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2017.08.30

葉巻を喫ってみたいけれど、敷居が高くて…と感じるアナタへ、シガー美女からの誘い。

文/秋山 都
写真/松井 康一郎
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かつて麻生太郎氏が現職総理大臣だったとき、公務後にホテルのバーでシガーをたしなんでいることが取りざたされたことがありました。やはり葉巻を愛していた吉田茂氏の孫だけに、愛煙家なんだろうなぁ。だけど仕事が終わってから一服しただけでさまざま言われるとは、総理大臣とはなんと面倒な仕事か、と同情申し上げた次第です。
 
ただ、その一服が紙巻たばこだったら、世間はアレコレ取りざたしたでしょうか。高級ホテルのバーでシガーを喫っていた、という報道だったから人々の関心をあおってしまったのかもしれません。それほどシガーは贅沢な嗜好品であり、庶民の生活からはかけ離れていると考えられているのでしょうか。
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「シガーは男性にとって最強のモテツール!」と語る、中根まきさん(シガークラブ、ジェネラル・マネージャー)。
「たしかにシガーは紙巻たばこより高価ですし、喫い終わるのに時間がかかるため、贅沢な楽しみだと思います。ですが、その1本をお酒とともにゆっくりと味わうことで得られる心豊かな経験はなにものにも代えがたいんですよね」と語るのは、ハバナシガーの輸入商社であるシガークラブでジェネラル・マネージャーを務める中根まきさん。「シガーを楽しむ男性はモテます!」ともいう中根さんが、シガーバーが日本一たくさんある街、銀座で、その楽しみ方を指南してくれました。

「シガーを手にする男性の仕草にグッときます」

◆ サンボア銀座店

中根さんと訪れたのは「サンボア 銀座店」。一枚板のカウンターに紳士がスタンディングで集う名門バーであります。常時8種ほど揃うというシガーにあわせてオーナーバーテンダーである新谷尚人さんが作ってくれたのは「ハイボール」。あれ? シガーといえば、コニャックとか、ラムとか、モルトウイスキーと合わせるのが常套手段と思っていましたが?
「味と香りのペアリングという観点からすれば、そういう意見もあるのは理解しています。でもね、大切なのは、どう楽しむかということだと思うのです。たとえば、せっかくサンボアさんに伺ったのだから、こちらのスペシャリテが飲みたい。シガーもお酒も自由に選んでいただければ」と中根さんが語れば、オーナーバーテンダーの新谷さんも「そうそう。日本のお客さまはいろいろ気にしすぎだから」と加勢します。
では、酔いのまわらぬうちにシガータイムへとまいりましょう。
この日中根さんがセレクトしたのは、「パルタガス セリーD No.4」。10種ほどに分類されるシガーのサイズにおいてはやや小ぶりなロブストサイズ。

「初めての方であれば、ご自分の手のひらサイズで選んでいただければ安心です。着火はオイルライター以外であればなんでもいいのですが、個人的にはマッチの炎がいちばん美味しくなる印象。よく、シガーを炙ってなかなか着火できない方がいらっしゃいますが、軽く吸いながらつけるとスムーズ」と中根さんが言えば、新谷さんも「炙って着火するのは、ぼくたちサービスマンがお客さまのシガーに口をつけるわけにもいかないことから出来上がったスタイル。気にせず、気取らず、ご自分の口で吸いながらつけていただければいいんですよ」と同調。このおふたり、気があいますな。
「このロブストタイプのシガーで吸い終わるまで約45分~1時間。シガーは、それ自体が高価である、というより、この時間がかかるという点において、非常に贅沢な存在だなと思います」(中根さん)。

「シガーは時間にも経済的にも余裕がある方、つまり成功者のご趣味なんですよ」(新谷さん)。

1時間もの間、シガーをゆっくり楽しむのは意外に難しそう。本を読むのはいいけれど、スマホをいじるのは似合わないし、そのゆったりとした時間をどう楽しむか、そこにシガーの醍醐味があるようです。
「私はなにかいいことがあったとき、自分へ『おめでとう』というプチ祝福の気持ちを込めて吸うこともありますし、またはとても忙しかった日に自分自身を取り戻す儀式のような意味で吸うこともあります。シガーはコミュニケーションツールでもありますから、デートであればお相手に1本おすすめしてもよいかと。マニュアルにとらわれることなく、自由な気持ちで楽しんでいただきたいですね」(中根さん)。
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◆ サンボア 銀座店

住所/東京都中央区銀座5-4-7 銀座澤本ビルB1
営業時間/15:00~翌0:00(日・祝~22:00)
定休日/なし
予約・お問い合わせ/☎03-5568-6155

●チャージ0円、ピーナッツ300円

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銀座でシガーを楽しむなら

◆ AQUARIUM

ウェア、ジュエリー、スーツのオーダーサービスはもちろん、バーバー(理髪店)も完備した、まさに男のための隠れ家のような存在であるダンヒル銀座本店内のバー「AQUARIUM」。「創業者アルフレッド・ダンヒルがもし生きていたら、こんな家に住んでいたのでは」というイメージを体現した店内で、ショッピングを楽しみ、ひげを整え、帰り際にふらりとにシガーとスコッチを…なんて夢のような1日がここでは簡単に手に入ります。
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シガーは「コイーバ」「モンテクリスト」「パルタガス セリーD」など各種をラインナップ。
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◆ アクアリウム at ALFRED DUNHILL

住所/東京都中央区銀座2-6-7 明治屋銀座ビル 2F・3F
営業時間/11:00 〜24:00、日・祝11:00〜22:00
定休日/無休
予約・お問い合わせ/☎03-3562-1680


●シガーを吸えるのは3Fのラウンジで17:00~です。

◆ ル・コネスール銀座本店

店内でまず目を引くのはウォークインタイプのヒュミドール。キューバ産ハバナシガーを中心に、常時100種以上がラインナップする、正統派シガーバーです。日々熟成を続けるモルトウイスキーを樽で12個設置していることからシガーとモルトのペアリングもおすすめ。選び方から、楽しみ方、雑学まで、豊富な知識と経験で教えてくれるスタッフがいるのも心強いポイントです。
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東京に6店舗ある「ル・コネスール」のなかで、この銀座が第一号店。
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◆ ル・コネスール銀座本店

住所/東京都中央区銀座8-6-24 銀座会館 1F
営業時間/16:00~翌4:00、土16:00~23:00
定休日/日曜、祝日
予約・お問い合わせ/☎03-3573-8686

◆ レゼルヴァ

「もっとも葉巻を美味しく堪能できる空間」をコンセプトに2014年オープン。シガーにあわせるシングルモルトやコニャックなどの各種のお酒は、一般的なシングル(30cc)、ダブル(60cc)の他に、デミ(15㏄)でも楽しめます。また、50種類(!)から選べるグラスワインと、シガーにあわせるお酒のラインナップにかけては他の追随を許さない存在です。
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ドミニカ産、キューバ産、ニカラグア産などバラエティ豊かなシガー
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◆ レゼルヴァ

住所/東京都中央区銀座6-12-2 東京銀座ビルディング B1
営業時間/月〜木14:00~24:00、金14:00 ~翌2:00、土14:00 〜 20:00
定休日/日曜、祝日
予約・お問い合わせ/☎03-6274-6007

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