2016.04.23

仕事なんて最高だ!

金曜の夜から日曜まで予定がびっしり、なんて聞くと人生楽しんでるな〜と思いますよね。もちろん、ある意味そうなんですが男にとって人生でもっとも長い時間を過ごすのは「仕事」の時間。
ならばそこを楽しんでこそ、本当に人生を楽しんでいると言えましょう。と言うかどこまでが仕事でどこまでが遊びなのか、わけがわからないくらいアグレッシブに生きている男こそが格好いい、とLEONは考えます。
そして、ここが重要なんですが、そういうオヤジさんというのは間違いなく仕事がデキますから、当然モテます。というわけで、余暇の時代と言われる今、あえて言わせていただきます。そう、モテるオヤジは、仕事を遊ぶのです!

どちらもデキそに見えませんか?

ホワイトカラーとブルーカラー。そんな言葉がもはや意味をなさない現在においてビジネススタイル=スーツとは限らないですよね。それどころか、時にTシャツとデニムで仕事をこなす人のほうが活躍していたりする世の中です。要は着ている服でオンオフを分けるなんてナンセンスということ。

ただし仕事のデキるオヤジというのは着ている服がスーツであれTシャツであれ、明らかにデキそなオーラが漂っている。じゃ、その "デキそ" っていったいな何なのよ?というのが、本特集を通してお伝えしたい趣旨なのです。

例えば、件の服装で言うと何を着ているかではなくどういう意識で着ているかが肝要だとLEONは考えます。つまり、仕事服を意図的に選び能動的に自己演出をしているかどうかがデキそに見えるか見えないかの分かれ目じゃないか、と。そしてそういう積極的な態度こそが仕事を楽しむってことだと思うのです。
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■右:Tom Ford[トム フォード] 隙のない3ピースが逆に遊んで見えるのです
グレンチェックの3ピースで、チェンジポケット付きのジャケットにベルトレスのパンツ。そんな濃厚な英国風味をスリムなシルエットに封じ込めたスーツで、ビシッとキメる。仕事着=スーツではない今だからこそ、あえてのクラシックスタイルが「楽しんでるな〜」と映るのですよ。左・スーツ74万円、シャツ6万5000円、タイ2万8000円、チーフ2万2000円/すべてトム フォード(トム フォード ジャパン)、メガネ4万7000円/トム フォード アイウエア、その他はスタイリスト私物

■左:Fendi[フェンディ] 節度があればTシャツだって立派な仕事服です
Tシャツで仕事というのも、いまや珍しくはありません。節度と着こなしのキモさえ押さえれば、むしろデキそに見えるのです。男性:Tシャツ3万9000円、ニット(参考商品)、パンツ6万8000円、靴13万1000円/すべてフェンディ(フェンディ ジャパン)、メガネ3万2000円/オリバーゴールドスミス(デコラ)、時計330万円/フランク ミュラー(フランク ミュラー ウォッチランド東京) 女性:ワンピース27万円、靴11万7000円、リング4万1000円/すべてフェンディ(フェンディ ジャパン)
だって、楽しむというのは、言うまでもなく意図的で能動的なことですもんね。そう考えると3ピーススーツをあえてキメッキメにキメるのもTシャツ姿で軽やかに世界を飛び回るのもどちらもデキそな男のスタイル仕事を楽しむオヤジの姿と言えましょう。

もちろん、意図的であれば何でもいいわけじゃありません。そこにはやっぱり仕事の場にふさわしい節度や "デキそ" に見えるポイントというものがありましてパーティーシーンのドレスアップスタイルともプライベートタイムを寛ぐためのTシャツ姿とも違う装い方があるのです。

で、そのあたりの違いをも意識的に楽しみつつ周りの人まで前向きな気分にしてあげるのが真に仕事のデキるオヤジというもの。

当然、そういうオヤジさんの周りには人も情報も集まってきますから、ますます仕事が面白くなり、ますますモテるというわけです。 "デキそ" を装い仕事を "遊ぶ" 。そんなオヤジさんってやっぱりモテると思うのですね。

「スーツがド・クラシック」

仕事服のカジュアル化が進む今だからこそキメるのです

 LEONでは、スーツが仕事服の基本だなんて言うつもりはありません。むしろ仕事のドレスコードがどんどんユルくなり、自由なスタイルが認められる時代なんて面白いじゃないか! と素直に歓迎しています。

でも、ですよ、そんな時代だからこそ、あえてのドレスアップが面白い、とも思うのです。で、どうせやるならダークカラーの3ピーススーツで徹頭徹尾クラシックにキメるのがオヤジの余裕。

さらにタブカラーシャツやタイバー、カフリンクスといった小物を駆使して“盛装”を極めるというのも手。少々コスプレに見えてもいいんです。それこそ仕事服を遊ぶわけですから。しかも、どんなに盛っても品位を失わないところがクラシックの本領。

ですので、心置きなくスーツを遊んでくだされば、と思う次第。もちろん、スーツ姿のキマった男を嫌いな女性はいませんしね。
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Ralph Lauren Purple Label[ラルフ ローレン パープル レーベル] ストイックゆえに滲む色気がクラシックの魅力
上質な英国製の服地を用いた3ピースを、ストライプシャツと小紋タイでこなす。そのストイックな装いから、むしろ男の色気が滲むのです。スーツ62万円、シャツ3万9000円、タイ2万6000円、タイバー4万7000円/すべてラルフ ローレン パープル レーベル(ラルフ ローレン)、その他はスタイリスト私物

「なんならオフィスでデニム」

こなれたデニムだからこそなにしろ節度が肝要です

IT系に象徴される自由な気風の職場では、デニムにTシャツで仕事をするという姿も、今や決して珍しいものではありません。

でも、だからこそ、そこには節度が必要なのです。だって、いかにクリエイティブな仕事とはいえ、誰にも会わないわけじゃない。その時、ヨレヨレのTシャツにズタボロのクラッシュデニムでは、仮にそれがファッションであっても、なかなかデキるオヤジには見えませんよね。

ところが、上質で清潔感ある白Tと、ステッチも控えめなリジッドカラーのテーパードデニムならどうでしょう。一転、楽しみながら仕事に集中しているクリエイティブ系“デキそなオヤジ”と映るはず。これがLEONの考える節度の重要性という意味です。

さらに、このあたりの考えをもう一歩進めてみると、デニム素材のスーツというアイテムも浮上してくる。なにしろスーツですから節度の確保は間違いなし。

タイドアップでキリッと装えば、たいていの仕事は難なくこなせてしまうでしょう。それでいて素材はデニムですから、普通のネイビースーツとは、こなれ感が全然違う。

結果的に、仕事をとことん楽しんでいるデキそなオヤジが完成する、というわけです。
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Belvest[ベルヴェスト] デキそなオヤジはスーツがデニム
極上仕立てのデニムスーツをキリッとタイドアップで。貫禄と遊びとこなれ感が漂います。ね、デキそに見えるでしょ。男性:スーツ25万円/ベルヴェスト(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター)、シャツ3万8000円/イザイア(イザイア ナポリ 東京ミッドタウン)、タイ1万3000円/ラルディーニ、チーフ4800円/アイネックス(ともにストラスブルゴ)、ベルト1万6000円/アンボワーズ(アマン)女性:ワンピース3万1000円/シネクァノン(ストックマン)、カーディガン19万5000円/レ・コパン(サン・フレール)、バングル2万6000円/リンクス オブ ロンドン(リンクス オブ ロンドン青山店)、その他はスタイリスト私物
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「ペンに意外性アリ」

デキるオヤジは、いつ何時も話題の提供者なのです

仕事を楽しんでいるオヤジにとって、その楽しみ方はさまざまです。例えば仕事で使うペンひとつにも、あれこれと考えを巡らせ、意図的なチョイスを楽しむ。

そして、仕事を遊べるオヤジ=デキるオヤジというのは、その選びにとっても気が利いているのです。

なにしろ彼らはファーストインプレッションの大切さをよ〜く知っています。当然、天気の話で始まる出会いほど、印象に残らないものはないことも心得ています。

だから、おもむろにシガーかと見まがうような極太のペンを取り出し、アイデアを熱っぽく書き出したりする。しかも、それがモンブランの、あえてのスケッチペンだったりしますから、そりゃもう、その時点で掴みは完璧、となるのです。

ま、要するに、デキるオヤジはどんな場面でも常に話題の提供者であるということ。我々もぜひ、そうありたいですよね。
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Montblanc[モンブラン] 強印象にして洗練されたスケッチペンの最高峰
ココの代名詞たるマイスターシュテュックからのレオナルド スケッチペン。強印象の一本ながら、機能的かつ洗練されたエレガンスを備えた筆記具。また、プラチナ仕上げのディテールとトップのブランドシンボルマークがブランドのアイデンティティを力強く物語ります。5万3000円/モンブラン(モンブラン コンタクトセンター)

「通勤がシャカシャカ」

とにもかくにも楽チンだから仕事に集中できるのです

デキるオヤジにとって、スーツは嫌々着るものではなく積極的に楽しむもの。そんなオヤジの間で今、もっとも注目を集めるスーツと言えば、軽やかなシャカシャカ素材のソレですね。

とにかく軽くて楽チンですし、シワを気にする必要もなし。ですので、ストレスフリーの状態で仕事に集中したいオヤジさんにはうってつけというわけ。

一方、見た目に関しては、なにしろ新鮮。ビジネスシーンにふさわしい節度と、カットソー1枚でキマるスポーティさを兼ね備えたスタイルは、まさに現代社会に最適の一着と言えましょう。

実際、仕事はもちろん、徹夜もできるし、パーティーにも行けるなんて服、これまでありませんでしたからね。

しかも、現在のシャカシャカスーツの大躍進には、実は日本の繊維テクノロジーが大いに関係しているって知ってました?そういう意外な“ニッポンの素敵”を含んでいる点もLEONが大推奨するひとつの理由なんですね。
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Neil Barrett[ニール バレット] 軽快にして節度アリなスタイルが余裕です
ナイロンスーツこの一着なら、オンタイムのシャカシャカスタイルが楽〜にキマるのです。ジャケット12万5000円、パンツ5万5000円/ともにニール バレット(ニール・バレット・ジャパン)、ニット9万円/クルチアーニ(クルチアーニ 東京ミッドタウン店)、サングラス4万円/オリバーピープルズ×ザ ロウ(オリバーピープルズ 東京ギャラリー)、時計92万5000円/ゼニス、バックパック7万円/アエナ(ストラスブルゴ)、靴3万7000円/レナート パニャニーニ(ウィリー)、自転車29万円/マクリトウキョウ(ブローチャーズ 原宿)

「出張の時間が極上」

デキるオヤジの移動時間は大切なチャージの時間

多忙な人の移動時間の過ごし方は、大きくふたつに分かれるように思います──移動中も仕事をし続ける人と、次に集中するための充電時間に当てる人。で、LEONとしては、こういう時こそメリハリが肝要と考えます。

もちろんここで、仕事を楽しむことのできるオヤジは、充電だからと眠りこけたりはしません。睡眠と充電を別ものととらえ、ともに大切に考える彼らは、ただの移動にも手を抜かず、積極的にリラックスします。

そして、ちゃんとチャージを済ませた頭は、現場に着いた時にはすぐに100%のパフォーマンスを発揮できるというわけです。

さらに、その発想は出張時にも有効です。お気に入りの香りやとっておきのスリッパなど、意図的にリラックスできる道具を持ち込めば、どんなにハードなアウェイゲームもワクワクしながら迎えられる。
そう思いませんか?
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移動時間にこそ積極的にリラックスするのです
お気に入りの音楽を聴きながら、気になっていた本を読む。デキるオヤジの移動時間は、リラックスとインプットのための充電時間です。Tシャツ3万5000円、カーディガン8万7000円、デニム9万2000円、靴14万2000円、トロリーバッグ69万7000円、バックパック37万円/すべてブルネロ クチネリ(ブルネロ クチネリ ジャパン)、時計405万円/フランク ミュラー(フランク ミュラー ウォッチランド東京)、ブックカバー3万1000円/ヴァレクストラ(ヴァレクストラ・ジャパン)、ヘッドフォン3万5000円/ボーズ(ボーズ カスタマーサービス)

写真/人物・谷田政史(CaNN)、静物・林 敏一郎、柳川夏子(ともにFOREST)
スタイリング/四方章敬 (code)、ヘア/松本和也(W)メイク/Aiko Ono(angle)
文/竹内虎之介(シティライツ)、池田保行、長谷川 剛(ともにzeroyonlab)
写真提供/アフロ 撮影協力/the SOHO、Props Now Tokyo

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