軽快さも上品さも妥協しない！ 欲張りオトコの最強シューズ

一般的なシューズの印象は、スニーカー＝楽ちん、ドレス靴＝品がある、といった感じだと思いますが、ことファッションに関して欲張りな我々としては、その両立こそが理想。軽快さも色気も妥協したくないですからね。足元の存在感が増す春夏シーズン到来のいまこそ、まさにそんな一足が欲しいところ。と思っていた矢先、見つけちゃいました！ 我らがサントーニの新作「Tramaコレクション」にて。

緯糸や組織を意味するイタリア語の「Trama（トラマ）」。シューズを見ればその由来は一目瞭然でしょう。1975年の創業以来、伝統的なクラフトマンシップに基づいた色気靴を提案し続けるイタリア靴の雄、サントーニ。新コレクションは、ある意味同ブランドの真骨頂と言えるのかも知れません。

「Tramaコレクション」の最大の特徴は、編み込みレザー。編み込みといってもイントレチャートとはちょいと違って、四角形にパンチングしたレザーにカットされたレザーを通していく手法。なんだかアリゲーターっぽい？ と思った方は鋭い！ そうなんです、実はこの編み上げ手法は、アリゲーターの斑紋からインスピレーションを得ているんです。

見どころは立体感で、編み込みによる物理的な凹凸に加えて、アンティークフィニッシュにより色みからも立体感を感じられるのがポイント。アンティークフィニッシュといえば、シューズに色気のある表情を与えるサントーニの十八番。編み込みレザーは、その効能を一層強調してくれるんです。

そしてその立体感は、コーデがシンプルになる分、足元に存在感が欲しくなる春夏にはまさに理想的。編み込みレザーなので足なじみしやすいのも、春夏にはうれしい限りです。

見てください、ローファーなのにこの色気と存在感！ そもそもボリュームのあるラストを採用していますが、それに加えて編み込みレザーとアンティークフィニッシュによる立体感が、一瞬で足元を主役にしてくれます。ちなみにグッドイヤーウェルト式製法で底付けされたアウトソールは、ココンチおなじみのオレンジ。その一瞬の差し色効果も、春夏コーデにはもってこいですよね。

アリゲーターの斑紋に着想を得たとあって、スニーカーでもラグジュアリー感をアピールできます。それでいて、ネイビー×ホワイトカラーは春夏らしい爽やかさも。アッパーとトウで編み込みレザーがサイズ違いになっている辺りに、職人技を感じさせますよね。こちらのアウトソールにおいても、シグネチャーカラーであるオレンジを配色しています。

イマドキなビジネススタイルにマッチする、クリーンなホワイトレザースニーカー。サイドパネルにデザインした編み込みレザーは、一見さり気なくもその立体感は確かな存在感を放ちます。編み込み部分のみアンティークフィニッシュを施しているのも、その要因に。このメリハリ感が、シンプルな春夏コーデに有用なんです。

コチラは目の大きなマキシトラマ。見てのとおり、編み込みレザーとアンティークフィニッシュによる立体感が、一層際立っています。おまけにダブルバックルとあって、足元でのアピール度は抜群。かなりコンセプチュアリーですが、春夏はコレぐらい攻めてもイイんじゃないでしょうか。それでいて、マッケイ式製法の採用により履き心地は軽やかです。