40代オトコのシミ取り続報！ 首のイボも気になりまして……

男性でも40代に入った頃から気になり始めるシミ。悩みを抱える一人としてLEONの堀川副編集長(44歳)が自らクリニックのシミ治療に挑んだのは、4月末のこと（前回の記事はコチラ）。それから半年ほど経過した状況はというと？

｢頬のシミが消えて全体的に目立たなくなりました。ただ、新しいシミがチラホラ出てきているような感じもして……｣と堀川副編集長。さらに、｢顔にあったイボと同じようなものが、実は首にもできていて気になっているんです｣と悩みを告白。

そこで、｢残ったシミは、夏の間に新たにできるものも含め、秋にまとめて解決しましょう｣という前回の治療時に受けたアドバイスに従い、11月にシロノクリニック恵比寿の大野由実医師のもとを再び訪ねました。

大野　前回お会いした時より日焼けされた印象ですが、夏の間はどう過ごされました？

堀川　先生に言われた通り、なるべく日焼け止めを塗って過ごしていました(笑)。もちろん忘れた時もありましたけど、在宅ワークも多かったですし、朝から晩まで長時間外にいるような夏の過ごし方はあまりしなかったと思います。

大野　会社にいるとランチで外に出た時なんかにうっかり日焼けしがちですが、その点は心配なかったわけですね。ゴルフや海には行かれました？

堀川　海はまったく行ってないです。ゴルフも今年の夏は少なくて月に1回くらいかな。でも、その時も日焼け止めを塗って家を出て、ゴルフ場でラウンドする前にもう一度塗り直していたので、それほど抜かりはないかと。

大野　不思議ですねぇ～、その割にはイイ色に日焼けされている感じですが(笑)。

堀川　もともと日焼けしやすいタイプだからでしょうか。……あっ、そういえばキャンプを2週間に1回ほどしていました。全然自覚がなかったですが、その影響が大きいのかも。

大野　日焼け止めを忘れてしまったと？

堀川　いや、朝出かける前には塗るんです。でも、なんやかんやして汗をかいたら顔を洗っちゃったりして、正直、かなり気がゆるんでいたので。

大野　なるほど、それが日焼けの原因かもしれませんね。これからの時季はますます油断しがちですが、木々の葉が落ちて木陰が減っていますし、スキーなどウィンタースポーツをする時は雪の照り返しもあって特に日焼けしやすいですから、引き続き注意をお願いします。

大野　では、肌を診させていただきますね。……あら、なかなかいいですよ。くっきり目立つようなシミはほぼないですし、男性は何もかも取ってキレイにしすぎても好印象にならない場合があるので、かなり理想的な状態と言えると思います。

堀川　おっ、ホメられた(笑)。前回受けたのはフォトシルクプラス(※1)でしたっけ？ 確か、治療して何カ月かすると肌の奥の方にあるシミが表面に出てくるという話でしたけど。

大野　ええ。でも幸い、奥から出てきたようなシミは見当たりませんね。しいて言えば、頬の高い位置にモヤモヤとありますが、この程度なら取るかどうかはお好みかと。頬の側面に残っている濃いシミは、メラニン色素がフォトシルクプラスの光が届かない深い場所にあるので、Ｑスイッチルビーレーザー(※2)という強めのレーザーを当てるといいと思います。

堀川　そのレーザーを当てたあとはどんな経過を？

大野　直後は赤みが出ますが、テープで保護しますので、それが自然にはがれるまでそのままにしてください。1週間ほどでカサブタがとれてピンク色の皮膚が現れますが、その後に色素沈着が起きてくるので、キレイになるまで大体3カ月はかかりますね。回復を促す塗り薬や内服薬もお出ししますが、完治するまでは紫外線対策もきちんとお願いします。

堀川　わかりました、気を抜かないように頑張ります。

大野　頬の高い所のモヤモヤはどうしましょう？ ご希望でしたら、その部分だけフォトシルクプラスを足すこともできますが。

堀川　まとめて片付けていただけるなら、ぜひお願いしたいです。

堀川　先生、実はもう1つご相談がありまして。前回、顔のイボを取っていただきましたけど、あのイボの子供みたいなものが首にも複数できていて困っているんです。

大野　(首を診ながら)確かに小さいのがプツプツありますね。顔に以前あったイボは脂漏性角化症(※3)でしたが、この首のイボは主にアクロコルドン(※4)でしょう。原因の1つは皮膚の老化ですが、紫外線や摩擦の影響もあって、年齢を問わずよく見られるものです。

堀川　顔のイボの時も言いましたけど、この首のイボも父親に結構あるんです。

大野　イボができやすい体質というのはありますし、体質は親子で似る傾向にありますからね。イボにはほかにウイルスでできるものもあって、いろいろ複雑なんです。そういったタイプは触ったり引っかいたりするとほかの部位まで広がってしまうんですよ。

堀川　えっ、ウイルスも関係しているんですか。それは一体どこから？

大野　あくまで一例ですが、電車の手すりやドアノブなどですね。そういったものを介して気づかないうちに拾っているんです。ただ、アクロコルドンはウイルス性のイボではないのでご安心を。でも、イジっていると悪化させてしまう可能性があるので注意してください。

堀川　思い当たるフシがあります。そっか〜、自分でひどくしていたんだな。

大野　あ、でも取るのは簡単ですから大丈夫ですよ。あまり深刻にならずに｢できたら取る｣とシンプルに考えていただいたほうがいいと思います。ただ、男性は首のイボが気になっても、どうしていいかわからず放置してしまっている方が多いんですよね。

堀川　それ、すごくわかります。僕も30代半ば頃からでき始めたのですが、どこに相談に行けばいいんだろうとずっと思っていたので……。イボってシミと同じくらい老けた印象を与えるし、同じように気にしている男性はかなり多いんじゃないかな。

大野　そんな方はぜひ美容クリニックにご相談を(笑)。一般の皮膚科だと、イボは液体窒素で焼くことが多いのですが、それだと時間もかかるし、色素沈着を起こしやすいんです。治療費は割高になりますが、美容クリニックなら炭酸ガスレーザー(※5)で素早くピンポイントで取り除けますから。では、今日は首のイボも一緒にヤッチャッテいいでしょうか？

堀川　はい、よろしくお願いします！

施術は一番マイルドなフォトシルクプラスからスタート。ゴーグルを装着して目を保護したあと、モヤモヤしたシミが目立つ頬の高い部位を中心にやけどを防ぐジェルを塗り、カメラのフラッシュのように強い光を照射します。頬全体から鼻にかけて広範囲に照射した前回と異なり、今回はシミのある所に限定しているため、施術はわずか3分ほどで終了。

続いて、頬側面のシミをピンポイントで狙い撃ちに。使用するQスイッチルビーレーザーは、レーザーの中でもハイパワーで肌にダメージが大きいため、事前に麻酔テープを用いて、さらにコットンで肌を冷やしながら照射していきます。こうした処置で痛みに弱い男性でも安心して受けられるそう。自称‟痛みに強いタイプ”の副編集長は余裕で乗り切りました。

最後は、今回の裏のメインテーマともいえる首のイボ取り。ここで使う炭酸ガスレーザーもパワーが強いため、事前に麻酔テープを使用。といっても、1～3mmのイボへのレーザー照射はわずか数秒。そのあとに削れた皮膚をコットンでこすり落とし、丁寧に取り除いていきます。首の前から後ろ側まで念入りな施術で、除去したイボの数はトータル40～50個にも！

施術後は前回より赤みが強く出現。Qスイッチルビーレーザーで7個のシミを取り除いた頬側面は保護テープで目立たないものの、フォトシルクプラスを照射した頬の高い部位、炭酸ガスレーザーで40個以上のイボを取り除いた首は、やけどをしたかのような雰囲気に。

｢フォトシルクプラスを照射した部位はシミが濃く浮き上がったのち、1週間〜10日ではがれ落ちます。Qスイッチルビーレーザーで除去したシミは、1週間ほどでカサブタがとれてピンク色の肌が現れますが、その後に色素沈着が生じるので、塗り薬や内服薬、日焼け止めできちんと対策をお願いします。炭酸ガスレーザーで削った首のアクロコルドンは、黒いカサブタになったあと、約10日～2週間ではがれ落ちてキレイになりますよ｣（大野医師）

さて、2回目の治療を終えた堀川副編集長の感想は？

｢フォトシルクプラスを受けた頬は前回より赤みが出て、やけどをしたようなヒリつきを感じます。施術中も熱を感じたし、痛みに弱い人は施術が一瞬で終わるレーザーの方が楽なのかも!? 首のイボ取りは麻酔のお蔭で痛みもなく、あっという間でした。何より長年の悩みを解決できたのが嬉しいですね。おじいさんな印象を払拭できますし、オススメですよ｣

治療当日のレポートは以上。堀川副編集長の顔のシミと首のイボは、この後どうなるのか!? 気になる経過は｢40代オトコの『続・シミ取り』結果発表！ 首のイボも取って、どうなった？｣をチェック。