2025.11.19

記憶に残るキスって……？ルイ・ヴィトンから至高のリップが登場しました

「ラ･ボーテルイ･ヴィトン｣から、メゾンのマスター･パフューマージャック･キャヴァリエ･ベルトリュードが独自に調香した香りを纏ったリップが登場しました。その香りはキスの余韻となり、殿方を虜にすることかと。オヤジの皆さまはよくよくご注意あれ……。

CREDIT :: 写真／渡辺修身　スタイリング／四方章敬　文／星野真琴（LEON）

「ラ･ボーテルイ･ヴィトン」の『LV ルージュ』for NIKITA　

高揚のスイッチは余韻となり時に彼を焦がす

接近戦で香る、魅惑のリップスティックルイ・ヴィトンより、パット・マクグラス氏が手がけるビューティ・コレクションが登場。「LV」がローマ数字で55を意味するのにちなみ、カラー展開は55色。サテンカラーとマットカラーという仕上がりの異なるふたつの質感が揃います。うるおいを与えるシアバターとヒアルロン酸を豊富に配合しているため、快適なつけ心地を実現。いつでも準備OK！な口元が叶います。［右からLV ルージュ 854,203,200,105,601,307］各2万3100円／ラ・ボーテルイ・ヴィトン（ルイ・ヴィトンクライアントサービス）

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記憶に残るキスはそう多くない。かつてはゴールだったはずが、気づけばただの挨拶に……なんて、無味乾燥な成熟は認めたくない事実。反して、ファーストキスの甘酸っぱい記憶は、鮮烈に覚えているものでして。

それは当時、最大の愛情表現であり、そこに感情がともなった行為だったから。悲しきかな、私たち、物分かりの良い大人になりすぎてしまったのですね。

さて、今回ご紹介するのは「ラ･ボーテルイ･ヴィトン｣のリップ。トランクの金具から着想を得たデザインにストーリー性あるカラーとまさに気分が高まる品ですが、それだけではございません。こちらは、メゾンのマスター･パフューマーであるジャック･キャヴァリエ･ベルトリュード氏が、このリップのために調香したミモザ、ジャスミン、ローズによるオリジナルの香りを楽しめるのです。

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五感のなかで唯一、記憶とともに、その瞬間の感情も想起させる嗅覚。あの人が「君とのキスはなんだか特別」と魔法にかかればシメたもの。その香りの足跡が余韻となり、永遠に彼を惑わし続けるのです。

もちろん、愛の行く末はふたり次第。ひとりの殿方を虜にしてしまう、その覚悟は必要ですけど。ズルい女になる覚悟はもちろんおもちのはず。だって、私たち“物分かりの良い大人”ですからね。

2025年12月号より
※価格はすべて税込み価格です