モテる大人のスニーカー6選！ やっぱりイタリアものでしょ!?

カジュアルスタイル全盛の昨今。ドレスな着こなしであっても、どこかに“軽み”を設けることが今風のテクとなっています。

とりわけ簡単かつ失敗の少ない“軽見せ技”が、スニーカーを取り入れる手法。ただしキレイめなスタイルに合わせるのであれば、あまりにデコラティブなスニーカーはNGです。ドレスの品格を崩さない色柄に加え、ほっそりスマートな一足を合わせることがスッキリ見せるコツ。

そこでオススメしたいのが、イタリアの熟練ブランドによる新作スニーカー。スマートさを軸にスポーツな要素を適度に取り入れた“イタスニ”は、セットアップスタイルなどを上品かつ軽快に見せる理想の脇役。なかでも履きやすさに定評のある傑作5足をご紹介いたします。

今季絶対マスターしたいのが、セットアップスーツを軽快に着崩すオフスタイルです。衿シャツを用いずクルーネックのニットを着込んだ装いは、シンプルにして大人のエレガンスも十分。

ただし、この着こなしに革靴の合わせでは、もうひとつ“軽さ”が演出できません。上品な色形のスニーカーを合わせることで、清潔感と大人の粋を兼備した装いに仕上がるのです。

昨今はデコラティブな厚底スニーカーも注目されていますが、こういった着こなしにおいて一番に留意すべきは上品さ。細身で、ノーブルな真っ白カーフにスエードをアクセントとするような、スマート＆軽妙な一足こそがマッチするのです。

伊国靴のメッカと呼ばれるマルケにて、100年以上の歴史を誇るＧＭエンドレス社が手掛ける「プレミアータ」。ソールサイドにアクセントを持つなど高いデザイン性が評価され、イタリア国内を始め世界的にヒットしているブランドです。

ブラックのスエードを配した一足は、大人の渋味とモードな雰囲気を漂わせる新作。革靴製作の手法と同様に一足一足木型から型を起こしているため、フィットしつつスマートな細身であるところが特徴です。

4人のアーティストによって2006年、フィレンツェにて創業した「デイト」。クラックレザーやシルバーレザーなど、高感度な素材を大胆に使うことでも知られるプレミアムな新進ブランドです。2018年秋冬から登場した新型のダッドスニーカーモデルがFUGA。

こちらのグレーを基調にブラックやイエローを効果的に配した一足は、スポーティでありながらアクティブすぎないバランスを持つ仕上がり。クッション性に優れたソールやヒールスタイビライザーを搭載しており、安定した歩行を楽しめるところもポイントです。

モードシーンで話題となっているダッドスニーカーを、高級靴匠らしく再解釈した意欲作がこの一足。ミニマルかつエレガントに徹したデザインゆえに、大人でも取り入れやすいところが大きな魅力です。

上品さの秘密は、厳選カーフ使いのアッパーに加え、縫い目を露出させない“レベルソ仕立て”にあり。また、歩きやすさを考慮し、このモデルのためだけに開発したクッション性に優れた特別ソールもポイントのひとつです。

美装の楽園として知られるイタリア･ナポリに拠点を構える「レッテリーゼ」。著名メゾンのシューズ製作を行うファクトリーゆえに、腕の確かさは折り紙付き。この一足はスラックスにもマッチすることを前提に、本格ドレス靴のラストを採用し仕立てられた人気モデルです。

アッパーには“タンポナートレザー”と呼ばれる熟練職人が手仕事で染め付ける革材を使用しており、一般的なスニーカーにはない味わい深いムラ感を放つ仕上がりに。内装はメッシュ仕様なので、これからの季節も終日快適に履ける一足です。

創業1886年という古い歴史を誇る「パントフォラ・ドーロ」。サッカーチームにスパイクを供給していた過去を持ち、スポーツシューズに関してイタリア屈指のノウハウを持つ古豪です。21世紀の現在も職人のハンドメイドにて製作しており、ナチュラルなフィット感と歩きやすさを追求しています。

中でもスリースターは極上の素材と渾身の職人仕立てにこだわった、お値打ち感ある新ライン。キメの細かい高級カーフレーザを用いており、オールホワイトというカラーも相まって、履くだけで装い全体がクリーンに仕上がります。