寝ているだけで若返る!?「まくらオーダー」の知られざる世界

最初の計測は後頭部のカーブ。「凹凸のある方が意外といるんです。そういう方は、固めの中材を選ぶと当たって痛みが出る場合があるので、柔らかめから選んでいただくようにします」（大西さん）。副編集長高橋は大丈夫なので、選択肢は広い。

頚椎の深さを計測。男性の平均は6〜7㎝、女性の平均は4〜4.5㎝だそうだが、高橋は8㎝以上とかなり深め。カーブもしっかりしているので、まくらは高めが合うとのこと。「最近は、パソコンなどで首を突き出す姿勢を続けているせいか、カーブのない〝ストレートネック〟の人も多いんです。肩こりや頭痛をお持ちの場合が多いのですが、まくらを変えて、症状が改善されることもあります」（大西さん）

首の中央から、肩先の長さを左右それぞれ計測。高橋は、右が0.5㎝長い結果に。「スポーツをされている方は、もっと左右差がある場合も。これで寝返りをうつ方向の中材の高さも変わります」（大西さん）

「まくらマイスター」のアドバイスを受けつつ、10種類の中材から好みや機能に合わせて選びます。８箇所のポケットの中材は、それぞれ変えてもよい。高橋は、ソフト系の中材を中心に、加齢臭対策に「炭パルプ」、香りの癒し効果を求めて「ひのき粒」などをプラスしてチョイス。

８箇所のポケットに、チョイスした中材を入れて「オーダーまくら」を制作。それぞれ2㎜単位で高さ調整をしてくれます。さらに、店舗のベッドで、実際に寝てみて試して微調整。