメの360度カメラ[1]

「GoPro Fusion」

「僕が個人的に気に入っているのはこの『GoPro Fusion』です。アクションカメラの雄『GoPro』シリーズだけあってスタビライザー機能が強力で、動きに強いのが特徴ですね。ちなみに僕は趣味でバイクに乗るのですが、レースなどでもフロントにはコレをつけて撮影を楽しんでいます。
桐島さんのバイク(クロスカブ)に設置した「GoPro Fusion」。
防水で画質もクリアですし、これ一台でどんなシーンも空間ごと切り取ってくれるので、360度カメラでどれがオススメかと聞かれれば、まずはコレを推薦しますね。

値段は他の機種に比べてやや高めですが、バイクに限らずスキーやサーフィンなど、アクティブな趣味を持っている人であれば買って後悔はないでしょう。また、『GoPro』シリーズはアドビ製のアプリケーション(Premiere Pro や After Effects)とも相性が良いので、後からPCなどで編集をする人にとっても、その使いやすさは実感できると思います」

「GoPro Fusion」

サイズ:75×74×40 mm
カメラセンサー:静止画 1800万画素、動画 5.2K(5228x2624px) 30fps、3K 60fps
価格:7万6000円

桐島ローランドさんオススメの360度カメラ[2]

「Insta 360 ONE X」

「先日、新モデル『X』が発売された『Insta360 ONE』は、手頃な価格と『バレットタイム』撮影がウリですね。バレットタイムというのは、自撮り棒などにこのカメラをつけて自分の周りをグルグル撮影すると、自分を中心にカメラが一周する映像が撮れるモードで、まるで映画『マトリックス』の主人公・ネオが弾丸を避ける有名シーンのような撮影が簡単に行えます。

また、自撮り棒を自動的に消してくれる機能が付いているので、まるでドローンが自分を追従しているような“自撮りっぽくない”映像が撮れるのも面白いですね。

他にも、スマートフォンに直接刺して撮影するモデル『Insta360 nano S』(iPhone用)や『Insta360 Air』(android用)もリリースされているので、シリーズの中から自分にあったものを試してみると良いかもしれません」

「Insta 360 ONE X」

サイズ:114.56×48×27.6 mm
カメラセンサー:静止画 1800万画素、動画 5.7K(5760x2880px) 30fps、3.8K(3840x1920px) 50fps、3K(3008x1504px) 100fps
価格:5万2300円

桐島ローランドさんオススメの360度カメラ[3]

「THETA V」

「最後に、360度カメラの元祖と言うべきリコーの『THETA V』をご紹介します。こちらはデビューして5年のノウハウがあるので、そのぶん使いやすさは洗練されています。プラグイン機能で自分好みにカスタマイズしたり、YouTubeやFacebookへのアップロードがしやすかったりと、シェアして楽しむことをメインに考えるのであれば検討の価値アリでしょう。

不動産業者が物件紹介などで使用しているという話もよく聞くので、業務用途で考えている方はチェックしてみても良いかもしれませんね」

リコー「THETA V」

サイズ:13.6×45.2×22.9 mm
カメラセンサー:静止画 5376x2688px、動画 4K(3840x1920px) 30fps、2K(1920x960px) 30fps
価格:5万6700円

桐島さん、ありがとうございます!

使い始めればハマる360度カメラの世界。ぜひ一度手にとってお試しあれ!

● 桐島ローランド

フォトグラファー・総合ヴィジュアルクリエイター・3DCGエバンジェリスト。

1991年 ニューヨーク大学芸術学部・写真家卒業後、本格的にフリーランス・フォトグラファーとしてのキャリアをN.Y.でスタート。
1993年 東京に活動拠点を移し、多くのファッション撮影、広告撮影の他、ムービー作品も手掛ける。
2007年 パリ・ダカールラリー完走
2014年 3DCGプロダクション、AVATTA設立、代表取締役に就任。ヴィジュアルクリエイターとして写真・ムービー等を制作する傍ら、3DCGが真のフォトリアルとして躍動し融合を果たすことを目的としたエバンジェリストとしての活動を行う。国内外を問わず、多数のテクノロジーオリエテイティドなカンファレンスなどにも出席、マイクロソフトの販売代理店アドバイザー、自動二輪車メーカーのアンバサダー等も務める。

AVATTA URL/https://avatta.net/

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