2025.11.30
◾️ モテる大人のヒゲカタログ 【vol.02】
白と黒のヒゲMIX、塩顔はヒゲで強印象、薄いヒゲを濃く見せる術【イケオジのヒゲ3選】
単なる身だしなみの範疇を超え、自身のキャラクターや美学までも表現できるヒゲ。その最適解を求め、ヒゲデザインに特化した「バーニーズ バーバーショップ by カミソリ倶楽部148」の常連たちにスナップを敢行しました！
- CREDIT :
写真／トヨダリョウ 文／大塚綾子 編集／菊地奈緒（Web LEON）
そのヒゲスタイル、古臭いかも!? “シャープに整えて余白を作る”トリミングがアップデイトの秘訣です
男にとってヒゲは、個性と品格を決める大切な要素。わずかなニュアンスで印象が大きく変わるので、男を上げる武器にもなります。そこで、2024年に好評を得たヒゲスタイルでもご紹介した「バーニーズ バーバーショップ by カミソリ倶楽部148」へ。30〜50代の常連客の方々に、ヒゲスタイルを見せていただきました。
◼️ 三枝文明さん（50歳・会社経営）
どの角度から見てもヒゲが飛び出さない、美しいトリミングの「アンカー」スタイルはプロならでは！
キメすぎずナチュラルなパーマスタイルに、「アンカー（イカリ型に整えた）」スタイルのヒゲが映える三枝さん。30歳頃からヒゲを伸ばし始めた理由は、毎日のヒゲ剃りが面倒だったから。
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まずはあごヒゲから伸ばして自分なりに形を整えていましたが、10年前に口ヒゲも生やし始めたタイミングで「バーニーズ バーバーショップ by カミソリ倶楽部148」代表の丸山尊人さんの元に通うように。「丸山さんに輪郭やヒゲの毛質まで丁寧にみていただき、今のスタイルに落ち着きました」（三枝さん）
当時も同じ「アンカー」スタイルでしたが、口ヒゲ、あごヒゲともに、もう少し幅が広めだったそう。
「『アンカー』は幅を広くとりすぎると、どうしても昭和の軍人風の古臭い印象になりがち。シャープに整えて余白を作ることで、今の空気感に合う精悍さが生まれます。ただし細くしすぎると、一気にヤンチャな印象になるので、顔立ちとのバランスを見極めたさじ加減が重要ですね」（丸山さん）
当時も同じ「アンカー」スタイルでしたが、口ヒゲ、あごヒゲともに、もう少し幅が広めだったそう。
「『アンカー』は幅を広くとりすぎると、どうしても昭和の軍人風の古臭い印象になりがち。シャープに整えて余白を作ることで、今の空気感に合う精悍さが生まれます。ただし細くしすぎると、一気にヤンチャな印象になるので、顔立ちとのバランスを見極めたさじ加減が重要ですね」（丸山さん）
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正面から見た時だけでなく、横や斜めなど、どの角度から見ても立体感があり美しく、かつヒゲが飛び出さない隙のないスタイルは、プロのトリミングならでは。
「単に長さを揃えるのではなく立体感が生まれるのがすごいところですね。こればかりは自分で三面鏡を見ながら整えようとしても難しいです」と三枝さん。月に一度はヘアカットと合わせて、左右のバランスなど細かい部分をチェックしてもらうのだそう。
パーマヘアにサイドを刈り上げたツーブロックは軽さと清潔感を演出しながら、ヒゲスタイルにもマッチ。「ちょっと攻めたヘアスタイルですが、しっかり整えたヒゲと三枝さんのチャームポイントである優しげな目尻のシワのおかげで、大人の色気に昇華されるんです」と丸山さんもご満悦。
「単に長さを揃えるのではなく立体感が生まれるのがすごいところですね。こればかりは自分で三面鏡を見ながら整えようとしても難しいです」と三枝さん。月に一度はヘアカットと合わせて、左右のバランスなど細かい部分をチェックしてもらうのだそう。
パーマヘアにサイドを刈り上げたツーブロックは軽さと清潔感を演出しながら、ヒゲスタイルにもマッチ。「ちょっと攻めたヘアスタイルですが、しっかり整えたヒゲと三枝さんのチャームポイントである優しげな目尻のシワのおかげで、大人の色気に昇華されるんです」と丸山さんもご満悦。
▲ ブルゾン12万1000円／ARMA、ニット4万4000円／LUCA INNOCENTI（ともにバーニーズ ニューヨーク横浜店）
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またLEON世代が気になり始めるのが、ヒゲの白髪問題。丸山さんは、年代に応じてトリミングのアプローチを変えることが大切だと言います。
「40代、50代はまだまだ白いヒゲと黒いヒゲが入り混じる時期。三枝さんも白髪が数本だった頃はなるべく目立たないように一本一本を削ぐように短くカットしていましたが、最近はだいぶ増えてきたので、白髪を生かす方向に切り替えました。白いヒゲは先端をハサミで整え、肉で言うところの“サシ”のように、黒いヒゲとバランスよくミックスしています」（丸山さん）
「40代、50代はまだまだ白いヒゲと黒いヒゲが入り混じる時期。三枝さんも白髪が数本だった頃はなるべく目立たないように一本一本を削ぐように短くカットしていましたが、最近はだいぶ増えてきたので、白髪を生かす方向に切り替えました。白いヒゲは先端をハサミで整え、肉で言うところの“サシ”のように、黒いヒゲとバランスよくミックスしています」（丸山さん）
■ 担当した理容師は……丸山尊人さん（57歳）
豊富な知識とヒゲ愛で「バーニーズ バーバーショップ by カミソリ倶楽部148」を率いるリーダー。ヒゲのスペシャリストとして各種メディアでも活躍中。オーナーを務めるバーバー「B-Collector」（横浜・東白楽）には、全国各地からヒゲ愛好家たちが訪れる。ヒゲ情報満載のYouTube「ひげスタチャンネル」には、平井“ファラオ“光さんを始め、今回モデルとして登場した方々も出演中なので、要チェック。
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◼️ 平井“ファラオ“光さん（41歳・お笑い芸人）
お笑い芸人として、無味無臭な顔もヒゲがあることで覚えてもらえるかもという戦略で伸ばし始めました
すべてのヒゲをつなげた「フルビアード」から口ヒゲを独立させたクラシカルな「ヴァンダイク」スタイルでキメた平井“ファラオ”光さんは、漫才コンビ「馬鹿よ貴方は」のボケ担当。「バーニーズ バーバーショップ by カミソリ倶楽部148」代表の丸山さんが担当するヒゲは、口角を長めに残した口ヒゲ「カイゼル」もポイント。あごヒゲの先端が長く、サイドへと自然なグラデーションでつなげることでフェイスラインをシャープに見せたヒゲスタイルです。
平井さんが、ヒゲを楽しむようになったのはコンビを組んで2、3年経った20代半ば。「単純にカッコつけたかったのもありますが、何の特徴もない無味無臭な顔なので、ヒゲがあったほうが覚えてもらいやすいんじゃないかという戦略もありました」
平井さんが、ヒゲを楽しむようになったのはコンビを組んで2、3年経った20代半ば。「単純にカッコつけたかったのもありますが、何の特徴もない無味無臭な顔なので、ヒゲがあったほうが覚えてもらいやすいんじゃないかという戦略もありました」
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70年代のエリック・クラプトンに憧れ、最初は顔中モジャモジャの不精ヒゲを目指していた平井さん。当時はヒゲに対する知識も乏しく、無闇に伸ばしていたものの、理想のスタイルにはほど遠かったとか。そんななか10年ほど前に丸山さんとテレビ番組で共演したことで、ヒゲに対する意識が変わったと言います。
「日本人と欧米人のヒゲの質や毛量の違いなどの知識や、どんなスタイルが似合うのかなど、カメラが回っていないところでもたくさんアドバイスをもらいました。その頃は地下ライブ中心で、決まった芸人のメンバーと決まったお客さんの前でばかりで活動していたこともあり、客観的な視点に気づくことができましたね」
「日本人と欧米人のヒゲの質や毛量の違いなどの知識や、どんなスタイルが似合うのかなど、カメラが回っていないところでもたくさんアドバイスをもらいました。その頃は地下ライブ中心で、決まった芸人のメンバーと決まったお客さんの前でばかりで活動していたこともあり、客観的な視点に気づくことができましたね」
▲ ジャケット9万5700円／YOKE、シャツ2万4200円／BARNEYS NEW YORK、スカーフ4万2900円／SEAWARD＆STEARN（すべてバーニーズ ニューヨーク横浜店）
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現在はコンビ活動のほかに、3人組のコントユニット「大人のお笑い」としても活動中。独特の「間」と「空気感」を大切にした、温度感低めの笑いを追求している平井さん。洗練されたコントのスタイルに合わせて、以前よりもヒゲの印象を控えめにシフトして、大人っぽいたたずまいに。
舞台に立つ時は、ひげ用ワックスで口ヒゲ「カイゼル」をハネ上げるようにセットして、よりキャッチーにアクセントを。キャッチーなヒゲが日常から少しだけ逸脱したシュールな世界観の構築にもひと役買っています。
舞台に立つ時は、ひげ用ワックスで口ヒゲ「カイゼル」をハネ上げるようにセットして、よりキャッチーにアクセントを。キャッチーなヒゲが日常から少しだけ逸脱したシュールな世界観の構築にもひと役買っています。
◼️ 小林佑輔さん（33歳・理容師）
薄いヒゲをカバーするため、横から見た時の厚み、前から見た時の奥行きを出して、少しでも濃く見せています
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コンパクトな「アンカー（イカリ型に整えた）」スタイルで登場した小林さんは、「バーニーズ バーバーショップ by カミソリ倶楽部148」のメンバー・関 邦彦さんが、横浜・綱島で営むバーバー「STANDARD」で理容師として活躍しています。
ヒゲ歴は3年。「仕事柄、年配のお客様と接する機会も多く、年齢相応の落ち着きが欲しかったので、30歳を過ぎてから、ヒゲを生やし始めました」（小林さん）。今回のヒゲスタイルは、関さんによるデザイン。
「彼はヒゲが薄いので、少しでも濃く厚く見せるために、口ヒゲの上部を長めにして、下のラインに揃えて、かぶせるようにトリミングしています。髪型で言うとワンレングスと一緒なので、厚みが出て重く見えるんです。
とはいえ、ただ単に上だけ長くしてしまうと、横から見た時にバランスが悪いので、内側には微妙に短くカットした毛を交えて、濃く厚く見せるように作っています」（関さん）
ヒゲ歴は3年。「仕事柄、年配のお客様と接する機会も多く、年齢相応の落ち着きが欲しかったので、30歳を過ぎてから、ヒゲを生やし始めました」（小林さん）。今回のヒゲスタイルは、関さんによるデザイン。
「彼はヒゲが薄いので、少しでも濃く厚く見せるために、口ヒゲの上部を長めにして、下のラインに揃えて、かぶせるようにトリミングしています。髪型で言うとワンレングスと一緒なので、厚みが出て重く見えるんです。
とはいえ、ただ単に上だけ長くしてしまうと、横から見た時にバランスが悪いので、内側には微妙に短くカットした毛を交えて、濃く厚く見せるように作っています」（関さん）
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ヒゲを濃く見せるテクニックは、あごヒゲにも。あご下のヒゲは顔の側面まで残し、奥行きを作ることで、横顔はもちろん正面から見た時にもヒゲが厚く濃く見えるそう。
「普段のお手入れはある程度伸びてきたら、薄いながらもシルエットが出るように意識して、仕事道具のハサミやカミソリで整えています。ヒゲを生やし始めてからは、自分と同じように“薄いけれどヒゲに挑戦してみたい”という悩みをもつお客様から、アドバイスを求められることも増えてきました」と小林さん。
「普段のお手入れはある程度伸びてきたら、薄いながらもシルエットが出るように意識して、仕事道具のハサミやカミソリで整えています。ヒゲを生やし始めてからは、自分と同じように“薄いけれどヒゲに挑戦してみたい”という悩みをもつお客様から、アドバイスを求められることも増えてきました」と小林さん。
▲ ジャケット6万9300円／OVERCOAT、スウェット6万500円／SAINT Mxxxxxx（ともにバーニーズ ニューヨーク横浜店）
普段はカジュアルなファッションが多く、ヒゲもラフな印象なので、髪型はサイドやバックを刈り上げてトップに向かって長くしていくフェードスタイルでスッキリ、キレイめに。ヒゲ、ヘアスタイル、ファッションのトータルでバランスをとっています。
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憧れのヒゲスタイルは、“ヒゲが似合う著名人”としてもたびたび名前が挙がる俳優の山田孝之さん。「特に挑戦してみたいのが、TVドラマ『闇金ウシジマくん』で見せた、口ヒゲがなくあごヒゲともみあげがつながったスタイル。男性ホルモンの関係で、30代半ばくらいにヒゲが濃くなる可能性があると言われているので、まだ諦めていません！」
■ 担当した理容師は……関 邦彦さん（42歳）
理容師歴は23年。「バーニーズ バーバーショップ by カミソリ倶楽部148」に立ち上げから参画する。オーナーを務める横浜・綱島の「STANDARD」は、こだわりのヒゲスタイルはもちろん、確かなカット技術が評判。０〜80歳の顧客が通う、地元で愛されるバーバー。
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※掲載商品はすべて税込み価格です
■ BARNEYS BARBER’S SHOP by KAMISORI CLUB148
ヘアカット＆シャンプー＆ヒゲデザイン＆シェービング（初回カウンセリング付き）1万1800〜1万3300円（80〜100分）、ヒゲデザインシェービング初回（カウンセリング・眉サービス付き）6000〜8000円（30〜45分）など
住所／神奈川県横浜市中区山下町36-1 バーニーズ ニューヨーク横浜店4F
TEL／045-681-8890（要予約）
営業時間／14:00〜19:00
休／月・火曜 ※臨時休業あり
HP／https://www.kamisoriclub.co.jp/pages/barber-shop-info
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